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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
異世界に着いた様でして?不幸の始まり
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噂をすればなんとやら…

前回でステータスの異常差を確認した、関ヶ原義継(せきがはら よしつぐ)さんは、女神さんにステータスを、普通に戻して欲しいとお願いをする、そんな話をして、ある人の話をし始めると、なんと!ある人が登場します、噂をすればなんとやらですね(笑)


#3 噂をすればなんとやら…



思わず私は不満をぶちまける様に荒々しく。


「ステータスの変更を要求します!いくら基礎能力上がってもコレだけ運が悪いと、平和な日常とか無理です!」


と、女神さんに訴えたが?彼女は真面目なトーンで。


『そう言われても1度決定すると変更出来ません、あと貴方のステータスがおかしくなったのも、ある人が改竄(かいざん)を行ったからでしょうね……』


――なんだって?!どうやら第3者の介入があったようだ……最初から前途多難である。


そして私は女神さんに尋ねてみた。


「そんな…… ちょっと質問なんですが、私の身体が女の子になったのも、先程に言われていたステータス改竄を行ったある人が変えてしまった言う事ですか?」


私の問いに対して急に慌てはじめて「ゴホン!」と咳払いをしてから、顔をキリッと引き締めた様にして。


『ええ……そうです!貴方のステータス改竄を行い、性別まで変えてしまった諸悪の根源は、ある人です!簡単に説明するなら、この世界を恐怖に陥れる魔王です!』


--えぇー本当にいるのか……


疑問が着々と積み上がっていき、それ等を少しでも減らす為に質問をする。


「魔王のせいなのか…… でも何故その様な事を?女神さんと同じ力を持っている、という事ですか?」


内心、こいつ信じちゃったよと、女神さんは驚きつつ。


『そうですね、どうやら魔王は私の力と同等のものを持っているようですね…… その魔王を討伐する事こそ!あなたに頼みたかった事なのです!その任を、あなたが完遂出来た暁には男に戻して、平和な世界を謳歌して頂けるよう尽力させていただきます』


と、言った瞬間!「ドーン!!」と地面に何か巨大な物が落下したような、地響きのような音がした!


私は頭に?マークを大量生産しながら「え?えっ?何が起こったんです!?」 と混乱していて、女神さんはというと?あらまぁ〜来ちゃったのか、という感じをかもちだしつつボソッと『せっかく丸め込めそうだったのに』 と、呟いた。


そんな流れがあった後、急に荒々しい性別不明の声がしてくる。


『おいおい……変態百合女神!! 勝手に人に濡れ衣被せてんじゃねぇーよ! そいつを女にしたのは、ただの自分の趣味だろうが! 俺はステータスしか弄ってねぇーよな?』


声にノイズが入ったヤンキー口調の人が、イラつきながら煙の中から現れた。

褐色肌でモデル体型の覆面を着けた、The魔王みたいな格好で近ずいてくるではないか、とりあえず挨拶は大事だろと思い声をかけてみる。


「こっこんにちは! あの……どちら様でしょうか?」


『あ? どちら様だと? まぁ挨拶出来る奴は、嫌いじゃねーな〜……とりあえず! こんにちはだな、一応職業は魔王って事になってる…初めまして転生ちゃん?さん、か?』


――良かった間違えてなかったみたいだ、やっぱり魔王なのか……


そして魔王?はヤンキーが人に絡む様に。


『おい!変態女神!まだそいつと繋がってんだろ?応えろやコラ!』


そんな物言いに女神さんはと言うと? 子供が耳を塞いで、「あーあー……聞こえません」ともしているかの様に、イライラして面倒臭そうに。


『きゃん! きゃん! 相変わらず五月蝿いですね? 聞こえてますよ~不良魔王さん?』


そんな物言いに『チッ』舌打ちをしてから、こちらに来た理由をイライラしながら話始める。


『てめぇも減らず口が相変わらず減らねぇな…… まぁいい、人が大人しくしてたら有ること無い事をほざきやがって……この嘘つき女神が!』


――嘘とは何だ? 何に対して嘘を付いているのだろう……


何で言っちゃうかなーとも言いたげに、女神さんは悪びれも無く、そして気だるげに。


『あなたに全責任を被ってもらって彼女に討伐してもらったら、丸く全部収まるじゃありませんか…… なのにアナタときたら私の計画をこんなにも早くぶち壊すなんて酷いじゃありません?』


そして再び魔王が女神さんに噛み付く様に、正論を叩き付ける!


『お前の都合なんか知るかよ!! 俺はただ、嘘をついてる事に腹をたててんだよ! 人を騙すなんてダメだろうが!!』


あれ? 魔王さんの方が正論言ってる……凄い良い人だ。

信じる人間違えたのだろうか?ギャーギャー言いあってる2人に恐る恐る声をかけてみた。


「あのーすいません、お話中すいませんが……」


今忙しいんだけど? と、嫌悪感丸出しの感じで。


『あ?』『なんです?』


2人は邪魔するなという感じで、キレながら声がハモる……仲いいな。


「えっとですね? 私は先程から蚊帳の外で、話の流れが全く分からないんです。

詳しく説明して頂いてもよろしいですか?」


すると女神さんが語り(自白)だした。


『嘘をついたことは謝罪します……ごめんなさい。

あなたを女の子にした理由は、私が製造した女の子の肉体とあなたの魂が奇跡てきにも反応し、共鳴したのでコレはやるしかないと思いまして、正直男なんてどうでもいいし見ていても楽しくない…… 目の保養にもならない!ならイケメンに出来ませんと言ってしまえばいいじゃない! って、思ったしだいです。

後理由をもう1つ上げるなら、先程の説明でも分かられたかと思いますが、私は女の子が大好物なのです!! 百合なんです! ぺろぺろしたいのです!同性愛好者なのです! せっかく女神に昇格したので、自分の好きにしたいと思ったので、このような形になってしまいました…… 申し訳ありません』


正直情報量が多いし、興奮していたせいか早口で、

あんまり頭に入ってませんとは言えず。


「あのお気持ちは分かりましたし、理由も何となくですが理解出来ましたから……」


すると魔王さんが苦虫を噛み潰したような顔で。


『やっぱりきめぇ……この変態女神は人類の為に、世界征服よりも先に俺が責任もって倒さないといけなんじゃないのか?』


――この人本当に魔王なのだろうかと思った……



女神さんの変態性があらわになりましたね、というか魔王さんが常識人で書いてる、自分もビックリです(笑)まだ書いていこうと思うので、よろしくお願いします!

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