騎士という生き物は血の気が多いです。
はい!どうも〜皆のアイドルゥ〜クラちゃんだよん♪ごめんなさい!疲れていて変なテンションなんです…気を取り直しまして、前回はお色気シーン満載でしたね?如何でしたか?そのせいか分かりませんがブックマークが増えました(笑)やったぜ☆それでは本編へどうぞ!
# 32 騎士という生き物は血の気が多いです。
メルティア達は森で村人を助けたお礼にタダで宿に泊まることが出来、温泉では女同士?の裸の付き合いでより一層別の意味でも仲良くなり、「昨夜はお楽しみでしたね?」と言われるくらいに熱い夜を過ごしたのだった
「メルティアァ!!起きろ!朝だ!今日は塔に行くのだろう?!」
「メルティアちゃん!起きないとキス……します……よ?」
「うぅ……ねむい……すぅ……」
『メルティア!!起きろ!次寝たら十二魔神将でお前に総攻撃をくらわせるぞ?』
「はいぃ!?それだけはやめてください!ん?……あれ?魔王さんおはようございます……少し疑問に思ったんですが……質問いいですか?」
『あぁ……おはよ……魔王の俺が直々に朝から恋人に電話するみたいに勇者に通信魔法で起こすってどうなんだ?あぁん?それで質問ってなんだ?』
「そういうシチュエーションは学生時代は憧れましたね……それで質問ですが、最初にあった時のノイズがある様な声でも無く、女性の時とも違う感じの声なのですけど……」
『メルティアはそういや初めてだな?男版の俺は……改めて宜しくな?ディオゼウス· リディアン·ヴァーゼクリウスだ』
「「「よろしくお願いします……」」」
『おう…それでさっさと起きて飯食って塔に行ってこい、そして強くなれ!』
と言ってから通信魔法が切れたようだ……シュリさんが口を開いてこう言った。
「魔王ってのは母親の様な性格だな?何故か今の会話を聴いていて母の事を思い出した……」
「シュリさんの気持ち分かります!心が暖まる様な感じですね、記憶にないですが……もし母親がいたら、こういう風に世話を焼いてくれるのかなーって思いました」
「御2人の気持ち、分かりますね……私も母という存在を知らないので何となくですが、リクちゃんと同じ様な感じの気持ちになりました」
そんな会話をしながら宿の方が作ってくれた豪華な朝ご飯を頂いてから、塔に行く準備をしていった……
「さてと……準備は出来たな?ここから北に2キロ程歩いた場所に塔がある、案内しよう」
「「よろしくお願いします!」」
歩いていると若い女性が珍しいのか、街に居た時より視線を浴びている気がする……リクちゃんが耐えられなくなったのか口を開いた。
「ふぇ〜……凄く見られて恥ずかしいです」
「まぁコレばっかりは仕方の無い事だ……」
「シュリさん?何か知っているんですか?」
「まぁな……この村はな、若い女性が居るんだが……距離も比較的近いせいか出稼ぎへ街の方に行くんだ、この村より仕事は有るし、若い男も居る! 出会いもある! 1度出たら帰ろうなんて思わないんだよ……」
「だからリク達は注目されるんですか……だからと言って、見られ続けるのも困っちゃいますね?」
「そうですね…… 解決とか出来れば良いんですけどね……取り敢えず今は塔に行きましょう」
四方八方から視線を浴びつつ、そんな会話をしながら向かって行く。
「おっ!だいぶ近くまで来たな……見えてきたぞ!アレこそ!この国が誇る試練の塔で正式名は月下光来の塔だ」
「綺麗な名前ですね…」
「月の下に光来る塔って事ですかね?夜になったら何か有りそうな名前ですね?まぁそんな訳が……」
「リク!凄いじゃないか!その通りだ!文献にはこう遺されている……紅き月が満、塔照らされ…染まりし時……天から選ばれし穢れなき者有り、さすれば真の扉開かれん……とな」
「ふぇ?!当てずっぽで言ったのに!」
「リクちゃん、偶然でも凄いよ!」
「えへへぇ〜」
「それでシュリさんは、前回行かれた時は真の扉には辿り着けたのですか?」
「残念ながら、私が登った時は満時ではあったが、紅き月では無かったのだ……真実を確かめる為に文献通りに向かった者がいたのだが、塔を目の前にして何かに阻まれるらしい」
「なるほど……やっぱり調べようとした方もいらっしゃるんですね」
「しっ!メルティアとリク…私達の他にお客が居るようだ……迂回して近づくぞ」
「「はい」」
抜き足差し足で森の方へ行きお客さんの方に近づいて行くと、王子殿下が居たのだ……兵士を10名ほど連れてだ、何故ここに?
