03話 冒険者ギルド
とりあえず、冒険者ギルドか武器屋だな。行くとしたら。
ま、今まで生前に読んだ異世界転生物からいくと、冒険者ギルドか。
よし、冒険者ギルド行こう。
あ、ちょっと待った。なんかすごいいい匂いがして来た。
よし、とりあえずなんか食おう。
「すいませーん。このお肉いくらですか?」
「ああ、それは大銅貨3枚だ。一本買ってくか?」
「お願いします。」
今何をしてるかというと、絶賛買い食い中だ。
うん、この焼き鳥、かなりいける。
このタレみたいなのがちょっと焦げててうまい。
……よし、腹も満たされたし、ギルド行くか。
しかし、大銅貨3枚はかなり安かった。日本円で30円だぜ?破産しないのかねぇ。
少し歩くと、木造のでかい建物の前に来た。ここがギルドか?
中をのぞいてみると…
あ、多分そうだこれ。だって、中で厳つい顔のおっさん達が酒飲んでるもん。
酒かぁ。…さっきの焼き鳥に冷えたビールはうまそうだ。
と、やっとギルドについたんだから、早いとこ登録しよう。
「すみません、冒険者登録したいんですが。」
「ああ、登録ね?わかったわ。ちょっと待っててね。
ギルドの受付というと、美人のお姉さんを想像してたんだが、現実とは非情だ。
普通のおばちゃんだった。
「はい、じゃあまずは、登録にはお金がかかるから、そこらへんは大丈夫?」
「だ、大丈夫だと思います。」
「じゃあ銀貨2枚を払ってね。」
「わかりました。」
銀貨2枚か。けっこうするんだな。それでも200円だが。
「どうぞ。」
「はい、ありがとう。」
おばちゃんは、銀貨をレジみたいなものに入れた。
「まずは、説明ね。少し長いけど、寝ないでね?
まず、冒険者と依頼にはランクがあるの。
Fランクが最低で、まずはここからスタートね。Fランクの人は、F~Eまでのランクの依頼を受けられるわ。
自分のランクの一つ上の依頼まで受けられるわ。
依頼は、F、E、D、C、B、A、Sの順で難しくなっていくわ。
魔物にもランクがあるわね。これもさっきの順で強くなっていくわ。
ランクを上げるには、ポイントが必要よ。
依頼の紙の端っこにポイントが書いてあるわ。
FからEになるには10ポイント、Dは100ポイント、Cは150ポイント、Bは200ポイント、Aは225ポイント、
最後にSは300ポイント必要よ。
依頼は、そこの壁に貼ってあるから。ちぎってここに持ってくるといいわ。
説明はこれで以上よ。なにか質問は?」
「特にないです。」
「よかった。じゃあ、冒険者カードを発券するわね。
これを失くすと金貨1枚かかるから。きをつけてね?
それと、これは国に入る時の身分証明書になるから。」
「わかりました。」
よし、やっと終わったな。
それじゃあ、武器屋に行って装備を整えたら、依頼受けてみようかな。
ステータス
個体名:シュウ
職業:異世界から来た人
種族:人間
Lv.1
スキル:擬態
運之王
不幸散布
スキル奪取
アイテムボックス
耐性:無し
加護:無し