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そんなの売るなしっ!

物って生活において大切ですよね。

全ては物として見れるわけですから。。

剣も然り...



平日の日の夜、高校生である俺はいつものようにパソコンと向き合っていた。

パソコンは便利だ。何しろ退屈しない。これ無くして皆どのようにして生活しているのか?

まったくもって疑問だ。


最近は海外のネットショップで安く購入して適当に色々なサイトで流すのが日課だ。

今日も例の通り海外のネットショップをサーフィンしているとき、こんな商品が目に映った。





※日本語訳 【異世界の鍵】 購入するとあなたが付加される。あなたは行くことをできますこれで異世界に。





なんだこれ?

さすが海外。へんなものが売られているものだ。

しかも安い。free shipping 送料無料。

0.70$ なかなかなデザインで凝った作りに見える。見えるだけか?


キーホルダーにできるかな...?

そんなことを考えて、100個注文することにした。


値下げ交渉してみる。


...早速返事が返ってきた。


値下げはできないらしい。


ok.安いから問題ないでしょう。


pay!ボタンを押してクレジットから入金されたことを確認する。

とたんになにかよくわからない感覚に襲われる。


「ああああぁぁ、なに!?なんだぁ??」


それに答えるように透き通りかつ脳に染み渡るような声が聞こえた。


「ご購入ありがとうございます。異世界の鍵、確かに御入納させていただきました。

この商品の説明をさせていただきます。」


くっ...かなり辛い。キャンセルできないのか..?


「商品欄ご説明の通り、ご発送後のキャンセルはできません。ご容赦ください。」


「あああああああぁ....!」


そしてそれは語り続ける。その言葉は魂に刻み付けられるがごとく繰り返される。


「異世界の鍵は、この世界"world"と我々が認定したこちらと異なる世界、"異世界"とをつなげる神器です。

素質がある方をサーチし、自らを得るための道標を示します。ご購入個数は"100"約人族100個の魂が付加されるのと同等です。

通常通り、1個の鍵を使用し、[多]世界言語を取得しました。神族語以外のすべてを扱えるようになりました。

残り"異世界の鍵"は99個です。

神界規約により、"異世界の鍵"はマスター補助に当たります。ご容赦ください。

ワープゲートが開きます。異世界にわたることにより魂には一定確立で、ユニークジョブが生じます。

ご了承ください。

異世界に移動しますか?残り時間は180秒です。」


ここまでの話が記ざれた。よくわからないが、唐突に異世界送りにされるらしい。

よくネット小説を嗜んでいるからわかる、気がする...


《--キャンセルはできない--》


そんな気がした。

だから俺は脳内に響き渡る頭痛を気にせず、部屋にあるものをかき集めていた。


触れているものなら、テレポートされるのでは..と考えた俺は物をかき集めて触れた状態にした。


「準備できた。転送してくれ?」


疑問形だが語りかけた。


「了解しました。これより異世界へ転送いたします。神界規約により異なる世界間で物は送れないのでご了承ください。」


送れねぇのかよ!!


心の中でむなしく響きやがてまどろみに落ちていくのであった。



この人現実世界だったら将来密林に次ぐショッピングサイトを立ち上げてますよ。

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