「皆の者!コレより我等はこの第2の文献に基ずいて真実を確かめる為に行く!文献によれば、真の扉の奥には困難な試練が待ち構えているそうだ!しかし塔の主に認められたものは宝具を授けてくれるらしい!それが有れば、メルティアの旅も楽になるだろう!心して掛かるように!無理に進むことは無い!まず、自分の命が第1だ!それを忘れぬよう……では!行くぞ!」
と宣言した後、塔の扉を開こうと近づくが…王子が見えない壁に「ガン!」とぶつかった後、5m程弾き飛ばされる。
「くっ!」
「「「「王子殿下ぁ?!」」」」
「王子殿下!お怪我はございませんか?!」
「ジード…… 大丈夫だ、しかし何故だ…… ? 昨日の下調べでは塔に入れたのに」
「左様にございますね…… 紅き月の日には何らかの力が作用し、第1の文献に書かれていた【天から選ばれし穢れなき者】でないと、塔に入ることは出来ないのではないでしょうか?後……そこで聞き耳を立てている者!今すぐ出て来い!!」
「フッ……流石ジードだな、良く気が付いた、我が弟子として鼻が高いぞ?」
「なっ…… エリザベート様でいらっしゃいましたか!何故盗み聞きする様な真似を!」
「いや何…… 国が黒い事をやっていたら退職してやろうかと思ってな?」
「流石に白昼堂々と悪い事等しませんよ!!やるなら暗くなってからしませんと……」
「ジード…… お前も言うようになったな?それで夜な夜な何をやっているんだ?」
「えーと……それはですね?スラム街で……って!言う訳ないでしょ!!」
「おい……貴様ら!!見張りから戻って来てみたら……王子殿下の前で何をコントをやっておるのだ!」
「「ひぃっごめんなさい!!」」
「王子殿下も何か、このアホどもに言ってやって下さい!」
「ギルディッド、戻ったのか……周囲は大丈夫の様だな?彼等の会話は聞いていて面白いから良いんだが……」
「周囲には何もありませんでした……ぬぅ……変な所だけ国王陛下に似ておられるのだから……もう良いです……シュリ!貴様が何故ここにいる?後ろの2人のお嬢さんは誰だ?」
「はっ!こちらはメルティアとリクと言います。そして私は彼女達と姫様の命にて魔王討伐に行く途中でして、メルティアをこの塔で修行させる為に赴きました!」
「「どうも初めまして……」」
「王子殿下はお久しぶりにございます」
「お初にお目にかかります、儂はギルディッドと申す。しかしシュリ?この愛らしい少女達と魔王討伐ね……この者達は腕がたつのか?姫様も妙な事をお考えになられる」
「はい!このメルティアは私を無手での決闘で私に勝ちました」
リク以外の人が一斉に「はぁ?!」と驚愕する
「こんな少女が……エリザベート様に勝った……?」
「シュリ!貴様が油断しておったから負けたのでは無かろうな?!」
「メルティア…… 君はそんなに強かったのかい?」
「王子殿下、ギルディット様、ジード……私は無手とはいえ本気でやりました……しかも彼女は真の実力を出していなかった……彼女が無手で私が剣を持っていたとしても勝敗は変わらなかったと……思います」
「なんと……メルティアと言ったか?手合わせを願いたい!城内最強のシュリをここまで言わせるとは興味がある……良いか?」
「ギルディット様!まずはこのジードにやらせて下さい!師を超える実力者がどれ程までに高い壁なのか知りたいんです!」
「貴様は何を言っておるのだ!!シュリが勝てない相手なのにお前なんぞ秒殺だ!辞めておけ怪我どころではすまんぞ?」
「失礼な物言いになりますが、彼女はここに居る全員と戦っても負けはしないでしょう……私を含む」
「シュリさん?!それは言い過ぎです!それはアレですか?今までの仕返しですか?」
「そうとも言えるが、じゃあギルディット様とジード対メルティアなら……やれるだろう?」
