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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
異世界に着いた様でして?不幸の始まり
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外伝 2 神の世界のプールが戦場な件(ポロリも有るよ)

さて外伝の2です見て下さい!メインの話より長文ですが気にしないで下さい、後書きに理由が書いてあります、少しでも笑って頂けたら幸いです。




# 外伝 2 神の世界のプールが戦場な件

(ポロリも有るよ)



皆さん女子更衣室と聞いて何を思いますか?男子禁制の秘密の花園とかを連想されますよね?しかし!転生して性別が変わってしまって、いざ入ってみると思う事があります……何故か殺伐としています。

それは何故か? 女神さんが『メルティアちゃん♪胸大っきいわね〜』と、私の胸を揉みしだいたりして「女神さん!そこは揉んじゃダメです!変な感じしますっ……////」と言うと? 周りからジロッという視線……そして魔王さんは、私の胸をツンツンと、つつきながら『確かに私のよりデカイな、エリは小さいのが好きなのかと思ってたがな……』と言うと? 控えめのお胸のお客さん達からの殺気を浴び、女神さんは気にもせず『私は胸に貴賤はつけませんよ?甲乙付け難い程、どちらも魅力的です!』という返事をして、身体の一部を褒めるセリフがある度に、周りの視線を浴びます……それだけ?と思うじゃないですか?違うんです!敵意があるんですよ!何あの子……可愛いわねキッ!みたいな、女子更衣室は戦場だ!敗者は恥ずかしくなってしまい……結果プールという舞台に出れなくなってしまう……可愛い? 綺麗でしょ?選手権のようだ。

私は早くもメンタルブレイクされそうになり、ポロりと言葉をこぼす。


「何故か通っていく人に、睨まれるんですが?怖いんですけど……」


すると魔王さんが、この世界についての説明をし始めた。


『それはしょうがねぇーよ、神の世界の女はな?日本で言う芸能人が、裸足で逃げ出すレベルの奴しかいないし、美意識がめちゃくちゃ高ぇんだよ……メルティアみたいな可愛い奴を見るとだな? 自分に不安を感じるわけだよ……だからムッとなるんだ』


すると女神さんも、励まそうとしてくれているのか、私を抱き締めながら、頭を撫でつつ。


『だからメルティアちゃんは〜堂々としてれば良いんですよ?気にしちゃダメです!完全に負けたわ!ってなれば、尊敬の眼差しに変わりますよ?』


2人の言葉に鼓舞され、少しだけマシになり、2人に。


「ならあんまり気にしないようにしますね?……ありがとうございます」


『じゃあ行きましょうか!』と女神さんの1声で、更衣室を出てプールへ向かうのだった……ちなみに、着ている水着はと言うと? 私はピンクの三角ビキニタイプで、白いフリルの付いた、やたら可愛らしい物。

