魔王討伐してくれる仲間を募集中
やっと異世界ファンタジーらしい
展開になってきました!わっふー♪
#15 魔王討伐してくれる仲間を募集中!
--魔王さんから催促を受けた女神さんが、女将さんに天のお告げをして、使命を遂行しなさいと言われ、今ココ、という状況である。
しかし仲間である……好きこのんで魔王討伐に行きたがる人を探さねば行けない……しかも女の子が希望のようだ。
「うーん」と悩んでいると声をかけられる。
「メルティアさん?どうしたんです?」
「あっリクさん!お疲れ様です、ちょっと悩み事がありましてね… 」
「お悩み事ですか?お世話になってるので、話を聞きますよ?」
「ありがとうございます、では…リクさんのが見たいんです!全てを (能力が見たいという風伝えてるつもり)」
「ひぃやぁ?!そ…そっそれは……どういう事ですか!?リクを見たいって…… 恥ずかしいです!(裸だと思ってる)」
「ここじゃダメですか?別に他の人に口外しないです!時間も取らせません、直ぐに終わりますし触れたりはもしません、(確かにステータスは色々ナイーブな事だと思っている)」
「ひぃえぇっ!ここで?!せっ……せめて!初めては2人っきりの時がいいですね……(もじもじ)ぽっ///、メルティアさんになら……ベッ!ベットの上で1晩好きなだけっ!こんな身体で良ければ!好きなだけ触ってもいいです……よ?////」
「えっ? あ? うーん……」
と悩んでいると、脳内にえらい興奮した変態の声がした……
『メルティアちゃん!!なんて素敵羨ま百合展開を繰り広げてるんですか!今晩のおかずはメルティアちゃん×リクちゃんで、決まりですね!ふへぇっ!ふへへへへへへぇ〜////』
「女神さんですか……百合展開ってなんですか?」
『ぇ……これだから元無趣味の仕事人間の男は…簡単に言えば、百合とは女の子同士の恋愛です!リクちゃんに今晩、YARANAIKA? って誘ってたじゃありませんか!!』
「別にリクさんとそういう関係になりたいとか思ってませんし、そんなセリフを言ったつもりもありませんが?」
『じゃあアレはどう説明するのですか?』
と女神さんがリクさんの方を見ろと伝えてくる。
「メルティアさん!あっそこは…まだっ! 恥ずかしいですっ!!あんっ/////」
リクさんが身体をくねらせながら、自分を抱きしめながらダメっ!とかソコは!とか言いながら妄想の世界にダイブしていて、自分に過ちがあったことは素直に認めざるを得ない……言葉が足りなかったようだと。
「あの!リクさん!聞いて下さい!!」
「ふぇ?!にゃっ!にゃんでござんしょう!」
『はぁはぁ///リクちゃん噛んだわ〜 可愛いわ〜』
「先程は言葉が足らずに、勘違いをさせたみたいです……すみません」
「勘違いですか?ん……?ふわぁっ!あのあの!えとえとっ!変だなーって思いながらも、そのまま違う世界に行ってました……こちらこそ、ごめんなさいです!それで本当はどういうお悩みでしょうか?」
「実はこのお店をしばらくの間、休みを頂いて、ある人から受けた使命を果たすために、仲間を集めて旅に出ないと行けません……そして、先程リクさんを見たいと言ったのはステータスなんです」
そう言うと彼女は、物凄く悲しそうな顔をしてから、疑問に思った事を聞いてきた。
「じゃあしばらくココには来ないという事ですか……リクのステータスって事は?旅に同行して欲しいって事ですか?ちなみに、どんな旅なんですか?」
変に隠しても後々、確実にバレるのは間違いので正直に答えた。
「言い難いんですが……その旅は魔王討伐です!生きて帰れるかも分かりませんし、無理強いもしません!なのでステータスを見て後は、仲間になって頂けるかをお聞きする形にしようかと思ってました」
「まっ魔王討伐ですか!?メルティアさんは最初から凄い人だと思ってたんですけど、やっぱり普通の人と違う何かを持ってる人だったんですね、どうぞ!私のステータス見て下さい!」
ありがとうございます、と言ってからステータスを
見る魔法を唱えて見てみる、我〜汝みとうせし
うんたらかんたらーっと……
名前 リクール·モンシャルル·ブラウニル
性別 女 Lv 23
種族 クウォーターエルフ 年齢 17
身長 145 B 83 W 56 H 78 体重 栗 216個分
HP105 MP380
攻撃力 52 防御力 38 素早さ 79 魔力 83
魅力 109 運 23
スキル ドジっ子 妄想パワー 古の賢者の血筋
精密斉射 エルフの孫 脱兎の如く
風魔法 水魔法 土魔法 回復魔法
古の賢者のオリジン魔法(MPが足りません)
--え?……スリーサイズまで見れちゃうのか、体重まで……栗って(笑)名前が違う!リクさん純人間じゃ無かった、しかも古の賢者の血筋って凄いスキルじゃなかろうか?他にも何か凄そうなスキルのオンパレードである、むーと唸っていると?
