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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
やっと異世界なファンタジーします!
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街を出てから直ぐにエンカウント!

どうも蔵ノ宮です!メルティアが遂に!街から出ました!㊗️わーパチパチパチパチ、という事でめでたいですね30話に差し掛ってようやくです、魔王さんお待たせしました!!でわ本編の方をお願いします!後書き派の方は超スクロールしてどうぞ!


#28 街を出てから直ぐにエンカウント!



--武器屋で一波乱あり、3人の絆が前より強くなった様な気がする、装備も買ったから冒険へと旅立つ準備は万端である……しかし3人で大丈夫だろうか?いきなりだ魔王幹部とかに出会(でくわ)したら勝てるか不安である、うーんと悩みながら街を出てから、1キロほど進んだ時だ、誰かに観られているような感覚がした、街ならしょっちゅう感じていたが、今回は状況が違うし、周りに人の気配は無いのである、そこで私はトンファーを構えて臨戦態勢をとった。


「なるほど、メルティアが武器を構えるまで気が付かなかったな……戦場から離れていると、やはり感覚が鈍ってしまうものだな……」


「お2人ともどうしたんですか!?」


「リクちゃん……敵かは分かりませんが、誰かに観られてます、大きい声を出さないで下さい」


「ごっ……ごめんなさい」


しゅんとするリクちゃん。


「しかしメルティア、良く気が付いたな…敵意は有りそうか?」


「いつも…街とかお店で様々な視線を浴びているので、いつもと違う状況なので分かりやすかったですね?敵意は無さそうですが、本当に無い場合なら良いのですが、ソレを隠せる人ならかなりの手練だと思うので、油断はしない方が良いかと」


「確かにそうだな?しかし1000人も相手をしたと言うのも頷けるな」


「いきなり抱きついて来ようとするお客様いましたし、一度に100人くらいの女性の方から襲われそうになった時は流石に大変でしたが…」


「一度にだと?!100人もか……メルティア、お前へと言う奴は敵にしたくないものだな……しかも女性と言っても冒険者だろう?」


「その様な方も居たと思います、私はこういう任務を達成したんだ〜という自慢話を持っていて、語られる冒険者がいましたよ」


「武勇伝というのは語りたくなるのは分かるな、しかし観ているものは一向に現れんな?」


「そう言われると不安です……いつ狙われるか分からないって」


「そうですね……リクちゃん?試しにあそこの木の実が生っている所にチャクラムを投げてみてくれませんか?」


「ひぇ?!だっ大丈夫ですか?」


「大丈夫です……何かあってもリクちゃんは守りますから」


「はひぃ……では!投げますっ」


チャクラムを手に持った瞬間に大人になったリクちゃんが投げて私の指示した木に命中した途端にガラスのような物にぶつかって割れて、大柄の翼の生えた大男が現れて、喋りだした。


『ほぉ……良くぞ俺様が隠れている木が分かったな?』


「女の子は視線に敏感なんです、あと……そこだけ空間が歪んでましたよ?」


『グハハハハ!面白い!魔王様が楽しみというだけの事はあるな!!』


「やはり魔王様の部下の方でしたか……何しにこちらへ?」


『勇者が魔王を【様】付けするとはな……俺様に気遣いのつもりか?そんな事いちいち気にはしないぞ?ちょっとした興味本位で勇者を見に来た』


「そうですか……では魔王さんと、いつも通りに呼ばせて頂きますね?」


『魔王様を【さん】か……まぁいい、それと!俺様の結界を賢聖魔核(けんせいまかく)が入れてある武具で壊した俺様好みの姉ちゃんよ?言わせてもらうが、そのジャジャ馬を扱える人間がいたとは驚きだ、魔族であっても扱うのは無理だ』


「わー……じゃなくて、この賢聖魔核って危険な物なのかしら?リ…(わたくし)は知らないのだけど?」


『ん?まぁいいか、そいつに内包されている魔力は膨大だ……しかしな?身体に収まってもな?魔力が異質で暴走しちまうんだよ、中で反発し合うんだと……姉ちゃん何者(なにもん)だ?』


「教えてくれてありがと……(わたくし)に興味があるのかしら?」


『あぁ……俺様的に勇者よりも興味津々だ!』


「興味津々なんて……いやらしいわ、(わたくし)はクォーターエルフなんです……リクティアと申しますわ、コチラが名乗ったんですから貴方の名前も教えて頂けないかしら?」


『本当にタイプだね……そそるではないか!ほほぉ……なるほどな、純なエルフでも暴走しちまうから混合の魔力なら大丈夫って事か?そうだな……女が名乗ってんのに男の俺様が名乗らないわけにゃーいかねぇーな、魔王軍が十二魔神将の1人!ヴァルガス·プロメテオ·メイルシュトローム様だ!城では炎獄魔漢(えんごくまかん)と呼ばれている!!』


「男らしい名前ですわね?」


「そうか?ガハハハハハ!」


という言う会話を2人で体育座りで聞いていた、そうしたらシュリさんが小声で。


「今から奴の隙を付いて、同時に攻撃すれば倒せるんじゃないか?」


「それは卑怯じゃありませんか?いけない事はないでしょうけど……バルガスさんはリクお姉様にメロメロ状態でも臨戦態勢を崩してませんよ?」


「しかし十二魔神将って事は、あんな化け物が12柱もいるんだろ?ココで1人潰しておくべきだと思うのだが?」


『おいおい……勇者と騎士は随分卑怯な事をしようとしてるな?』


「いえいえ……とんでもない!バルガスさんとリクティアお姉様が楽しそうに話されているので、女子二人でちょっとしたジョークを言ってただけですよ〜」


『そういう事にしておいてやるよ……今回は見に来ただけだからな、素晴らしい収穫はあった……リクティアという良い女に会えた、次会うときは戦う時だ、遠慮なく小狡い手も使って勝ってみせろ!俺様の愛する人よ……また会いに行く』


