3つ子の三姉妹って何だろう?
なかなか読者数とか感想などが、増えない貰えない蔵ノ宮辰秋です、職場での社会の理不尽やら溜まったストレスを発散する為には、趣味を見つけると良いと本に書いてあったので、何故か今は小説家になろう様で小説を趣味で書かせてもらってます、今後ともよろしくお願いします
# 19 国を救いました……完は、しません
女将さんの店に戻ってきた。
メルティアとリクは何故か仕事モードに入り、他の従業員のお手伝いに入り始めた時、急に少し怒った様に声をかけられた。
「メルメル何処行ってたにゃん!」
「すみませんリクさんと用事が有りまして、午前中はお休みさせて頂いてました」
そう言うと、猫耳前にペタっと折るようにして、落ち込みながら。
「そうなのにゃ? 女将さんも居ないから、どうしたのかと思ったにゃん……」
追い討ちかけるように、また1人現れた様で、話に参戦してくる。
「そうよ…メルティアがいないから物凄く大変だったんだからね?」
私とリクさんは2人に90度くらいまで頭を下げ、謝る。
「キャシーさんリーネさん、ごめんなさい!仕事が終わってから説明しますので」
「リクもごめんなさいです」
「分かったわ……それで、ルールールー三姉妹がメルティアに会いたいって言ってたの、だから7番テーブルに行ってあげて?」と、言われて。
「分かりました!今から行きます」
続いてリクさんに。
「リクはコッチのサポートをお願い」
「はい!分かりました」と、元気良くお返事をした。
そして……ルー×3姉妹にご指名を受けたので、行くとしよう。
魔王討伐でしばらくココには来ない事も伝えておいた方が良いだろう。
「こんばんは、ルーニャさん、ルーシェさん、 ルーチェさん」
「「「メルティアちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん」」」
と抱きついて来たので、黒〇三〇星の〇ェットストリー〇アタックをニュー〇イプの如く、華麗に「見える!(ピキーン)」という感じに避けたのであった……
【詳しくは元ネタが分からない方はお父さんに聞きましょう、もしガン〇ムを観てない場合は、こちらで直接対応させて頂きます】
「私達の連携が…破られるなんて」
「この私を踏み台にするなんて!?…」
「メルティアちゃんへの3つの愛が…」
「「「避けられるなんて!!」」」
「流石に3つは無理です、重いです」
「「「そんな!酷い!!」」」
「酷いと言われましてもね……」
「「「姉妹1人だけがメルティアちゃんと」」」
「「「愛を育める!そんなのは!」」」
「「「有り得ない!私達は!」」」
「「「3つで!!1つ!」」」
「「「一心同体だもの!キリッ」」」
長文が良く合うなーと思う……流石3つ子だ、自称一心同体だもの!と言うだけはある。
「あのー……御三方よろしいですか?」
「「「ちゃんと1人ずつ呼んでよ!」」」
「先程一心同体と、言われてたじゃありませんか?」
「「「それはソレ、これはコレ」」」
うわぁ〜相変わらずめんどくせえ〜と、思いながら。
「ルーニャさん、ルーシェさん、ルーチェさん、少しお話が有りまして」
瓜3つの顔が、目をキラキラさせながらにじり寄って来る。
「「「なんでしょうか!」」」
「愛の告白とかでは無いので、期待に満ちた目で見ないで下さい、違いますから」
3人とも物凄く落ち込んだ顔をして。
「「「そんな……」」」
――やっぱりこの人達は一括りで良いと思うんだ私。
「それで私とリクさんは旅に出る事にしたので、ご報告をしようと思いまして、ここのお店をしばらくお休みさせて頂きます、なのでご迷惑おかけすると思います」
「「「えぇぇ!?何を楽しみに」」」
「「「生きていけばいいのよぉー!!」」」
「流石にそこまでは面倒を見切れないですよ」
「あっ!!」
「お姉ちゃんどうしたの?」
「姉様は何か策を思い付いたの?」
「妹達!!私は素晴らしい事をね……思い付いてしまったわ!どうやら私は天才かも……」
「「おぉ〜」」
「それは!……」
「私の旅に付いてくるとか言うんでしょ?嫌ですよ……何を考えているんですか!」
「なんだって!?私の天才的発想を見抜くとは!
流石!私の嫁であるメルティアちゃんだわ!」
「いやいや……嫁とかになったつもりは、ありませんよ?」
すると妹達が
「子供を10人作ろうねって約束したのに!」
「そんな約束してませんし……生物学上無理ですから!女同士ですよ?」
「メルティアちゃんと、私達が愛する子が大きくなった時に、世界を滅ぼそうとする魔王を倒すために、伝説の勇者の装備手に入れ討ち滅ぼして、世界を平和にすると言う物語はどうなるんですか!?」
そして、余りにもアホな言動に耐えられなくなった、真面目な方の声がしてきた。
『そんなに待てるか!!今まで散々待ったのに、私にそれから子供が大きくなるまで待てとか何言ってんだ?!今直ぐお前をこの国ごと吹き飛ばしてもいいんだからなぁ?!おい!』
リアル魔王がキレてます……頓珍漢な事を言うから、この人がやろうと思えばヤレるんだろうけど、無駄な殺生を好まない方なのでしないだろうと思うけれど、このまま放置していたら可能性は0では無いと思う、私ごとこの世から消える可能性があるかもしれない……
「ヴァーゼクリウスさん落ち着いて下さい!こんな人を殺すだけ無駄です!お気持ちは分かりますので、ここまで伝わってくる、その禍々しい魔力を仕舞って下さい!」
『分かったよ……仕方ないメルティアに免じて許すからな?ったくよぉ〜だが仮に、私が城から超長距離の極大魔法をそいつの頭に落とすとする、そしたらメルティアだけが生き残って、後の人間は塵も残ってないぜ?』
「メルティアちゃん?さっきから何をブツブツと1人で言ってるの?」
貴女の所為で国が1つ滅びる所だったんですよ?というか、私だけが生き残るのか……せめてリクさんだけでも守りたい所だ……
「という事なので一緒に旅にも連れて行きません!嫁にもなりません!以上」
「「「メルティアちゃぁぁぁぁぁん!」」」
という悲鳴を聞きその場から離れて、別の仕事に行く事にしたのであった
魔王様って本当に良い人だ…勇者の言うこと聞いちゃう魔王ってどうなん?ルールールー三姉妹を出して欲しいと物好きなリア友からのリクエストで登場させました、お気に召すといいのですが…という事でまだ終わりません、次回もよろしくお願いします