第六六話 閑話 登場人物について
作中の登場人物の設定資料です。
興味の無い方は読み飛ばしてください。
作中登場人物のステータスの様な物です。
実際にレベルやステータスの概念が有る訳では無く、イメージするための助力にしてもらえればとのものです。
アクゼリートの世界の一般的な成人男性をオール20位と考えてください。
技能レベルは習熟度の様な物で、レベルが高い程腕が良い位に見てもらえればと思います。
MAXLvは10。
成長はHP(生命力)や筋力や敏捷、体力は体の成長や鍛錬によって上がって行き、知力は文字や計算、歴史などを知る事で上昇すると考えてください。魔力は専用の鍛錬方法でのみ上昇します。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
富士 九郎 (クロウ・フジ)
19歳 男 職業・称号 称号『ベルフラムの英雄』
身長 182cm 体重 84kg
HP 15→///(6話) MP 0
筋力 15→15/45(28話)→15/135(65話)
敏捷 15→15/20(65話)
体力 15→///(6話)
知力 25→25
魔力 00→00
対衝撃Lv10 対斬撃Lv5 対刺突Lv7 対炎Lv6 対毒Lv9 対冷気Lv2 対酸Lv5
彼女に振られてテンプレで異世界に飛ばされた本編の主人公。
本当に死ぬ直前だったのでスプラッタ状態で神の間に召喚された。
『不老不死』と『変質者』の『神の力』を授かり『10人分の真実の愛』を受け取らなければならない『神の指針』を課せられている。
性格は流されやすくお調子者。死ぬ前の世界では結構モテていたがアクゼリートの世界では強そうがモテる傾向にあり、『不老不死』の力の弊害で筋肉が太くならない九郎は現在ナンパは10連敗中。
『不老不死』の力のおかげか、元からの性格なのかへこたれてはいない。
『変質者』の力で現在便利家電の道を驀進中。
※ 九郎の『神の力』について
『不老不死』・・・文字通り死なない力。バラバラになっても溶かされても毒を喰らっても何をしても死なない。『再生』と『修復』の2種類の復活方法があり、デフォルトでは『修復』で復活する。
復活時に『修復』『再生』どちらも赤い霧の様な粒子が傷口から纏わりつくように発生するが、『修復』の場合は元の姿に戻ろうとする際に赤い粒子が繋がる。この粒子は空間を削り取るようにどんな固いものでも削り取ってしまう。削り取られたものは九郎の体の中とは別の所に溜まっていってるもよう。
『再生』での復活は、九郎が意識しないと出来ないが、欠損した部位を『無くなった』と九郎が認識するとその部分が『再生』してくる。いわゆるトカゲの尻尾やザリガニの腕みたいなもの。
肉が取れ放題だが『不老不死』の力の自殺防止機能なのか、自分で自分を傷つけると信じられない程の痛みを伴う為よっぽどの場合でないと使用する気は起きない。尚、自殺しても死なない。
『変質者』・・・九郎が間が悪いばかりに手に入れた力。
九郎が受けた攻撃や毒、魔法等に耐える為に同等のモノに体を『変質』させる。九郎が家電街道まっしぐらの原因。
イメージするものに体を『変質』させるので炎や衝撃など形の無い物にも『変質』させられるが、幽霊のように実体が無くなる訳では無い。九郎は自分を炎に『変質』させている事が多い。体が炎と同等の熱を発する事になるので服を着ていると服が燃える。熱量は伝えても減らない不思議な力。九郎の肌色率の上昇の要因。
体に耐性を持たせる能力なので意識していれば剣の攻撃なども防げる筈だが、アクゼリートの世界の攻撃の速さに付いていけない為その方法で防御することは出来そうにない。
ガインツ
36歳 男 職業・称号 盗賊 称号『狼の牙の頭領』
身長 180cm 体重 130kg
HP 50 MP 15
