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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
異世界に着いた様でして?不幸の始まり
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決戦 女神VS魔王


#5 決戦 女神VS魔王



今私が置かれている状況が何となく分かった、女神さんと魔王さんの事など、疑問に思っていた事が聞けて、スッキリして一息ついてたら、急に女神さんが。


『関ヶ原さん! せっかく女の子になったのに、名前が渋い戦国武将みたいな感じじゃないですか! どうせなら可愛いお名前にしませんか? 私は色々案があるのですが、いかがでしょう?』


私はうーんと悩みながら考えていると、魔王さんが口を開き……


『確かにな……このままじゃ俺を倒して、国から英雄として奉り上げられた時に、見た目がこんなちっこいのに渋い感じの男の名前じゃ~ ミスマッチ感がやべぇーよな…… もっと高貴で!崇め奉りたくなるようなイケてる名前じゃねぇーとな! 魔王はこんな訳分からん名前の奴に負けたのか……

何て言われたら耐えらんねぇ…… つー事で俺も考えてやる、喜べ!』


「じゃあお二人ともよろしくお願いします」


というか私はこの世界住人と会話せずに、何故? 女神とか魔王とお喋りしているのだろう? 普通の人と話しをしたい欲求が出てくる。

女神さんと魔王さんの命名対決が開始しました。

そこで女神さんが元気よく、嬉しそうに『はい!』と声を上げた!


『ふっふっふー♪ では! いきますよー…… エガオ·プリ·チー子ちゃんなんていうのはいかがでしょうか!』


「え? 恥ずかしいし昭和の香りがします! 却下でお願いします」


ガーンと明らかに落ち込み凹む女神さん、『だらしねぇーなーお前のセンス無さすぎ!』と笑いながら挙手をして、魔王さんが高らかに声を上げる。


『じゃあ俺の番だぜ! 耳の穴かっぽじって聞けよ!メルキュリアス·ジオ·ガヌゥンドゥール』


――確かに格好よさと高貴さと偉い感じはあるが、明らかに勇者のというか、悪役の名前である。



「魔王さん、確かに良いです」


『そうだろ?もうコレで決まりじゃね?』


「しかし明らかに勇者ではなく敵役っぽさが溢れ出てまして、せっかく考えて頂いたのですが…… すみませんがお断りします」


『なんだとぉ!! 俺のセンスに文句あんのか! せっかく考えてやったのに、クソッ……』


それから何個も考えてお互いに出して頂いた……

①ラブリー·きゃわうぃー子ちゃん

②ラヴァヒュス·デス·ローズ

③ピーチ·ヒップ·ぷにぷに子ちゃん

④ベルティア·ダーティ·サーシェス

:

:

:

それからしばらく経ち…… 魔王さんが納得行かねぇ!とばかりにイラ付き、ままならない気持ちをぶつけて来る。


『なんだよ! 何が不満なんだよ! 俺の素晴らしい名前を全部却下しまくりやがって! 』


『私なんて全部名前が言い終わってないのに却下されましたのよ…… しくしく』


「すみません…… しかし自分の名前なので軽い気持ちで妥協して決めるのは嫌なので」


『その気持ちは分かるがよー…… 俺らは必死でお前の為に絞り出したんだぞ?』


――そう言われましても、うーん…本当にどうしよ、

まてよ、出た名前を組み替えてみるのはどうだろうか?


「メルティア·ラブ·ローズヒップ、なんてどうでしょうか?」


『あらぁー可愛いらしい名前ですね〜私の上げた名前も入ってますし、大賛成です!』


『ちっと可愛らしすぎるが、勇者の見てくれにあって、いいんじゃねぇーの? 高貴な感じもするし、俺も異論はないぜ? 』


コレで命名対決は引き分けに終わり、無事に名前が決まった……そして、魔王さんが安堵した様子で。


『じゃあコレで決まりだな? しかし長居しすぎたな…… 城の連中が心配しやがるな、勇者メルティア! さっさと強くなって俺の首を取りに来い! 』


と言った瞬間! 魔王の姿が消えたのであった……


『メルティアさん、不良魔王も消えちゃいましたね? 私もそろそろ自分の仕事もありますし、そろそろ戻らせて頂きますね? あとコレはプレゼントです。

というか嘘をついたお詫びの品でもあるのですが、こちらを装備すると運も人並みになり、魅力値が抑えられて厄介事に巻き込まれたり、街の人が倒れたり、鼻血を出すことはないはずです。

それではごきげんよう』


そして1人になり、先程貰ったアイテムを装備して、

街へ戻るのであった……

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