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女神と魔王が何故か転生した私に絡んでくるんです…  作者: 蔵ノ宮 辰秋
異世界に着いた様でして?不幸の始まり
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戦いの火蓋が切って落とされようとしています!


#11 戦いの火蓋が切って落とされようとしています!




――はい!前回の続きです。困りましたね……本当に、結構王子殿下と姫様は持ちませんでしたね、対決内容が決まったのか?それとも、ただたんに我慢出来なくなってしまわれたのか?前者ならどちらかと言えば良いのですが。

そして違う世界へ飛び立っている女将さんを揺らしながら(着物の上からでも分かるお胸を暴れさせながら)。


「女将さん!!起きて下さい!王子殿下と姫様が来られますので、しっかりして下さい!」


「あら?ごめんなさい……メルティア、天の声様にお会いできて、トリップしてました」


「お気持ちは分かりますが、王子殿下と姫様がこちらにこられるそうなので、 2人ならいざ知らず…4人を流石に1人では無理です」


そんな物言いに不服そうな魔王さんが。


『おいおいメルティア、そこの女神(変態)はまだしも 俺の相手は別に楽だろうが!』


「魔王さんは確かにお相手は苦ではないのですが、

やはり気は使いますので、疲れは感じてしまいます」


『いやぁ……わかるんだがよ?』


それを聴いた女神さんが鼻を鳴らしながら興奮した様子で


『私といるとメルティアちゃんが、疲れてしまうのですか!?こんなにも愛情込めて接しているのに!じゃあもっと!溢れる愛をぶつけて、疲れ果てさせて動けないようにしてから、ナニをしても良いって事ですか!?』


「ダメに決まってます!」『黙れ変態!!』


そんなアホな会話をしているとノックが聞こえた、それで女将さんが対応に向かい、王子殿下と姫様が部屋に入ってきたのである。


「失礼しますわ、ごきげんよう……(あらまぁ……()()()不可思議な魔力を感じたと思えば、このような方々がいらっしゃってるとはね?メルティアも大変ね……ふふ)」


「失礼する……メルティア! 対戦内容が決まったのだ、是非とも聞いてほしい!」


「王子殿下、姫様、ごきげんようにございます。対戦内容がお決まりとお聞きしましたが、どのようにお決まりになったのですか?」


「では!説明しようか……メルティア関連の話をする、例えばだが、キミに似合う服とか、どうすれば幸せに出来るかなどの話で議論し、相手を納得させた方の勝ちというものだ」


『ほぅ……なかなか面白い事するみたいだな?その対戦とやらにわ、俺も参加して良いのか?』


『メルティアちゃん関連なら是非とも、私も参加します!異論は認めません!』


「あの〜何でもかんでも首突っ込みますよね?御2人って……王子殿下どうされますか?」


「まぁ我が妹とメルティアを賭けて、2人だけで戦う予定だったが、ヤル気になっているのに仲間外れにするのはよくないし、参戦を認めよう」


王子殿下のセリフを聞いた女神さん(ド変態)が、興奮し、妄想を垂れ流し始めた。


『なんですって!? メルティアちゃんを賭けるなんて如何わしいです! ココは何としても死守して、貞操を守らねば! 私が……はぁはぁ……////、手に入れて、ぐふふふふっ!』


『おい!そこのド変態が!落ち着けよ…気持ち悪いぞ……』


「判断はお兄様に任せますわ、(しかしこの世界の天の主がこのような方とは、面白いですわね……実力は神と言って間違いのない能力ですが、不思議なものですね)」


『貴女が姫様ですわね!大変お美しいですね、私はエヴュリス·サーライト·ミカエリスと申します、()()()()色々とご存知でしょうから、変に誤魔化しきれませんし、役職などは申し上げませんわ、今後ともよろしくお願いたします』


「ミカエリス様、貴女も大変お美しいです、私の名はルーシア·ファソット·リア·ヴァルハート、()()()の事をご存知とは流石ですわ、やはり普通の方とは違いますわね?ふふ……今後ともよろしくお願いします、この世界を……」


「失礼ながら御2人に自己紹介を、僕の名はジーニアス……ジーニアス·フェルト·ルア·ヴァルハート、この国の王子をしている、よろしく頼む」


『じゃあ俺もするか…』


『不良…どちらの方でするのですか?個人的にはあちらの姿の方が好きですが、まぁお任せしますけどね?……ふふ』


『あ?どちらでも個人的には変わらんのだが……城ではそっちの姿が多いしな〜あっちにするか、じゃあ改めてだ』


と言ってマントを翻して魔王さんが喋り出した


『俺の……いや、(あたし)の名は!ルリアーナス·ジオ·ヴァーゼクリウスよ!(あたし)には2つの人格がある、男と女のな……さっきのエリー(女神)との会話の意味だ、次に会う時は男の方かもだが、よろしく頼むな』


久しぶりに、あだ名で呼ばれた事が嬉しくなったのか、女神さん(ド変態)が狂戦士(バーサーカー)モードになりながら、本能の赴くままに妄想をゲロゲロしていく。


『エリーって久しぶりに呼ばれた気がしますね……懐かしい! 嬉しい! 可愛いルリちゃんを食べちゃいたい! しかも前見た時より大きくなってるし、良いわね……じゅるり……』


『キモっ! やっぱこの女の姿になるんじゃなかった……』


――しかしながら今初めて、女神さんと魔王さんの名前を知ったという、結構長い付き合いなのに今更感が物凄いなと感じる。

しかし驚きだ、男と女の姿があるなんて……魔王さんはギャルっぽい見た目で、褐色肌の可愛らしい感じの子である、しかも街を歩けば誰もが振り向き、視線を外せなくなるような超美少女だった。

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