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(仮)  作者: イオン水
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第82話 情報収集

不審者4名に対する情報収集は、5つほど小部屋を移動した所で行う。

これ位離れれば少々騒いでも、水音などに紛れて扉まで聞こえる事は無い。

さすがに大声で叫んだりしたら聞こえる可能性が高いが、そこは大声を上げさせなければ良い。



4名の不審者の状況を見るに、逃げ腰の不審者だけ非戦闘員のようだ。

他の3人がしっかりと武装しているのに対して、逃げ腰の不審者だけは「とりあえず用心の為に」という感じが出ている。

一番腕の立つのが反応した不審者のようだが、この中で一番地位が高いのは逃げ腰の不審者のようだ。

それは先程のこいつらの会話から「そう感じた」という程度のものだが、間違いはないだろう。


捉える前に話していたのは、殆どが逃げ腰の不審者だったからだ。

もし、反応した不審者あたりが一番上なら、逃げ腰の不審者が口を開く事を許すとは思えない。



-俺なら間違いなく黙らすな



それくらい耳障りな声だったのだ。


だが、その逃げ腰の不審者の地位も絶対ではないようだ。

それは、不審者の誰一人、口を割ろうとしない事からわかる。

一番気弱そうな逃げ腰の不審者に「痛い目を見たくなければ、質問に答えろ」と脅しを掛けても、真っ青に震えるだけで何も言わないのだ。


人が優しく聞いていればコレである。


どうやら逃げ腰の不審者は、反応した不審者の顔色を伺っているようだ。

が、この状況で本当に顔色を伺うべき相手が誰なのか、逃げ腰の不審者は理解できていないらしい。


俺は「聞き方を変えるか」と言うと、赤の騎士団員に「連れて行け」と指示を出した。

2人の赤の騎士団員が、不審者達の中から反応した不審者を捕まえると、通路の奥へと引っ張って行く。

他の者に残りの3名の不審者の監視を指示し、俺もその後に続いた。




さて、何故、通路に1人だけ連れて行ったのか。

理由は簡単、前にも説明をしたが、小部屋から通路は暗くてよく見えないからだ。


不審者達の小部屋からは離れすぎず、しかし暗がりで見えないだろう程度に通路を進んだだ俺たちは、質問を開始をする。

暗く姿は見えないが、体を拘束された上に、赤の騎士団員達に押さえ付けられている反応した不審者は、黙って何も言わない。


予想通りである。

俺が「やれ」と言うと、水のばしゃばしゃという音と、「バガゴボ!」という、苦しそうな声が聞こえた。

すぐに水の音は止むが、それに代わり、むせる音が聞こえる。

その声に向って「話したくなったか?」と聞いた。

咳き込む声しか聞こえない。

もう一度「やれ」と言うと、先ほどと同じ音が聞こえてきた。

「どうだ?」と聞こうとする前に、咳き込む声の合間に「…何も、ゴホ、言う訳、ないだゲホッ」という声が聞こえた。



-「ないだゲホ」って何語だ



言葉使いは別として、中々、根性のある奴である。


本当ならその根性がどこまで持つか試したい所だが、今はそんな事を悠長にしている暇は無い。

俺は「なら用済みだな」と少し大きめの声で言うと、小部屋へと戻った。


俺が姿を現した事で、3人の不審者に緊張が走る。

先ほどの俺達のやり取りが、この3人の不審者に聞こえていたのだろう。