と言って消えて行ったのである、というかバルガスさん偉く気にっていたな……リクお姉様の事、結構キザな1面もあるようだ。


「はふぅ〜疲れますね〜大人ぶるって……魔族の方って美的感覚は一緒なんですかね?」


「なんでそう思うんだ?」


「メルティアちゃんは街じゃ凄い見られるし、シュリさんも、お城で道に迷って色んな方とお話をしましたが、モテモテでしたし……でも先程は全くお2人には興味が無いかの様に話されてましたから、どう言うことだと思いまして」


『その答えには(あたし)が答えてやる』


「「魔王さん?!」」


「魔王だと?!」


『よう……そこの騎士は初めましてだな』


「「魔王さんこんにちは」」


「どうもお初にお目にかかります、シュリと言います…おい待て!メルティアとリク!どうして魔王と普通に会話している?」


「知り合いと言いますか、うーん…魔王さん?私達ってどういう間柄ですかね?」


『そうだな…一緒に遊びにも行ったし…飯も食べたからな?(あたし)も分かんねぇーや……友達か?』


「その方がしっくり来ますね!という事でシュリさん?私と魔王さんは友達で討伐対象とされる側という関係です」


「言葉は分かるが意味が分からないんだ!」


「いつの間に魔王さんと遊びに行ってたんですか?!リクも行きたかったです!」


「リク?突っ込む所が違うだろ?」


『とりあえず……シュリと言ったか?メルティアと(あたし)は勇者と魔王だし友人でもあるのは多分間違いじゃない、しかしだ……戦う時は公私混同せずに全力で殺り合うと決めているから安心しろ』


「丁寧な説明感謝する、不安に思っていた事が分かったから安心出来た」


『礼なんて要らねぇよ?メルティアと同じ真面目ちゃんだな』


「魔王さん!リクの質問に答えてもらってないんですが!」


『あ?プールの事か?えーといつだったか?リク…今思い出すから待て……』


「違いますよ!違わなくもないんですが……ぷーるって響き楽しそうです!じゃなくって!バルガスさんの事です!」


『あぁ……そっちか!それは簡単だ、1つ目の理由はリクの大人バージョンの体型と顔が好みだったって事、もう1つは……魔族は基本的に人間に好意は持たねぇ……何故というとだな?リクはエルフの血が混じっているからだ、後は魅力値が高いからだな』


「なるほど……でも悪い事しましたねよね?バルガスさんに姿を偽っていた訳ですから」


『それは別に良いんじゃねぇーの?晴れた惚れたは個人的結果だ……だがその好意を利用して何かをしようとすれば……とんだ悪女だな?』


「そうですか……ならいいのかな??」


『とりあえず(あたし)は城に帰るわ、メルティア!さっさと城に来い!!そして首を取りに来やがれ!』


「魔王さん1個だけ良いですか?」


『なんだ?友達って件か?』


「違いますよ?私の動画の事で……ね?」


『ど……動画?!なっ……何の事か分からねぇーな〜じゃあ……あたっ(あたし)は用事思い出しちゃったから帰らねぇーとなー』


「隠すなら別に良いのですが、女神さんからお話は全部聞いてますので、お急ぎなら構いませんよ?」


『分かった!白状する!全巻数量生産限定版(プレミアムグッズや写真集付き)を買ったよ!毎晩寝る時に観てますよ!!凄く癒されてますよ!ありがとうございますぅ!!』


「楽しんで頂けてるなら良かったです、別にそれについて咎めるつもりはありませんよ?ただ本人に確認を取りたかっただけなので、女神さんのジョークという可能性もあったのでね?」


『なんだ……そういう事か……引かれたんじゃないかと思った……』


「ごめんなさい!引いちゃいました……常識人枠に入っていたので、ちょっとショックを受けました」


『何だよ!油断させておいて!もうメルティアの事なんてな!大好きだかんな!!覚えてろよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


「なぁメルティア?あれは本当に魔王か?討伐対象か?間違いないのか?」


「ええ……彼女が魔王で間違いありません、油断させる作戦かも知れませんよ?」


「なるほど……そういう事なら分かる、しかしこのままならない気持ちはどうしたら良いのだろうか?」


「とりあえず次の街まで行きましょう!日が暮れては野宿になりますし、歩きながら考えましょう」


という事で魔王さんは黒でした残念……しかし女神さんに影響されたかのようなセリフを吐いて、逃げて行ったな、女神さんが2人か……怖いな。


どうもお疲れ様でした!後書き派の方はさっきぶりです(笑)今後の予定としまして30話まで書きましたらまた外伝等をやりたいなーと思ってますよ!出来たら良いのですが、とりあえず言ってみました!それでは後書き派の方は上まで超スクロールして本編へ、読み終わられた読書様は次回の投稿をお待ち下さいませ!

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異世界転生 ギャグ 百合 変態 TS
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