いざ!このどうしようもない気持ちの決闘を
やはり2週間程、更新を止めると減りますね(笑)
ブックマークとか見る人とか、あーもうこの人辞めたんじゃね?みたいな感じでしょうか?諦めるな!もっと熱くなれよ!というタイプでは無いので、その時はその時で良いじゃない、という事で
本編スタートです。
# 22 いざ!このどうしようもない気持ちの決闘を
そして……エリザベートさんと、どうしようもない気持ちのまま決闘場に来てしまった。
「先程は、すまなかった……我が主は少々、いや?かなり変わってらっしゃるのだ……女王様は4人の中では、ましなのだがな……見苦しい所を見せてしまったようだ、この事は他言無用でお願いしたい」
という事は、王子殿下も実はヤバい人なのか?気にはなるが……知ってしまえば、明日を見る事は叶わない様な気がする。
「エリザベート様、分かりました!この事は墓場まで持って行きますので、ご安心下さい」
「メルティア殿は良い騎士になりそうだ……後、注文というか、願いが有るのだが……様付けは辞めて頂きたい、どうにもむず痒くてな、ダメだろうか?」
「では、シュリさんとお呼びすれば良いですか?」
「ファッ……ファーストネームか、まぁ……様付けよりもマシだが、恥ずかしいな……良いだろう!では、コチラはメルティアと呼ぼう…」
「ありがとうございます、よろしくお願いします!シュリさん?」
「こちらこそ宜しく頼む、決闘だが……メルティアは何の得物を使うのだ?」
そういえば…コチラに来てからは、素手で戦っていたな〜デートや求婚された時の戦闘も、ずっとそうだった。
私は、しれっとした顔で。
「素手ですね?」
そう答えると、有り得ない! とでも言いたげに。
「何!?素手だと?!あの猪突のデイブも素手で、やったのか?」
あまりの驚き様に、何か不味い事を言ったのでは無いかと思い、私は補足情報を彼女に伝える。
「正確には、魔法と素手ですが……」
魔法と聞いたシュリさんは、眉間にシワを寄せつつ、困惑した様に。
「なるほどな、しかし魔法か……厄介な相手だ」
どうやら公平な勝負が出来なくなると悟った私は、彼女に1つ提案をしてみる事にした。
「では、魔法無しのガチンコ勝負というのはどうでしょうか?お互いに素手で」
そう言った瞬間、ほんの一瞬だが「ムッ」とした顔になった様な気がした。
しかしシュリさんは、何も無かったかの様に。
「ふむ……それならば、公平を保つ事が可能だな、良き案だ、では!尋常に勝負と行こうか!!」
それから決闘が始まった!最初は、相手の動きを読むようにして、牽制しつつ試す様な形であったが、攻める頻度が増していき、激しい攻防が繰り広げられる、しかし両者とも拳を振るうが空を切る事もあり、決定打になりそうなダメージは、お互いに入らない、剣は無くとも城内最強の名は伊達ではない、流石である……しかし、腕輪を装備しているのに、私は相手の動きに難無く付いていけている、レベルが上がっているのかもしれない……だが、この勝負を長引かせるのは得策じゃない、いくらコチラの能力が高くても、持久力は相手の方が段違いで高い、なので私は腕輪を外した……その瞬間!加速した身体で低めの体勢を取り、相手の鳩尾にコークスクリューパンチを軽く入れた……結果、800メートル以上先の壁に、格闘ゲームで出る様なヒビ割れが起こり、大の字の状態でシュリさんが埋まった、それを見て、腕輪を装備して駆け寄って行った……
「大丈夫ですか?回復魔法をかけますね?」
「あっ……ああ、すまない……助かる」
それからシュリさんの身体を治した後、意識がはっきりして、口を動かした…
「メルティア……良い拳だった、最初は行けるかと思ったんだがな、このまま続ければ勝てると……思った、しかし結果は違う……腕輪を外した途端に、爆発的な力に押し潰されてしまった、私は恐怖で動けなかった……完敗だ……」
「ありがとうございます!良い勝負でした、私もあのまま続けていれば、持久力が持たず隙を付かれて負けてました、しかし姫様に手を抜くなと、メイドにするぞ、と脅されてたので、奥の手を使わせて頂きました…コレが無ければ負けてましたよ?」
お互いに健闘しあって硬い握手を交わしたのであった…
今回は凄い真面目です!!ふざける人が出て来ません!なんという事でしょう…女神さんに別人が書いたんじゃね?とか言われそうですね?これを読まれている読者さん!蔵ノ宮辰秋、本人ですよ!