聞かせていた、と言うべきか。

その為に、わざわざ、通路の途中で尋問を行ったのだ。


すぐに通路の奥から「ぐっ!?」という声が聞こえ、静かになった。

その声に、3人の緊張がさらに深いものとなる。

俺の最後の言葉と、短いうめき声ののちに静かになった通路から、連れて行かれた不審者がどうなったかを想像したのだろう。


逃げ腰の不審者が「あ、あいつはどうした?」と震える声で聞いた。

それに素っ気無く「向こうで静かに寝ているさ」とだけ伝える。

その言葉に不審者が息を呑んだ。


想像が確信に変わったのだろう。


因みに、本当に寝ているだけだったりする。

こんな所で、大切な容疑者を無闇矢鱈むやみやたらと殺す訳が無いだろう。


気絶をさせたので「眠っている」とは若干違う。

が、あの状況でそう言えば「殺した」と言ったものと、勘違いするだろう。

勘違いさせるように、意図して言ったのだ。

そういう効果を狙って、わざと暗い通路に連れて行き、わざと声を聞かせたのだ。


そして、反応した不審者を選んだのも、意図してである。


邪魔だったからだ。


ああいう手合いが居ると、他の者も口をなかなか割らない事がある。

拠り所にであったり、恐怖であったりして。

逃げ腰の不審者も、怯えながらも口を割らなかったのだ。

だから一番最初に排除した。

ついでに「黙っていたらどんな目にあうか」という、見せしめ的な存在にもなってもらった。

こういう見せしめにするにも、簡単に口を割らないような者が都合が良い。

適当に嘘でも話されてしまうと、見せしめに殺しにくくなる。

だから、反応した不審者のように意志が強く口の割らない」、それでいて「立場が一番上でない」というのは、見せしめの相手として適任なのだ。



―何度も言うが、殺してないがな。



まあ、こんな事をしなくても、逃げ腰の不審者程度の小物なら、1人だけ連れて行って脅せば、何でも口を割るだろう。

しかし、先程も言ったが、それ程悠長に時間を掛けている暇は無い。

だから、逃げ腰の不審者の口が滑らかになるように、潤滑油を使ったのだ。


それにもう一押ししておく事にする。


俺は不審者を見ると「残り3…か。まあもう1人くらいなら、減ってもいいか」と呟いた。

そして逃げ腰の不審者を捕まえると、通路まで引きずって行こうとした。


1人目を簡単に殺した俺があんな事を呟けば、自分もすぐに殺されてしまうかもしれない、と思うのは当然だろう。

その恐怖が、逃げ腰の不審者から本当の情報を引き出しやすくする。


と、逃げ腰の不審者が大声で喚きだした。


そういう事をすれば黙らせる為に殺されかねない、という事が理解できないくらいの小物だったのは予想外だった。

喚きすぎて何を言っているのか判らないが、耳障りだし、大声を出されるのは困る。

困るので、鳩尾みぞおちに拳を打ち込んだ。

その一撃で、喚いていた逃げ腰の不審者は、息を詰まらせて咳き込み倒れこんだ。

その髪を掴むと、顔を無理やりこちらに向かせて「次に喚いたら殺す」とだけ伝えた。



ますます、犯罪者っぽくなってしまったが、緊急事態ゆえに仕方ないと思って欲しい。

好きでやっている訳ではない。


恐怖と痛みから、顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにした逃げ腰の不審者は、俺の言葉に頷いて「話す…から…助けて」とだけ呟いた。

