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邂逅しました…

 二歳となってある日、親父に皇室に連れられ、女性と一歳くらいの子供と対面した。俺の義弟だ…母親は俺を産んでから病弱となったため子を産めない。医者は次は命の危険になるという。側室を新たなに設け妾を一人選んだ、そして今回初対面である。


 (あぁ…親父確かに子が、俺一人ってのはさすがにないと思ってたよ…だがな、側室を設けたら見事に王位争いの火種にしかならねぇよな…まだ義弟はなついてくれそうだが、妾の女性、笑っているが目が笑ってねー!)


 子供なので誤魔化せているだろうが、俺の心の中は、まさにムンクの叫びと冷や汗で全開だった。あっ胃が……


 義弟の名は、アールニス・ガイ・エンブルク。俺はアルって呼んでいる。まだ言葉もたどたどしい、まあ当然なんだけど。髪はグレーに近く、目は母親似でレッドブラウンだ…顔立ちもいい。俺は、髪はレッドブラウンに近いが、目はアクアブルー。両親が顔立ちいいから、将来俺も良いのだろう程度にしか思ってない。


 妾の女性は、シャルティ・シュベリアス。美人さんだ…イヤ、本当にお近づきなりたいくらい。腰まであるグレーの髪に、スタイルはリアル不二子ですか?、母親も容姿は負けず劣らずだが、スタイルは可もなく不可もなく、義母の性格はわからないが、見た目からして悪女ぽっい…だから取り敢えず


 「アルの母様、美人さんだな!将来結婚したいくらいだな!(子供が言うことではないと思うが精神は中年なので許してほしい)」


 取り敢えず誉め讃えよう。暗殺怖い…媚びを売りまくるよ?王位争いなんていつ、どこにでも起こりえるのだから。会うたび誉めちぎてやる!そして、良好な関係を築かねば!


 そんなこんなで、三歳なりました!読書《魔法知識優先で》を中心に、隠れて独学魔法訓練して、柔軟な筋肉と動体視力を養ったりと体の土台を作るのに没頭する。単純にすることがないので、そんなことばかりしていた。今更、子供らしい遊び心なんてないしな。ちなみに、なかなかハイスペックな肉体だと思う。物覚えにも苦労しない。身体も思った以上に動くので、ただの三歳を演じるのは、けっこう苦労するのだが、メイドなどには、既にただの三歳児とは思われていない。らしい


 そろそろ、王族としての教養を学ぶ時期になるらしい。メイドにチラッと聞いたのだが、えっ、なにこのスケジュール、ハードモード過ぎんだろ………、あと教育係の皆さん、個性強すぎです。


 剣術指南は元騎士団長、さすが歴然の戦士の雰囲気があり、教え方も確かだし、利にかなっている。ただし、男色の気配あり…背後にいるとき、たまにお尻に視線を感じることがある。いや、気のせいだと思いたい…


 魔法指南は、最初見た瞬間(老師!)と叫びそうになった。心の中では叫んだか…白い長い髭に黒ローブ、ツルツル頭似合い過ぎだろ。独学で魔法を訓練していたので、基本をしっかりと学ぶことで異例の速さで基礎をマスターした。まぁ、なるべく時間をかけてマスターしたように、見せていたのだが、それでも速すぎたらしい。


 教養指南は、見た目は割りと普通だったのだか、ザマス、言葉だったため笑いを堪えることに必死だった。こちらはすぐにマスターした。見た目のギャップ差で、堪えられないのが一番の理由だったが…


 過密なスケジュールと、娯楽がないためにストレス加速する


「…癒しがほしぃ」


 娯楽がある、あの世界に戻りたい…

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