女神さんは、真っ赤のブラジリアンビキニと言われる、少し面積が心許無い気がする、大人のビキニ。

魔王さんは、空色の眼帯ビキニに、下にはショートパンツらしき物を履いている。

前世でも、片手で足りるほどしか行ったことの無いプールに、私は思わず笑顔になり、子供の様に飛び出して。


「大っきいですね〜 プール!スライダーも有るし、大きな波が来る所や、流れるプールに、飲食店もズラっとあって目白押しだ!」


『はしゃいでるメルティアちゃん頂き〜』


パシャ!っとカメラで撮影されてしまった……


『おっ可愛く撮れてんな〜』


前世の記憶も有るせいか、素に戻るとめちゃくちゃ恥ずかしい……しかしながら、何処か嬉しい気持もあり、私は照れながらも笑顔で。


「恥ずかしい所を見られちゃいましたね……」


『くっ……可愛い!まぁ気にするな……変態親子からは逃げられない運命だからな……写真を撮られるくらい、平然としとかねぇと思う壷だ』


「そうですね……恥ずかしがったりすればする程、グイグイ来そうですもんね?」


女神さんが、子供みたいに顔をプクーと膨らませて、拗ねるようにしてから。


『もー!!ルリちゃん!メルティアちゃんが照れなくなったら!弄りがいが無くなるじゃないですか!ぷんすか!』


そんな言動を見た魔王さんが、呆れた様に。


『どんなキレ方だよ、お前は……』


そして私は、泳ぎたくてウズウズしてきたので、2人に催促する。


「とりあえず何処かに行きませんか?」


女神さんは、私の気持を感じとったのか、はしゃぐ子供を見つめる母親の様に。


『そうねぇ〜ウォータースライダーとかは面白そうね? 』


私はやっと遊べる! という気持ちを全面に出しつつ。


「良いですね〜行きましょう!」


その様子を見ていた魔王さんは『クックック』と、笑いながら。


『メルティア、何か楽しそうだな? なら行くか!ウォータースライダーに』


「はい!」っと言って、3人でウォータースライダーに向かっていると……


『ねーねーお姉ちゃん達〜今暇な感Z〜?』


『良かったら俺っち達と遊ばねぇ〜的Na?』


『人数多い方が楽しいじゃん?Do?』


ナンパとやらに捕まってしまったようだ、コレはまずい……心配は決して私達のでは無い、念の為に言うがナンパ男達の命の方だ、元男に両生類の魔王さんに、百合の女神さんで、成功率は皆無であるし、懸案事項(けんあんじこう)はそこでは無い、男に嫌悪感が有る女神さんがキレて、ここ一体を火の海にしてしまう可能性があるのだ。

思考を巡らせながら悩んでいると? 女神さんが彼等に凄くいい笑顔(目を笑ってない)で、死の宣告をする。


『私達は百合カップルなの……ごめんなさいね?男に興味無いの……だからね?この世から消し飛ばされたくなかったら、とっとと私達の前から消えなさい』


とプール全体を震撼させる程の魔力を身体から放出しながら言い放ったのである……私も恐怖で身体が震え、ガクガクしている。

チャラナントリオ(チャラい ナンパ トリオ)は恐怖のあまり真っ青になり、へたり込んで失禁している、すると女神さんは何も無かったかの様にウォータースライダーへ私達を引っ張って行く……


『エリ、お前やりすぎだ……たかがナンパくらいでキレやがって……二丁目のイ〇ンモー〇くらいまで、吹き飛ばすくらいの魔力を出すなよな……ったく! 映画を観に行けなくなるだろうが!』


プールだけじゃ無かった!というかイ〇ン有るのか!この世界に……魔王さん映画観るのか〜 何系が好きなんだろう?今度聞こう。

女神さんは、まだ気が収まっていないのかイライラしながら。


『私ってああ言う輩ってムカつくんですよね〜知らない女の子に声をかけるとか……何考えてるんですかね?本当に……』


女神さんが、公共の場は言っちゃダメなセリフを言おうとしたので、私は笑顔で遮る様にして。


「取り敢えず気を取り直して行きましょう!ウォータースライダーへ」


魔王さんも、心配そうにしながらも笑顔で。


『そうだな……エリ、置いてくぞ?』


女神さんはだいぶ落ち着いたと思ったのもつかの間、直ぐに厭らしい顔に戻りつつ。


『あっ……ごめんなさい、今行きます! メルティアちゃんとルリちゃんを〜ウォータースライダーから滑って来た所で!パシャ!っと決定的瞬間を撮らなくては!ポロリが有るかもしれませんし!(キラキラ)』


魔王さんは女神さんの様子を見て安心したのか、いつもの様にツッコミ入れる。


『さっさと来やがれ!お前も一緒に滑るんだよ!この盗撮魔が!!』


『いーやーでーす!母に怒られてしまいます!この千載一遇のチャンスを見過ごすなんて、プロのカメラマンとして有り得ませんね!』


『いつからお前は!プロのカメラマンになったんだよ!!ただ欲望のままに女を撮ってるだけだろが!!』


『いいえ!違います……説明するならば、女体は美しい……例えるならば芸術です!数多の画家達が女性を描いたように!カメラマンは女性追い求め……私も魅せられたのです!女体の美しさに!!』


『如何にも〜みたいな理由を付けてんじゃねぇ!※サンドロ・ボッティチェッリさんに土下座で謝れよ!!』


※(ビーナスの誕生、を書かれた有名な画家です)


