次の旅の準備、シュリside
昨日と更新時間が違いますが、何とか5日連続投稿出来ました!疲れたぜ〜(o´Д`)=зフゥ…
やはりPVは増えますね…かなりキツいですが
これからも体調に気を付けながら更新していきます!
# 37 次の旅の準備 シュリside
少し時間は戻り、シュリはリクと別れて旅の準備をしていた……そしてふと思う、以前からメルティアは強いと認めていたし、戦った事があるので尚更だ……先程の宿屋であった事がフラッシュバックする、彼女は塔を踏破して、確実に以前より強くなった様に感じる、あれ程のプレッシャーに押し潰されたり、ましてや意識を持っていかれるような者と対峙した事等は無いのだ、今でも震えが止まらない……初めての恐怖だ……
「本当に計り知れない奴だ……」
『シュリさん?考え事ですか?珍しいですね?』
「あぁ……女神様でしたか、少し気になる事が有りましてね?メルティアは宿屋でお休みになっていますが?」
『うぐぅ……シュリさん……ありがとうございます!!貴女は良い人です!』
「いきなりで、ちょっと意味が分からないのですが?!」
『もう……かれこれ女神様と、ずっと呼ばれてなかったので、嬉しくて涙が出ちゃいました……最近は変態とか変態とか変態って呼ばれていたのでね……』
「まぁ、それは言われて仕方の無い様な言動をとって居られるので、諦めた方が良いかと思います」
「でも何故、シュリさんは私を様付けで呼んで下さるのですか?」
「簡単に言えば、エリザベート流は、代々女性が頭首を受け継いで来ました……女性の神である女神様という存在を崇拝し続けているという風に伝え聞いております」
『なるほど……だから私がどの様な事を言っても敬意を持って接してくれるのですね?』
「戦う事に関する神は女性の方がいます、勝利の女神であるニケ……ヴァルキュリアであるブリュンヒルデ、戦場の女神のアテナ、他にもいらっしゃるようですが、ご存知でしょうか?」
『ちょっと詳しくは知らないのよね……神の世界も広いですし、西洋の神とはあんまり関わらないから……ごめんなさいね?』
「いえ、ありがとうございます……それでは準備がありますので……」
『ちょっと待って!』
「なんでしょうか?」
『お近づきの印としてプレゼントしますので、両手を前に出して広げて下さい』
素直に従うと両手の上が光だし四角い紙のような物が現れた……
『捲って見て下さい♪気に入られると思います』
そして私は紙?の様な物をひっくり返して見ると……
「ぐはっ!……こっ!これは!」
『メルティアちゃんの時間を1部分切り取って、この特殊な紙に写す事の出来る魔法で作った物です、如何ですか?』
「ありがとうございます!この様な素晴らしいアイテムを頂けて嬉しいです、エリザベート家の家宝に致します!」
『そんなに気にいって頂けたのなら良かったです……後、コレを渡すのには意図があります』
「どういう意味があるのですか?何か不思議な力が付与されているのでしょうか?」
『いいえ、この紙に特別な力はありません……今朝、貴女方にはメルティアが大変ご迷惑をかけてしまいまして、そのお詫びと言うか……どうか彼女を、私の娘を嫌いにならないで欲しいのです!人間不信で我儘な可愛いお姫様を……』
「そういう事でしたか……まぁ端からメルティアとの旅を途中で放り出す事は考えてません、少し嫌だと感じる事もあるかも知れませんが、友好関係をこれからも続けて行きたいと思える存在です、私の尊敬する人の言葉で、人間関係で100を求めるのは間違いだ、妥協では無いが……互いに許し合い、切磋琢磨出来る関係こそ大事であると……」
『良い方ですね……ありがとうございます』
「どういたしまして。少し気になったのですが、女神様は先程…メルティアを娘と言われていましたがどういう意味でしょうか?まるで親が子の身を案ずるような優しさを感じましたので」
『今は知る時ではないです、然るべき時に教えしましょう……申し訳有りませんが、リクちゃんがコチラへ気が付いたようですね?今後とも宜しくお願い致しますね?失礼します』
「シュリさーん!ぼ〜ってしてどうしたんですか?お悩み事ですか?」
「心配するな……女神様と世間話をしていてな?メルティアを宜しくと言われたよ」
「そうなんですか?コレを見て下さい!女神さんから貰ったの!」
「それなら私も貰ったよ」
「えへへぇ〜お揃いですね!」
「リク、準備は終わったか?」
「はい!バッチりですよ!」
「では……私達の眠れる姫様の所へ帰ろうか?」
「そうですね♪メルティアちゃんにお土産も買ったんです!あまーいお菓子」
「おっ?美味しそうだ……あの寝坊助が起きていたら紅茶と一緒に皆で食べるか」
「メルティアちゃん……まだ寝てるとかってないですよね?」
「それは分からんな?帰ってからのお楽しみという事だ、この紙と同じものがまた見れるかもしれないしな?」
「えへ、そうですね?じゃあ早く帰りませんとね?」
という会話をしながら眠れる獅子の部屋へ戻ると、メルティアはまだベットとお友達状態でパジャマのボタンが取れて、今朝よりエッチな感じになっており、2人はお菓子と紅茶の準備をしながらメルティアを見つめるのであった……
お疲れ様でした!今回は割と真面目な感じで纏めてみました、前々回でちょっとふざけ過ぎたので(笑)宜しければ今後ともよろしくお願いします