俺はそれに満足そうに頷くと「では、向こうの部屋で話を聞かせてもらおう」と言い、赤の騎士団副団長に連れて行くよう、指示を出す。


「た、助けてくれるのか?」と言う逃げ腰の不審者に、俺は頷くと「内容が気に入ったら、考えてやる」とだけ、伝えた。

その言葉に何かを言おうとする。、逃げ腰の不審者の言葉より先に「だが、大きな声をあげたりしたら、即殺す」とだけ言い放った。

それに、真っ青な顔で言葉を飲み込む、逃げ腰の不審者。


その姿が哀れになった俺は「俺は、理解力のある、素直な奴が好きだ」と言う。

それに、「自分はそうです」と言うように、何度も頷く逃げ腰の不審者。

「なら向こうで、聞かれた事に全て答えろ」と、先程、反応した不審者を連れて行った通路とは別の通路を顎で指す。


そこに連れて行かれようとした逃げ腰の不審者が「あ、何で別の通路に…?」と、震える声で聞いてきた。

「何で反応した不審者と別の通路に行くのだ?」と聞きたいのだろう。



―反応した不審者が生きているのがわかると面倒だからに決まっているだろう



などと言えるわけもない。

だから俺は、怯える逃げ腰の不審者に、優しく教えてやる。



赤の騎士団団長「何だ?向こうがいいのか?」



と、反応した不審者を連れて行った通路を示す。



赤の騎士団団長「落ち着いて話せるようにという配慮だったのだが、1人が心許こころもないと言うのなら、別に構わんぞ?」



「動かない奴と一緒が良いとはな」と続けた。

それに逃げ腰の不審者は声にならない悲鳴を上げる。

いや、悲鳴を無理やり飲み込んだのだろう。

学習能力は悪くないようだ。


「動かない奴」の前に「気絶していて」と言う言葉を付けなかっただけなのだが。

それにしても、逃げ腰の不審者は、面白いくらいこちらの予想通りの反応をしてくれる。


「あ、あっちでいい…」という逃げ腰の不審者。

その逃げ腰の不審者に「お前の証言を、この2人に確認するからな」と伝える。

「嘘を言うな」という事だ。

そして「聞かれた事意外の話をしたら、わかるな?」と、最後に。

こういう手合いは、好きにしゃべらせると、意味の無い事故弁論だけを延々と繰り返すきらいがある。

だから、最後に釘を刺しておいたのだ。


うんうんと何度も頷く逃げ腰の不審者。

「連れて行け」と言うと、赤の騎士団副団長が数名を連れて、逃げ腰の不審者を隣の部屋まで連れて行った。




残った2人の前に立つ。



-さて、どうしたものか



逃げ腰の不審者が話す気になったとはいえ、1人では情報が正しいか判断が出来ない。

だが、何度も言うように、じっくりと検証している余裕は無い。

手っ取り早く、扉の向こうの状況を出来るだけ仕入れて、さっさと突入してしまいたい。


「ふむ」と2人の不審者を眺めていたが、面倒になってきたので手っ取り早く済ます事にした。


さっき、逃げ腰の不審者が騒いだ事もあったので、「大きな声を出したら殺す」と最初に言う。

それに頷く不審者2人。



これも何度も言うが、本当に殺すわけではない。

面倒なので、これ以上は、この説明は言わない。



赤の騎士団団長「ルールは簡単だ。俺の質問に対して、当てられた方だけが答えろ」



俺は2人の不審者を見ながら言う。

「言いたくない事は、言わなくても良いぞ」という俺に、不審者達は「え?」と言う顔をした。

先程まで散々、「質問に答えなければ殺す」と言っていたのだ。

当然だろう。


「ただし、ルールはそれだけでは無い」と続けた。



赤の騎士団団長「2人に交互に質問し、最終的に気に入った方だけ、生かしておいてやる」



俺の言葉に、不審者達の体が震えた。



赤の騎士団団長「当てられた時以外に声を上げると減点。答えに気に入れば加点、気に入らなければ減点」



「理解したか?」と聞く俺に、2人がウンウンと頷く。

「では一つ目だ」と、質問を開始した。



赤の騎士団団長「お前たちはここで何をするつもりだったのだ?不審者A」



不審者の1人を見て言うと、そいつは「え、お、俺ですか?」と言った。



不審者A「俺は不審者Aと言う名前ではなく-」


赤の騎士団団長「回答拒否で減点1。では不審者B、答えろ」


不審者A「え、ちょ、まって-」


赤の騎士団団長「質問時以外の発言、不審者Aは減点2だな」



俺の言葉に絶句する不審者A。

それが口を開く前に「さて、どこまで減点を増やすのだろうか?」と呟いた。

それに顔を真っ青にして黙る不審者A。



赤の騎士団団長「では不審者B、答えろ」


不審者B「…水路に掛けている橋を取り外しに」



不審者Bはそれだけを言うと、黙り込んだ。

Bは理解が早くて宜しい。



赤の騎士団団長「と言う事だが、どうなのだ?不審者A」


不審者A「ま、間違いない」


質問を受けたAは、焦った様に口を開いた。

さらに口を開こうとしたが、俺が見つめていることに気が付き、口を噤む。

不審者Aも、やっとルールを理解したらしい。


