予想外の出来事に出くわした時どうしますか?
毎日更新はやっぱり難しいです、ネタが出てこなくて、モチベーションが上がらないと文章が書けません、見苦しい小説を見せるより気分が乗った時に筆を取った方が少しでも良い物が提供出来ると思いました、無理をして毎日更新は辞めます!
では本編へどうぞ!
# 41予想外の出来事に出くわした時どうしますか?
「おい!メルティア!前回の巻末だが、港町まで行く、道中を凄い簡潔に纏めて説明したな?!」
「え?だってファンタジー小説じゃないでしょ?ギャグメインだから、戦闘シーンとか大雑把で良いじゃないですか……」
「異世界ファンタジー小説だ!騎士から戦闘シーンを取ったら何も残らんだろうが!私の活躍したシーンも描写されんだろ?……しかもルナージュで斬った〜とか、人を助けた〜とか…巫山戯るなよ!?リクや私も頑張ったというのに……」
「ごめんなさい……じゃあ説明、お願いします」
「なんでそうなるんだ!主人公だろ?!メルティア!君がやるべき仕事だろ!?」
「シュリさん……いきなり過ぎて、助けた女の子達がビックリしてますよ!?リクもですけど……」
「あぁ……すまない、リクもこの主人公に何か言ってやれ!此奴には自覚と言うものが足らん!」
「メルティアちゃん?う〜ん……説明お願い?」
「うん、分かったよ」
「むっ……やけに素直だな?」
「シュリさんが怖いから……優しくして下さい」
「メルティアに優しくしたら図に乗るだろ!?」
「む〜……」
「くっ……不貞腐れた顔でも可愛いのか……そんな顔をするんじゃない!決めたぞ!メルティアの精神面を徹底的に鍛えてやる!覚悟しておけ!」
という会話があり、主人公である私が説明するべき、と言われたので今からします……時間を遡る事、約5時間前……森の中。
『メル〜?200メートル先に、50人位の魔力を感じるわ〜』
「ルナージュさん、ありがとうございます……」
『ちょっと面倒くさい相手よ〜奇襲には気をつけて?』
「はい……リクちゃん、シュリさん……この先で、どうやら待ち伏せされているらしいです…気をつけて進みましょう」
「そっ……そうなんですか?!」
「私には分からんが……ルナージュの能力か何かか?」
「はい、ルナージュさんが教えてくれまして、奇襲には気をつけてと」
一方、待ち伏せしている盗賊達はというと……?
「おい!アジト付近に近づいて来る旅人ってのはどうなんだ?」
「へい!偵察に出回ってる奴の報告ですが!どうやら……ぐふふふふ」
「さっさと言え!」
「へぇ!すいやせん……女3人組のパーティーのようで、しかも飛びっきりの美人と美少女だそうですぜ?」
「ほほぉ……しかも飛びっきりの良い女か……なら、やる事は決まってんな?(ニヤ)」
「それはもう…12分に承知しておりやすぜ?」
「野郎ども!!大仕事だ!成功すりゃ!しばらく遊んで暮らせる!」
「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」
☆------メルティアside--------☆
「んっ……かなり多いですね……皆さん、固まって行動しましょう……戦闘準備を」
「確かにな……なかなかの手練……だが!私達の敵ではないな!」
「ひゃい!?頑張りまひゅ!」
「ぷっ……リ……リク?戦闘前に言う事じゃ無いが……大人バージョンで、子供っぽい言動は止めてくれ……ミスマッチすぎて、笑えてくる……緊張感が無くなる……」
「ごめんなさい……ね?気を付けるね……じゃなくて、気をつけるわ」
☆……………………盗賊side………………………☆
「ん?さっき居た小さいのがいないな…頭領に報告するか……頭!」
「何だ!問題があったのか?」
「それがですね?3人の内の1人が居なくなってんです!」
「は?急に消える訳ねぇーだろ!」
「それが…小さいのが居なくなった代わりに、どえらい美人に変わってんですよ!」
「むぅ……何かの魔法か?まぁガキ1人が奇襲の為に隠れてたとしても、対処出来るだろ……」
「ではその様に……合図が合ったら来てくだせぇ!」
☆…………………メルティアside…………………☆
『メル!ちょっと待ちなさい……5m先に罠があるわ〜』
「そうなんですか?」
『それが発動すると〜虫が湧いて出てくるわ〜だから……罠ごと魔法で吹き飛ばしましょう♪』
「何か楽しそうですね?どんな魔法が良いですか?」
『そうねぇ〜私の後に復唱してもらいましょうか……』
「リクティアお姉様とシュリさん止まって下さい……今から魔法を使うので、周りを確認しつつ後ろに居てください…」
「了解した」 「ええ……分かったわ」
『準備、出来たようね?行くわよ〜我、勇を振るいて魔を屠る者なり……汝に裁きを与えん!ヒロイックジャッジメント!』