「シュリ!貴様!!儂をさっきから侮辱しおって!もうお前は黙っておれ!」
「メルティアさん!お願いします!師匠の仇を取らせて頂きます!」
「ジード!!貴様も何故勝手に始めておるのだ!まぁ良い……メルティア殿、次は儂の相手を頼む、ここまでコケにされたのは初めてだ……(ニヤリ)」
--そして私はまたもや騎士に決闘を挑まれた……しかも今回は連戦である、しかしここでジードさんに負ければあのゴツイおっさんのギルディット様という人と戦わなくて済むな……
「メルティア殿……ジードに負ければ儂と戦わずに済むと思ったのなら間違いだ……どちらにせよ戦かってもらうからのぉ……」
考えが甘過ぎたようだ…ギルディット様に「分かりました」とだけ伝える、しかしジードさんは健気に待っているので、そろそろ始めよう…
「お手柔らかにお願いしますね?ジードさん?」
「はっ!はいぃ!」
しかし私も今回2回目(グレイリザード戦、しかし魔法しか使用していない)のトンファーを使った戦闘だがどうしようか?ジードさんは一向に攻めて来ない……剣を持ったままプルプル震えているし、困惑した表情で、何か可愛らしいくて思わず笑顔になってしまった……次の瞬間「ぶっ」久しぶりの鼻血噴射である、第1話以来のかな?ジードさんは後ろに倒れて身体をピクピクさせている、かなりの量が吹き出していてヤバいのではと思い、回復魔法をかけに行く。
「ジードさん!大丈夫ですか?!」
「目の前に……女神様が見える……僕は死んだの……か?」
「何と?!1歩も動かずして倒すとは……」
騎士2人は明明後日の方向に勘違いしてくれている、やはりこの服は危険だ、腕輪の効果があっても微笑んだりすれば、魅力値を抑えている部分が弱まり先程の様な現象が起きてしまう。
「シュリが言っている事はどうやら本当だったようだな?しかし!先程はどの様にしてジードを倒した?!ジードがいきなり血を吹き出し倒れた……もしやメルティア殿はネクロマンサーではないのか!?」
これはどうするべきか……と悩んでいると、どうしてこの様な事が起きたのが分かる、シュリさんは腹を抱えて笑っている、笑ってないで助けてください!仕方ない、そういうスキルがあると言う事にしよう……
「ギルディット様、実はそういうスキルを使えるのですよ」
「何と?!やはりそうか……厳しい相手だ、しかし!儂はジードの様にはいかんぞ?メルティア殿にとって天敵であろうからな!」
「では……よろしくお願いします!」
「ん?儂の異名を聞かんのか?どうしてそう呼ばれているか!」
「そちらの方は……戦いながら教えてもらいます、その方がフェアに戦えますし」
「なるほどのぉ……一理ある!面白い娘だ!」
それからギルディット様が始まった直後にロングソードで幾度となく斬りかかってくる!それを私はトンファーで防いでカウンターを狙うも躱されるという攻防が続いた……しばらく続き、剣を振り下ろすタイミングがズラされ、トンファーの部分でなく腕輪に当たった瞬間!砂のように砕け散ったのだ……
「フハハハハ!これでメルティア殿の動きは悪くなる……はず?!」
と言って私も見た瞬間……案の定ジードさんと同じくギルディット様も鼻血ブーで倒れた……しかし何故だろう……腕輪に剣が触れた瞬間砕け散った、しかし持っていたロングソードは一般的な物だろう、周りの騎士達も同じような物を背中に背負っている、となれば彼が何らかのスキルの持ち主だと言う事だ……しかし今はこのままの状態で居るのは危険だ、紅き月で染まる前に、ここ一帯が血の海で染まる可能性がある……と考えていると。
『メルティアちゃん!新しい腕輪よ!』
とバ〇子さんの様な感じで投げ渡してくる女神さんが居た、というか突如現れたのだ……
「よっと!元気100倍!メルパンマン!」
『メルティアちゃん!結構ノリノリじゃない!
