男はつらいですよね?分かります
はい!こんばんは、蔵ノ宮です!ご機嫌いかがですか?前書きじゃ特に書くことないので本編へどうぞ!
# 33 男はつらいですよね?分かります
ジード君に勝負を挑まれて、微笑んで鼻血ブーさせてメルティアの勝利!2戦目のギルディッド様との勝負は激しい攻防の末、彼のスキル?で腕輪を破壊され、不幸不敗の効果により、ただでさえ測定不能の魅力値が更に異常になったメルティアを至近距離で見た為、鼻血ブーでメルティアの勝利で幕を閉じた。
そして、王子殿下が不意に声を掛けてきた……
「メルティアは強いのだね…僕の母上と同等……いや?それ以上の実力の可能性もあるね……」
「いえ……とは言ってもこの様な状況で否定しても意味は有りませんね、王子殿下のお母様……女王陛下はお強いのですか?」
「あぁ……若い頃から武器の収集と、その武器を使って闘う事が趣味だったのだ……それ故に付いた異名が千武の魔姫悪……千の武器を使い、人とは思えない程の美貌、今でも恐れられている聞くよ」
「だから国王陛下とお会いした時、姫様が女王陛下の名前を出した時に恐怖していたのですね……」
「メルティア?!父上に会ったのか!」
「はい、シュリさんに決闘を挑まれましてね……その時にお城へお邪魔させて頂いた時に、偶然ですがお会いしまして」
「何もされなかったか!?自分の親にこういう事を言うのは変だが…」
「姫様が助けて頂きましたので大丈夫でした」
「なるほど……ルーシアは良い仕事をしたようだ、後で褒めてやらねばな……父上は女癖が悪くてな、心配になったのだ」
「失礼ですが、王子殿下も婚約者が居られますのに私を口説かれましたよね?」
「それは言うでない!メルティアが魅力的なのが悪い!まだ正式に決まってはいない!親同士の口約束みたいな物だ!生涯の伴侶は自分で決めると伝えてある!」
「王子殿下?失礼ですが発言よろしいでしょうか?」
「シュリか……なんだ?言ってみろ」
「では失礼して……フェルニーラ国の御令嬢のフィーリカ·ルクア·チェシア·フェルニーラ様との婚約は口約束等ではございません……殿下が18になられた時に式を挙げると文書にて契約が交わされています」
「そんな事は僕は聞いていない!初耳だ……ギルディッド!お前は知っていたのか?!」
「はっ!その様にお聞きしていましたが……王子殿下は初耳でしたか……何故そのような事に?」
「その件は私がご説明します」
ギルディッド様が何で!?と、驚愕しながら。
「シュリ!?お前が何故知っておる?!」
「では今から王子殿下、ギルディッド様、ご説明します……2ヶ月前に女王殿下にお茶会に呼ばれまして、その時にフィーリカ様と、その母君であるフェルニーラ女王陛下とご一緒させて頂きまして、その時に文書にて契約をされていました」
「何故だ!茶会等で、その様な大事な話を決めるのだ!本人も居ないというのに!父上等が居られる場ならば仕方ないと思うが……」
「この様な事を申し上げるのは如何な物かと思われるかもしれませんが、ヴァルハート王国並びにフェルニーラ王国は女王陛下が主に外交や情勢等をしておいでです……なので、国王様が代表なのは間違いないのですが、御二方とも尻に敷かれており、発言権は皆無なのです」
「ぐっ……確かに父上が真面目に働いている所などあまり見たことが無い、まさか母上が全部お1人で……」
「いえ、お1人ではございません、姫様や私等もお手伝いさせて頂いてますし、他にも貴族の御令嬢やメイド達等が協力してやっております」
「この国の為に女性達がこんなにも頑張っているのに、僕を含む男共は紳士の風上にも置けぬ奴等だ……今まで何をしていたんだ!ギルディッド……お前は何か国の為に何かやっているか?」
「そうですな……嫁と娘とこの国を守る為に鍛錬はしております、しかし儂は騎士団長として、政治面ではお役にはたてませんな」
「ギルディッドは騎士としてこの国の役にたとうとしておるのだな? 良かった……それに比べて僕は! 思い返せば家庭教師から授業を受けている以外、メルティアの店に行ったりしかしていない……愚か者だ!」
私は小声でシュリに声をかける…
「どうするんですか?王子殿下が嘆き苦しんでますが……大丈夫か不安です。
病んだり闇堕ちしたりしませんかね?」
「メルティアが王子殿下と婚約するとなれば、直ぐに復活するだろうな? しかしお前は遠慮が無いな?そんな事になれば、妾の子の誰かが王位継承件が与えられる筈だが……そうなれば国が傾くだろうな」
「復活するとしても、王子とは結婚なんてしませんよ? そういう物なんですか……この世界の常識は分かりませんのでね?」
「偉い血筋じゃないとダメだって言う古い風習が有るからな…… この世界じゃ、お前は本当に面白いな?王子殿下を振るとか、いつか世の女性から嫉妬されて殺されるぞ?」
そう言われた私は、しれっとした顔で。
「暴力は嫌いですが、返り討ちにします」
それを聞いたリクちゃんが必死な感じで。
「メルティアちゃん!危ない事はしないで下さい!暴力で解決しようとしちゃダメです……また新たな刺客が来るだけです! 鼬ごっこにしかなりませんよぉ……」
「リクの言う通りだ、暴力は暴力しか生まない」
「難しいですね……考えておきます」
それで王子を見てみると…ギルディッドさんの胸で男泣きしていた、何とも言えない光景だ……それで私達は塔に近づく事が出来るのだろうか?王子殿下はギルディッドさんに任せて置いた方が良さそうだ、変に近づくと更に好感度が上がり面倒くさそうだ……
Twitterのフォロワー様から嬉しいファンアートを頂きました♪感無量です!女神さんの変態の部分が如実に表現されていてぐっと来ました!
お疲れ様でした!次回どうなりますかね?塔に近づく事が出来るのだろうか?後Twitterで次に出すキャラクターの案を何個か出しまして投票してもらっています、そちらはいつ出るかはお楽しみで、それではまた次回よろしくお願いします!




