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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

彼女「ねえ、Hしよっか?」 彼氏「ごめん、お前とエロいことすると世界崩壊するから無理」 【読み切り版】

作者: シャイン樽画

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


 一時間後……


 そこには、無理やり連れ込まれた彼女の部屋で

 すんすん……と咽び泣いている俺こと「日吉 光冶(こうじ)」の姿が……!


「いっぱい……汗かいちゃったね……?」


 彼女の「月影 魅夜(みよ)」は、満足そうな笑みを浮かべながら……

 自分の腹を愛おしそうに撫でつつ、そう言った……


「ぐすっ……ぐすっ……

 ひどいよ、魅夜!

 俺、はじめてだったのに……!」


「私は……

 コウくんのはじめての人になれて嬉しいよ?」


「そういう話じゃない!

 こ、高校生で……まだ高2なのに、

 こ、こんなことしちゃ……ぐすっ……

 お前が、こんなレイプする人だったなんて……!」


 ああ……清楚な魅夜が……

 俺の中の魅夜の清楚なイメージが……!


 しかし、俺がそんな風に抗議していると、

 魅夜は、ぷくぅっと頬を膨らませ……?


「だってぇ!

 コウくんったら、いつまでも

 私に手を出してくれないんだもの!

 私に気をつかってくれてるのかな? と思って

 勇気を出して『Hしよっか?』って言ったのに

 変な言い訳しちゃうしさあ……

 何よ、世界が崩壊するとかって……ありえない」


「言い訳じゃないし……」


「は?

 まだ言ってるの?

 とにかく! そういうこと言うから!

 私とHしたくないのか、っていうか、

 他に彼女いるのかと思って、

 私、焦っちゃって……!」


「だとしても、やっていいことと

 悪いことが……! ぐす……ぐす……!」


 俺は涙が後から後から流れて来て

 言葉にならなかった……


「すん……すん……」


 ただ泣くばかり……


 俺の貞操が……

 ここまで守り続けて来た童貞が……!


 もちろん、行為の最中、俺は

 何度も魅夜に抵抗したが……


 コイツには、どういうわけか

 馬乗りから抑え込まれて後、その拘束を解こうにも

 完全に抑え込まれていて、抵抗できなかった……!?


「お母さん直伝の抑え込みが役に立っちゃった!

 人体の重心を意識するだけで、

 人間って簡単に動けなくなっちゃうんだよねぇ!」


 あのババア……!

 余計なことを教えやがって……!?


「ぐすん……すん……」


 とにかく、俺はもう何も言わず、

 ただただ泣いていたのだが……


「あ、あのさ……?」


 少しして、魅夜が心配そうに尋ねて来た……


「そ、そんなに泣くほどのことなの……?

 コ、コウくんも気持ち良かったでしょ?」


 そう言いながら、魅夜は、口を尖らせつつ

 自分の腹を、小首を傾げながら撫でていた……


「そ、それとも……

 私とHするのって、そんなに泣くほど……

 ぐすっ……泣くほどの……?」


 そして魅夜は……!?

 何の前触れもなく、急に泣きだした……!?


 こ、こいつ……!?

 何、勘違いしてやがる……!?


「確かに、気持ちよかったよ!

 お前みたいな、世界一の女とヤれたんだもの!」


「せ、世界一だなんて……!

 オーバーだなあ……」


「俺は、お前ほどの女なんて

 この世に、他にはいないと思っている!」


「コ、コウくん?

 め、面と向かってそんなこと言われると恥ずかしいよお……!」


 魅夜は、顔を赤らめると、

 俺から視線を逸らす……!


 ちっくしょー!

 やっぱ、こいつ可愛いぜ!


「お前……!

 俺が、どんだけ性欲と戦ったかわかるか……!?」


 正直に言おう……!


 俺だって男だ!

 何度、コイツとヤりたいと思ったことか……!?


 デートのコースを考える時、

 調べんでもいいのに、ホテルの場所をチェックしてしまったり、

 デートの最中だって、下着売り場の前を通るだけで

 ドキッと意識してしまった!


 コイツが無防備にも、ブラの紐やらパンチラやら見せる度に

 何度理性を働かせるのに懸命になったことか!?


「ぐす……お、俺は……!

 それでも我慢して……我慢して……!

 それなのに、お前は……!

 俺のことを……ぐすっ! ぐすっ!」


「も、もう!

 そんなにしたかったんなら、

 言ってくれればよかったのに……!

 私はいつだって……お、OK……だったんだよ?」


「バカ言え!? お前!?

 世界のために、お前とのセックスは諦めていたんだよ!」


「え? まだ言ってるの?