元無趣味男でもア〇パン〇ンは知っているのね?』
「前世で小さい頃、大変お世話になりましたので……ありがとうございます!助かりました」
『気にしなくて良いですよ?昨日は大変素晴らしい物を見させて頂きましたし〜♪』
「まさか昨日の撮ってたんですか!?」
『モチのロンですよ〜当たり前じゃないですか!娘の生育過程を残すのは、親としての務めです!油断してましたが、準備はしていたので脱衣場からお風呂のまでバッチリ撮ってます!そして夜のベットの上での事もね♡』
「誰が誰の娘ですか!お風呂はまだ分かりますが!親は子供の夜のベットの上の事なんて撮りません!!プライバシーの侵害です!まさかそれも……販売何てしませんよね?」
『するに決まっているじゃありませんか!天界のメルティア信者が首を長くして待っているんですよ!【メルティアと添い寝しよ?】がVol10でついに下着姿まで解禁して、そろそろ大胆に露出するか?って噂されてましてね?期待に答えるっきゃないでしょ!!』
「娘だと思う子を盗撮して勝手に販売とかしたら……もうそれは親のやる事じゃありませんよ!!と言うか私は何故、崖っぷちのグラビアアイドルの様な立ち位置になっているんですか!?」
『良いじゃない……モデル代払っているんですから〜この前、映像撮って販売してもいいって言われたじゃないですか!?嘘だったんですか?』
「許可はしてません!言っても無駄だと思っただけです!販売する前に見せて下さい!確認しますから」
『うーん……諦める=勝手にして良いって解釈してたんですが……日本語って難しいですね?』
「もういいです……そういえばコレだけ喋っているのに皆さん静かですね?……って!固まっているじゃないですか!もしかして私のせいで?!」
『メルティアちゃん、落ち着いて下さい…私の魔法で時を止めているだけですよ?私の姿をそこら辺の人間に晒すのは良く有りませんからね?』
「なんだ……良かったです」
『用が終わったから帰るわね?それじゃあメルティアちゃん!また会う日まで!』
と言った瞬間、時が動き出した……それで思い出したのだがギルディット様が鼻血を出して倒れていた事を思い出したので、直ぐに回復魔法かけに行く、目が覚めた彼が一言呟いた。
「メルティア殿はサキュバスか何かか?」
と言ってまた目を閉じた……
お疲れ様でした!如何でしたか?新キャラだんだん増えて来ましたね?男キャラが…それには理由があるのですよ!ネッ友が私の小説を見たらしく、「蔵ノ宮氏の小説は男キャラがあんまり居ませんな?何故でござるか?」と言われて私は「可愛い女の子がいっぱいの方が良いじゃん!癒されるよ?」と言ったら「拙者の様な女子のユーザーもいるでござろう?したらば色男やダンディーなおじ様も出すべきで候…掛け算を楽しめるではござらんか?ム腐腐腐腐腐♪」と言う会話がありました、ではまた次回!!
⚠️ネッ友は実際こんな喋り方はしません⚠️