「メルティアさん?どこか変な所ありました?」
「リクさんって実は凄い人なんだ……って思っただけなので、気にしないで下さい」
「そっそんな事ないですよ!記憶にないですが、小さい頃に孤児院の前に捨てられてたらしくて、そこで育ったような人間ですし、凄いなんてそんな事ありません!波乱万丈って意味では間違いじゃありませんけどね?えへへぇ〜////」
言おうかどうか迷ったが、濁さずに真実を伝えてみた。
「リクさんはエルフの血が入っているようです、お爺様がエルフです、しかも賢者と呼ばれるほどの御人です」
いきなりの事実を打ち明けられた彼女は、驚きのあまり、戸惑いながら。
「……えっ?エルフ?おじいちゃん?賢者?」
「そうです、ステータスを見た限りそのように分かりました」
エルフの知識は少なからずあるらしく、何かに気付いた様に目を見開き。
「あっ……だからリクは捨てられたんだ……半端な存在だから……村の災いになるから…」
聞かれたとはいえ、濁さずに言ってしまったと後悔してしまう、人の過去を魔法で明かしてしまった。
自分に苛立ち、気づかなければ幸せだったのに……この世に真実ほど残酷な物はないと、前世で読んだ本に書いてあったのを思い出した。
「リクさん、ごめんなさい……自分の知らない過去を覗き見するような形になってしまって、ありがとうございました……さよなら」
とその場から立ち去ろうとすると何時になく大きく、必死な声で呼び止められた!
「待って!メルティアさん!待って下さい!」
そんな声に、後ろ髪を引かれる様な感じがして、思わず立ち止まり振り返ってしまう。
「え?なんですか?別れの挨拶はあまり得意ではないので、カッコよく立ち去ろうとしたのに、どうしたんですか?」
拒否する様なセリフを言うが、リクさんは思いの丈を伝えてくる。
「リクも!魔王討伐に参加させて下さい! 戦力的に駄目なら仕方ないですけど、もし! ステータス的に良いなら……連れてって下さい! お願いします! もっと自分の過去を知りたいんです!一緒に旅に出れば、分かりそうなんです……ダメですか?」
そんな熱い告白に断る気力も無くなってきたが、最後に一つだけ素直な気持ちを彼女に伝えようと思った。
「ステータス的には申し分ないくらい優秀です、お願いしたかったくらいですよ?でも、私は貴女をリクさんを傷つけてしまった……それが申し訳なくて、また傷つけてしまうかもと思ったら怖くなって……」
しかしリクさんは微笑みながら、私を受け入れてくれる様に……優しく抱き締める、という感じに。
「メルティアさん?リクなら大丈夫だよ?ちょっと驚いたけど、いや……かなりビックリしたけど、傷ついたりしてないよ? むしろ感謝したいくらいで……メルティアさんとならもっと色々知れるかも? って思ったの……だから!リクを仲間に入れて下さい!お願いします!」
前世で同じような事があった…その時は許して貰えず、孤独を強いられる状況になった、聞かれて知っている内容をそのまま素直に伝えた……その相手はそれを受け入れず、逆恨みのような事をしてきた、そして私を孤独に追いやった……また今回も同じかと思いきや、もっと知りたいと言われた、優しい笑顔で許してくれて嬉しかった……自分を受け入れてくれたように思った……だから私は
リクを仲間にしますか?
☞【はい】 【いいえ】
私は迷わずに【はい】を選んだ……
「ではリクさんよろしくお願いしますね」
「不束者ですがよろしくお願いします」
リクが仲間になった!
リクさんが仲間になりましたね
リクさんはロリですが
作者はロリコンではありません
ロリコン(2次元限定)でもある\_( ゜ロ゜)ここ重要!が正しい表記ですので理由は
大人のお姉様(2次元3次元)も好きなので