 そんなこと……」


「ん……」


 俺は無言で、窓を指差した……


「え? 何?」


「カーテンを……開けてみろ……」


 俺がそう言うと、

 ミヨは、小首を傾げながらも、窓のカーテンを開けた……


「え……何……これ……?」


 ミヨが驚愕の声を上げる後ろから、俺は近付いて、

 静かに呟いて言う……


「世界の終わりだ……」


 外では、空が真っ赤に染まっていた……


 と言っても、夕焼けとかではない……

 空が割れて、そこから血のような赤いものが染みだして

 空を赤く染めているのだ……


 すぐにでも、その空の裂け目は大きく広がり……

 そこがブラックホールとなって、全てを呑みこみ、

 世界は終わるだろう……


「え……世界が終わる、って

 本当のこと……だったの……?」


「だから、言っただろ……」


「ごめん……嘘だとばかり思って……」


 魅夜は、しゅんとなって、

 申し訳なさそうに俺のことを見つめる……


 だが、魅夜だけを責められない……


 魅夜と付き合ってたら、

 いつかこういうことになるってわかっていたのに……

 わかっていたのに、

 こいつと付き合うのを我慢できなかった……


 こいつと、一秒でも長く一緒に居たかった……

 それだけは我慢できなかったんだ……


「魅夜……俺の方こそ、ごめんな?

 もっと早く……

 本当のことを言っていれば、よかった……」


 そうすれば、もっと違った結果になったかもしれない……


 いや、まさか、あの優しい魅夜が

 俺を襲って来るとは思わなかったが……


「うん……

 いや、でも、たぶん、いつ言われても

 私、世界が滅びるとかそんな話……

 私、信じなかったと思う……」


 そうかもしれない……


「魅夜……?

 最期に、お前の顔を見せてくれないか?

 目に焼き付けておきたいんだ……」


「コウくん……」


「魅夜……愛してる」


「私だって……愛している……!」


 魅夜の顔が近付いて来て……

 彼女は目を閉じる……


「ん……」


 そして、俺達は、幸せなキスをした……





 やがて、世界の割れ目から光が溢れ……

 その光に包まれると、世界は終わった……


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


 …… ……


 ……


 気がつくと、俺は、どこかの空間にいた……

 どこまでも続く白い空……白い地平線……

 目の前には、金色の玉座に座る、

 白いローブに、金色の装飾をつけた、銀髪赤眼の女性がいた……


「私は、時の女神ノルン……

 って!? またお前か!?

 また、来たんか、この時の狭間に!?」


 その、女神を自称する女は、

 俺のことを、親の仇でも見るような刺す視線で

 睨みつけながら言った……


「だから、何度も言うとるやろ!?

 あの女とヤるな、と!?

 やったら、世界消滅してまうで、と!

 頼むで、ホンマ!?」


 そう、俺がこの白い世界……時の狭間に来るのは、

 二度目だ……


 詳しい原理はわからないが、

 どうも世界が崩壊する時のエネルギーによって、吹き飛ばされ、

 時空の割れ目である、この世界に辿りついてしまうらしい……?


「なあ、もう一回

 時間遡行してくれよ!

 今度はうまくやるからさあ!」


 そして、もう一度、魅夜に会いたい!


「ラーメンおかわり、みたく簡単に言うなや!?

 あれは本来、人間が自由につかってはいけないやで!?

 世界の崩壊避けるために、渋々つかってるんやど!?」


「でも、今回はもった方だろ?

 前は、魅夜と出会ってその日のうちに

 速攻で世界が消滅したし」


「早いも遅いもあらへんわ!? ボケ!

 てか、前回がひどすぎやろ!?

 出会った初日にヤるとか!?

 どんだけ猿なんや、お前ら!?」


「いや、アイツが可愛い過ぎるのが悪い……!」


「のろけんなや!?

 そもそも、何であの女と交際する!?

 いつか、ヤるに決まってるやろ!? アホか!?」


「まあ、そうなんだけどさあ……

 魅夜は清楚だし、純粋だし……

 付き合っても、

 『Hしよっか?』とか言わない、と思ったんだ……

 俺さえ、我慢していれば大丈夫だ、と……

 そう思ったんだが……」


 うん……完全に俺の見立て違いだった……

 どんなにキレイな女でも、

 性欲ぐらいあるものだと改めて認識した。


 それにしても、俺の上に馬乗りになって

 いやらしい踊りを踊っていた魅夜は、

 それはそれで良かったなあ……でへへへ……!


「キショい顔で、ヨダレ垂らすなや!?

 ああもう……!

 やから、あの女には、誰か他の男を紹介して、

 あんたも、あれ以外の女と付き合え言うたやろ!?

 あんたと、あの女が性交しなきゃええだけの話なんやし!」


「いや、魅夜が他の男に抱かれるところ想像したら、

 我慢できなかったんだから仕方ない……!

 どうでもいいけど、お前って、関西弁なんだな……?」


 俺がそう指摘すると、

 女神は、はっとした顔を見せる……


 そして、「こほん」と咳払いをすると……


「すみません、あまりのことなので、

 つい地が出てしまいました……

 私はノルン……

 知性溢れる時の女神……

 とにかく、もう終わったことを言っても仕方ありませんね……

 はあ……頭が痛い……」


「頭痛いって……

 そんな腹出した格好してるからだろ?