『誰ですか?そんな人知りませんし……』


『読者の方は、作者が説明入れてくれてるから大丈夫だ!安心しろ、 お前には(あたし)が直々に後で嫌って程、あの人の絵の素晴らしさを教えてやるから覚悟しとけ!!』


『優しくしてね?キャッ……////』


『面倒くさ…』


「女神さん元気になったみたいで良かったです。

ウォータースライダー凄く楽しかったです!」


『なんですって?!メルティアちゃん!どうして?!私の許可無しに滑っちゃうんです?もう一度しましょう!ルリちゃんと一緒に!』


「御2人が仲良く喧嘩してる間に3周したので、個人的には満足なんですが……」


『このとおり!お願いします!後でメロンソーダのアイス増し増しを……奢りますから!どうか……どうかぁ……』


手を合わせて頭を下げて懇願してくる、このまま放置すると土下座でもしそうな勢いだ、魔王さんは良くこの人を長年に渡って、相手が出来るなと感心してしまう、こういう機会は無いので、もうちょっとだけ優位な立場を楽しみたい今までの仕返しをしてやろう……


「女神さん分かりました……コレから言う私の言うことを聞いてくれたら、魔王さんと一緒にもう一度だけ、ウォータースライダーを滑ってあげます」


許可を取らずに、そんな事をいきなり言うものだからか、魔王さんが焦った様に。


『ちょっ!おまっ!勝手に……』


女神さんは、綺麗な敬礼をしながら。


『なんでしょうか!メルティア様!なんなりと!』


「じゃあまず1つ目は……通信魔法で不用意に話しかけて来ないで下さい、2つ目は勇者である私を女神らしく導いて下さい、3つ目は魔王さんと私にセクハラをしないで下さい 、4つ目は……」


条件を出して行くにつれて、小さい悲鳴の様な物を上げつつ途中で、余程無理難題だった様で、我慢出来ずに止めに入ってきた。


『ちょっ…ちょっと待って下さい!!もう1つ目の時点で無理なんですが……その願いは〇ラゴ〇ボールの〇龍でも無理です!叶えることが出来ませんって!私のアイデンティティと、キャラとかが絶対に崩壊するじゃありませんか!!』


それを聞いた魔王さんは良い笑顔で。


『お〜そりゃー良いな!(あたし)が楽になるし、出番もきっと増えるな!超〇龍なら出来るだろ?集めに今から行けよ!コッチは任せろ(にやにや)』


女神さんは念を押す様に、目に力を込めながら。


『タイトル変わっちゃいますよ!!それでも良いんですか!?』


私は淡々としながら。


「構いませんよ?まぁこの物語は、女神さん有っての話なのは……充分に分かっていますよ?その方が次の次くらいで完結出来ますよ?」


追撃する様に魔王さんが、一理あるとも言いたげな感じに。


『確かにな……お前が変な風にだな、ややこしくするから長引くんだよ!まだ街から1回しか出てねぇし……』


このままでは、真面目な女神を演じなければならないという事になりかねないと悟った彼女は、意を決した顔になり、どうやら切り(ジョーカー)を使う事にした様だ。


『考えても見てください、もし私が超真面目な女神になったらですよ?王道異世界ファンタジーになっちゃうんです!そもそも作者が超真面目な話を書ける訳がない!愛と勇気と友情をテーマにした物が投稿された時は……100%の確率で絶対別人が書いてますって! 』


『「確かに…」』


※作者はドMではありません…弄られやすい人なだけです、どちらかと言えば攻める方が好きです、書けないんじゃない……書きたくないんだ!という事にしておいて下さい、お願いします。

by 蔵ノ宮 辰秋


という感じの話をしながら、結局は女神さんのハレンチな撮影会が開始した、ウォータースライダーを魔王さんとする事になった。

食べたい物を好きなだけ買っていいと言う条件で……仕方なく納得したのである。

その結果は言わずもがな、神のイタズラで私と魔王さんは滑り終えた直後にポロリして、変態カメラマンの女神様に激写されたのだった……そして遊び倒してから、女神さんの家に帰ってから思い出話をして、

本日撮った写真を女神さんの母に献上した……それはそれは大層喜んだそうだ、恥ずかしい///


さてやっと外伝を書き終わりました!お疲れ様です私!良く頑張ったと褒めてやりたい!デザートにティラミスかプリンアラモードが欲しい所ですね♪因みに私は〇ラ〇ンボールならピッ〇ロさんが好きです。

前書きで言ってた理由としましては、取り敢えず水着回がしたかっただけです、ファンタジーだと水着の概念って難しいなと思い、だから都合のいい神の世界を作りました、昔の偉い人は言いました…有る場所に行くんじゃない、有る所を作るんだと…


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