筋力 40 敏捷 40 体力 50 知力 20 魔力 15
剣士Lv7 盗賊Lv5
アプサル王国を荒らしまわっていた野盗『狼の牙』の頭領。元凄腕の傭兵。
ビッタス
28歳 男 職業・称号 盗賊
身長 200cm 体重 120kg
HP 35 MP 23
筋力 37 敏捷 41 体力 35 知力 23 魔力 10
狩人Lv6 薬剤師Lv4
『狼の牙』の団員その1。東方の国出身の狩人。
ペグ
27歳 男 職業・称号 盗賊
身長 157cm 体重 56kg
HP 27 MP 10
筋力 20 敏捷 58 体力 27 知力 18 魔力 10
盗賊Lv6 暗殺者Lv5
『狼の牙』の団員その2。元貴族お抱えの暗殺者。
エイガス
25歳 男 職業・称号 盗賊
身長 173cm 体重 60kg
HP 30 MP 70
筋力 12 敏捷 20 体力 30 知力 70 魔力 80
魔術師Lv6(赤Lv6 黄Lv3)
『狼の牙』の団員その3。元貴族の三男坊。政変で家が取り潰された為アウトローの世界に落ちた。
ベルフラム・ディオーム・レミウス・アプサルティオーネ
10歳→11歳 女 職業・称号 領主の娘 称号『冷炎』 称号『クロウのモノ』
身長 136cm 体重 34kg
HP 12 MP 35→53
力 5→7 敏捷 7→9 体力 6→10 知力 35→40 魔力 60→70
魔術師Lv4→Lv5(赤Lv4→Lv5 緑Lv2 白Lv1)
アプサル王国レミウス領領主の娘。上に3人の兄がいるらしいが誰とも会った事は無い。
真紅の髪と緑の瞳を持つ美しい少女。
母を早くに亡くし、ネグレクト状態で育ったため寂しがり屋で人との触れ合いに飢えていた。
本来なら11歳の誕生日に許嫁を決められ嫁がされる予定だったが、その事が嫌でどうにかしようとしていた。当初は九郎を利用しようとしていたが、結局自ら家を飛び出して家名を捨てると宣言した。
性格は九郎と出会うまでは大人しく冷徹だと思われていたが、本当は優しく勝気で激情家。
ずっと感情を押し込め嫁がされることから逃れる術を模索していた。
自分自身を見てくれない環境に絶望を募らせていたが、九郎と出会って家を出る事で本来の感情を表に出すようになる。
子供っぽい言動と大人びた言動が混ざったちぐはぐな言動は、屋敷で一人、姫として育てられてきたから感情を表に出す事に未だ慣れていないからだと思われる。
叙事詩で性教育を学んでいた為、性知識に酷く偏りがある。
『大地喰い』の穴の中で餓死寸前まで追い込まれた経験により、元は好き嫌いが多かったが現在は何でも口に入れようとしてしまう。――――閃いた ( ゜∀゜)。
魔法について・・・アクゼリートの世界の魔法は神々の眷属の力を借りて発現する。
魔法は呪文とコマンドワードと呼ばれる『古代語』の組み合わせでその効果を発揮するため、まずは『古代語』を知らなければならない。森羅万象に魔力が宿るアクゼリートの世界では、勉強すれば全ての人が魔法を使う事ができるが、文字を読める事が大前提であり、また魔術書自体も大変高価なため魔術師は貴族出身が多い。
魔法は白、赤、緑、黒、青、黄の6柱の神々の眷属の力を借りて発現させる。
それぞれの色によって効果が違い、また、個人によって行使できる魔法の色は決まっている。
加護と呼ばれる使える魔法の色は通常1つか多くて2つ。ベルフラムの3つの加護はかなり珍しいと言える。
威力や精度は術者の感情や経験に左右されるが、知識と魔力が足りていれば初めから強力な魔法を発現させることも可能ではある。
魔法を使う事の出来る者を魔術師、治癒術士、神官、精霊術士、等と呼ぶが行使される魔法自体に違いが有る訳では無く修練方法|(魔力の上げ方や魔力の使い方)や教わる『古代語』の違いによるものである。
バーラン
38歳 男 職業・称号 冒険者 称号『鉄バケツ』