 いい歳なんだから、若い人に張り合うなよ……」


「やかましいわ!? ボケェ!?」

作者「は~い! どもども! 皆さん!w

   初めましての方は、はじめまして!w

   以前からお会いしていた方は、お久しぶりです!w

   作者こと、シャイン樽画と申しますよ!w」

せや姉「せやねや」

作者「はい、この度は、新作として

   短編小説を3本書いてみました!w」



1: 彼女「ねえ、Hしよっか?」 彼氏「ごめん、お前とエロいことすると世界崩壊するから無理」

   https://ncode.syosetu.com/n8401ex/


2: 瀬川ダイアは、素直になれない!? ~お嬢様、それストーカーって言います~

   https://ncode.syosetu.com/n8415ex/


3: セクロスしないと出られない部屋。

   https://ncode.syosetu.com/n8423ex/



作者「は~い!w

   各小説、最後まで読んでいただくとわかるのですが、

   読み切りといいながら、続きがありそうな終わり方しております!w」

せや姉「せやね」

作者「はい、勘の良い方ならもうおわかりかと思いますが、

   この3つの短編小説の中から1つだけ選んで

   この作者の、次の連載にしたいと考えております!w」


作者「は~い! ドーン!w

   そして、ここに、投票用のページを貼っておきます!w」



新連載投票所『どれを次の連載にしたらいいですか?』

   https://www.poll-maker.com/poll2032167xdD69431F-55


(ちなみに、クリックしただけで各ページへいけるリンクを

 あとがきの下の方に、つくっておきますね!w)


作者「上に挙げた3つの短編小説から

   連載にしたらいいもの/続きが気になるもの、を選んで

   投票ページから、投票してくだしあ!w」

作者「この投票結果、それからPVや評価ポイントなんかを参考にして、

   次の連載作品を決めたいと思います!w」

せや姉「何で、投票結果だけを参照にせんの?」

作者「いや、だって……

   もしも、3作品を読んだ人達がみんな、恥ずかしがり屋で

   投票してくれなかったら、投票だけで決まらないじゃん」

せや姉「そらそうや」

作者「まだまだ知名度が低いからね、この作者は!w

   いや、全くの無名ではなくなってるような気もするが……

   きっと、米俵の中から白ゴマを探すぐらいの知名度だと思う!w」

せや姉「なんや、その例え……?」

作者「ま、そういうわけで、次回作のオサレ系ラブコメ小説は、

   この3つの短編の中から選びます!w

   皆さん奮ってご参加下さいね!w」


作者「おっと、忘れるところだった!w

   延々とやり続けるのもアレなので、締切設けます!


   8月15日までで一度判断しましょう!w


   もしも、そこで、アンケートが機能してなかったり

   PVに差が見られなかったりして、判断つかなかったら……

   その時は、次の判断方法考えますね!w」

せや姉「なんや、結構ええかげんな方法やな……」

作者「まあ、いいじゃない?w」

せや姉「てか、選ばれなかった2作品はどないすんのや?」

作者「え? いや……まあ……選ばれたやつを完成させたら

   他の2つの続き書こうかな……断言はしないけど……」

せや姉「どうせなら、3作品同時投稿したらどうや?」

作者「ぐはっ!?」

せや姉「あ、吐血……」

作者「せや姉は、作者を殺す気か!?w

   おま、大変なんだぞ!? タイプの違う作品を

   同時に書くのって!

   今回だって、冒頭部分だけなのに、頭混乱したわ!w

   時間的余裕だってないし!w」


作者「ま、そういうわけで、是非投票に参加して下さいね!w

   それではまた~!w」

せや姉「ほなね!」

--------------------------------------------------

8月12日21時頃追記:


作者「すみません!」

せや姉「なんや? なんや?」

作者「投票の締め切りを8月15日としましたが、

   こちらの都合で、本日8月12日現在をもって

   締め切りとさせていただきます!」

せや姉「何やて!?」

作者「で、結果なんですが……


   『ねえHしよ?』→3票

   『瀬川ダイア』→3票

   『セクロス部屋』→1票


   ということで、『ねえHしよ』と『瀬川ダイア』が同率首位になったのですが、

   アクセス数やブクマの数を考慮して……」

作者「『ねえHしよ』を次の連載にしたいと思います!」

せや姉「おおー!?」

作者「で、残る2作品は、また次の機会に連載しようと思います……!w」

作者「気が向いたら……(ボソ」

せや姉「おい……!?」

作者「というわけで、『ねえHしよ』の連載版を

   明日、8月13日から始めようと思っています!w」

作者「興味がありましたら、是非読んで下さいね!w」

作者「そして、投票に参加して下さった皆様、

   こんなアホな作者の思いつきに付き合っていただきありがとうございます!w

   これに懲りないで、また遊んで下さいね!w」

作者「以上です!w それではまた~!w」

せや姉「ほなね!」

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