「我、勇を振るいて魔を屠る者なり……汝に裁きを与えん!ヒロイックジャッジメント!」
そう唱えると…天に無数の光の武器が現れ、広範囲に無数のクレーターを作っていった…
☆…………………盗賊side…………………………☆
「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
隠れて奇襲を狙っていた盗賊の下っ端達は9割以上が魔法によって光となって消えて逝った……
「どうした!?何かあったのか?!」
しかし誰も返事する者はいない…
「おい!誰でもいい!返事しろ!」
「うっ…」
「貴様!何があったんだ!答えろ!」
「空に……無数の……光の武器が……」バタッ
「くっ……力尽きやがったか……状況が分からん、あの人数を一撃で葬る奴なのか……コイツが言ってた言葉も気になる……」
と言って見た瞬間……光の粒になり消えたのだ、一瞬目を疑った……まるでアンデッド系の魔物が、浄化される光景に酷似している……
「なっ……どうなってやがる!取り敢えずアジトに戻んねぇーとな……」
☆…………………メルティアside…………………☆
「あの……どうしてこんな事になるんでしょうか?」
『そう言われてもねぇ〜私もここまでとはね〜思って無かったわ〜』
「もしかしなくても……私の所為ですか?!」
『メルが魔法を全力でブッパしたんじゃない…』
「そうだな…ツッコミを入れるのも面倒くさくなるレベルで、メルティアの所為だろう……」
「あわわゎ……」
「森なので動物とかも住んでると思ったので、ちゃんと手加減しましたよ!腕輪も付けたままですし!なのにぃ………なんで……」
『へぇ?!』「はぁ?!」「ふぇ?!」
「災害規模で手加減している……だと?!」
「あぅ………………………………………(パタッ)」
『勇者の剣とか無くても、魔王とか倒せるんじゃないのかしら?メルティア……どうなの?馬鹿なの?死ぬの?私はどうすれば良いの?』
「私が今一番困ってます……なので逆に聞きたいです」
☆………………………盗賊side……………………☆
有り得ない状況を見た後の頭は、アジトに戻り金品と、この間捕らえた女達を連れて森を出る事にした、あんな化け物を相手にしていては、命がいくつ合っても足りないし、有ったとしても勝てる気がしない……コイツらを盾にでもして、生き残らねば……
「おい!今からここを出る!逃げても魔物が居るからな……1人で森を抜けようなんて考えない事だ!大人しく付いてこい!」
「「「「うっ…………………………はい」」」」
☆………………メルティアside……………………☆
「あの…皆さん?私が悪いと言う事で、ひとまず呑みますので現実に戻ってきてください!私が一番受け入れたくないんですよ?!特にリクティアお姉様?起きて下さい!」
「むっ無理です……身体に力が入りません……」
「そんな……シュリさんもお願いします!」
「私がメルティアに勝負を挑むなんて、そもそも間違いだったのだ……愚かな奴だ……一瞬でも勝てるなんて思ったんだ!クソッ!!」
「ダメだ……自尊心にダメージを受け過ぎて自暴自棄になって、病んでしまった……ルナージュさん?」
『あら?何かしら?』
「復活してたんですか?!」
『私は元々人間とは構造が違うからね〜簡単に言わば、高性能のAIみたいな物よ?精神みたいな概念は無いのよ〜』
「成程……この惨状に1人で対処しなくては成らないのかと思いました……それでどうすれば良いでしょうか?」
『そうねぇ〜取り敢えず私達を襲おうとした連中は、メルティアの魔法で9割以上の被害が出て、壊滅状態よ?そうすると考えられる行動は……まず森から出ようとするでしょうね……私達から逃げる為に』
「やっぱり追いかけて捕まえた方が良いですよね?」
『それが良いでしょうね?名のある賞金首なので捕まえて〜お偉いさんに突き出せば、そこそこ貰えそうね……うふ』
「いやらしい話ですね?取り敢えずその方向で、リクちゃん!シュリさん!移動するので付いて来て下さい!」
「「はっ……はい!」」
「頭とお尻にサー付けて返事をお願いします!」
「「サー!イエッサー!」」
『メル?何かしら?その変な儀式は』
「とある方が言われていまして、やってみたくなりました……」
『意外と可愛い所もあるのね?』
「それ……褒めてます?まぁそんな事はいいんです、その残党は何処居るか分かったりしますか?」
『ええ……勿論、悪の波動をビンビンに感じるわ〜///勇者の剣、いえ……伊達に魔を屠る剣と呼ばれてませんわ…』
「では案内お願いします……」
と言ってメルティア達は盗賊の頭を追いかけるのだった。
お疲れ様でした!如何でしたか?少しでも笑って頂けたなら幸いです!因みに27時間テレビ観ながら執筆しました!でも流石に眠くなったので、小説も書き終わったので寝ます!おやすみなさい…