身長 176cm 体重 120kg
HP 30 MP 10
筋力 30 敏捷 30 体力 30 知力 20 魔力 20
剣士Lv5
ベルフラムの護衛としてピシャータの街の執政官ルッセンより派遣された冒険者のリーダー。
それなりに名の通った歴戦の冒険者であったが、『大地喰い』に喰われて死亡した。
クライン・ストレッティオ
58歳 男 職業・称号 ベルフラム邸の家臣頭
身長 178cm 体重 90kg
HP 28 MP 20
筋力 32 敏捷 48 体力 28 知力 40 魔力 20
騎士Lv6 剣士Lv6 戦士Lv4
ベルフラム邸の家臣団を纏める家臣頭。元はレミウス城の近衛騎士団団長。
ロマンスグレーの髪と髭を持つ壮年の紳士。
ベルフラムが小さな頃からベルフラムに仕えていたが、ベルフラムを『領主の娘』として成長させることに重きを置き過ぎた為、ベルフラムに嫌われてしまった。
それなりにベルフラムを気にかけていた筈なのに何処で間違ったのか。
ベルフラムの出奔宣言により今一番心労が絶えない人。
九郎とベルフラムの関係を明後日の方向に勘違いしたピンク脳1号。未だに少し邪推している。
レイア・ストレッティオ
17歳 女 職業・称号 ベルフラムの家臣 称号『ベルフラムの騎士』
身長 168cm 体重 52kg
HP 22 MP 21
筋力 16 敏捷 32 体力 22 知力 25 魔力 17
騎士Lv3 剣士Lv2 治癒術士Lv2(青Lv2)
ベルフラムが『大地喰い』の襲撃から帰還した際に足りなくなったメイドの急遽補充の為にベルフラム邸へと働きに来たクラインの孫娘。
淡い色の金髪を腰まで伸ばした美少女。
短絡的でそそっかしい性格の為、ベルフラムを怒らせ家出させてしまった切っ掛けを作ってしまう。
幼少の頃から物語の騎士に憧れ、ベルフラムの母親に言われたからと親を説き伏せて騎士の鍛錬を積む。
年月と共に騎士そのものよりも『ベルフラムの騎士』に拘り始め、ベルフラムの出奔宣言の折に懇願してベルフラムの傍に置いてもらう事を許される。
思い立ったら一直線でまた頑固な性格が災いしてよくベルフラムに怒られている。
ベルフラムが懐いている九郎に嫉妬しているが、その事で最初はクラヴィスに警戒されていた。
現在敵視はしなくなってきたが、それでも仲睦まじい九郎とベルフラムの事を羨ましいと思っている。
驚いたりすると変な声が出る。ぴぅ。
ピンク脳2号。きっと爺さんと長い間訓練していた弊害。
クラヴィス
8歳 女 職業・称号 ベルフラムの家臣
身長 130cm 体重 28kg
HP 24 MP 6
筋力 22 敏捷 46 体力 26 知力 15 魔力 10
盗賊Lv1
ベルフラムと九郎に拾われた元孤児姉妹の姉。
茶色のふわふわとした長い髪と茶色の目を持つ犬耳の獣人娘。自身の窮地を救ってくれたベルフラムと九郎に深い恩義と尊敬の念を持っている。畏まった感じの少しおかしな敬語を話す。
直感が鋭く、獣人故体力、筋力、敏捷が成人しているレイアより高い。
思い切りが良く、周囲も良く見ている為、普段はとても冷静な部類に入る。
『風呂屋』のメンバーの殆んどが直情型なのでそう見えるだけかもしれない。
デンテ
6歳 女 職業・称号 ベルフラムの家臣
身長 102cm 体重 14kg
HP 18 MP 5
筋力 27 敏捷 33 体力 24 知力 12 魔力 8
ベルフラムと九郎に拾われた元孤児姉妹の妹。
焦げ茶色のふわふわとした短かめの髪と焦げ茶色の目を持つ犬耳の獣人娘。自身の窮地を救ってくれたベルフラムと九郎に深い信頼を寄せる。
姉がベルフラム達に恩義を感じているのとは別に、デンテは親に抱かれた記憶すら殆んど無いので九郎に父性をベルフラムに母性を求めて慕っている。天真爛漫で素直な性格。
力が強く『風呂屋』のメンバーの中で九郎の次に力持ち。