俺は満足そうに口に笑みを浮かべると、質問を再開した。






俺の優しい聞き方を理解した不審者AとBの証言と、逃げ腰の不審者の証言を合わせた結果、わかった事は以下の通りである。


情報が多いので、箇条書きにする。



●何故、不審者達は地下水路水路に出てきたのか。

・地下水路内の橋を取り外す為。

・指示をされただけなので、理由は判らない。


●扉について

・香料店の地下通路に繋がっている。

・扉は向こう側からしか開ける事は出来ない。


●香料店の建物の作り

・2階建て、地下は1階。

・香料店は1階だけ。

・地下には牢屋と賊の待機所。

・2階部分に賊の休憩室がある。


●建物に居る賊の人数

・店主、店員、賊11名の計13名。

・客の数はわからない。

・賊は5名ずつ3交代で、地下に待機していた。

・交代は1日2回、朝と夜に行われる。


●被害者について

・今現在、捕まっているのは5名。

・男2、女3。

・捕まえた者は20日に1回、荷物に偽装して送り出す。

・どこに送られるかまでは判らない。

・前に送ったのは5日程前。




こんなものだろう。


建物内部を細かく聞き出し、それを元に見取り図を完成させる。

その他にも、店内の何処に誰が居るのかを、見取り図に書き込んだ。




●地下一階

・地下水路の扉の先は、廊下。

・廊下の左右に1部屋づつ。

・左の部屋が賊の待機所、右は牢屋。

・待機所は扉が付いていない。

・待機所には現在、6名の賊が待機中。

・突き当たりに1Fへ上がる階段。

・階段には2重の扉があって、少々、大声を上げた程度では上に漏れる事は無い。



●1F

・階段を上がって左に扉1、右に扉3。

・左が香料店の店内。

・右の扉は手前から、倉庫、店主の部屋、従業員休憩室。

・店に店員、主の部屋に店主が居るはず。

・店員も今回の事件の関係。

・地下への階段の隣に、2Fへの階段。



●2F

・部屋は大きく分けて、2部屋。

・上がって右は店主の私室。

・左は賊たちの休憩室である大部屋。

・休憩室はテーブルとベッドが7つある。

・現在、休憩中の賊は5名。




地下水路の扉が、向こうからしか開けられないというのは、こちらから何かしらの合図が必要という事だろう。

どうしたら扉を開けさせる事が出来るのかを不審者Aに優しく聞いた所、逃げ腰の不審者が居ないと駄目らしい。

やはり、逃げ腰の不審者がこの中では一番上の立場の者らしい。


逃げ腰の不審者なら、扱いやすくて良い。

これが反応した不審者なら、話が面倒な事になる所だった。


と、ここで若達に報告に行っていた者が戻ってきて、俺に耳打ちをする。

どうやら、白の騎士団副団長の指示の元、くだんの香料店を包囲したらしい。

こちらの突入を確認できたら、すぐに踏み込めるそうだ。


その報告に頷くと、今居るメンバーを集めて状況を説明した。



赤の騎士団団長「-以上が判明している事だ」



手灯りに照らされた各自の顔をぐるりと眺めながら締めた。



赤の騎士団団長「扉が開いたら、即、扉を開けた奴を無力化しろ」



そして扉を開けさせる為に連れてきた逃げ腰の不審者に「お前は、死にたくなければ、扉が開いたらすぐに横に避けろ」言う。

その言葉に、逃げ腰の不審者が何度も頷く。



赤の騎士団団長「扉を開けた奴を無力化したら、盾持ちが突入。待機室の入り口を確保しろ」



待機室に居る賊が出る前に待機室の入り口を確保できるかが、その後の展開を変える。


待機室の中に閉じ込める事が出来れば良し。

出来なかった場合はどうか。

こちらの方が多いので、負ける事は無い。

無いのだが、面倒な事になる可能性が高い。


まずは、上の階へ援軍を求めに行く可能性。

賊がいくら増えようが、問題は無い。

この場に居る者達は、賊が少々増えた程度で負けるような者達ではないし、上が騒がしくなれば、白の騎士団団長達が踏み込んでくるだけの話だ。

逃げようとする可能性もあるが、これも香料店の周りは白の騎士団団長達が抑えているだろうから問題ないだろう。


この俺が指揮をしたにも関わらず、事がうまく運ばない、という事は問題と言えば問題だが、この際はどうでもいい。

手際の悪さを白の騎士団団長に色々と言われるだろうが、それも問題ない。

俺が耐えれば良いだけの事だ。

とてつもなく面倒くさいが、それぐらいは我慢できる。

いや、する。

多分出来る。


問題は、捕まっている被害者を人質にされた時だ。

少々面倒な事になる。

捕まっている被害者に危害が及ぶ可能性があるのだ。

それを防ぐ為にはやはり、待機室の入り口を確保し賊を待機室に閉じ込める必要があるのだ。



赤の騎士団団長「地下の賊の制圧と、被害者の安全の確保。この2つが、第一目標だ」



「その後に、地上部分を制圧する」と告げる。


そして、どのように制圧していくかを個別に指示する。

最後に「賊は出来るだけ生かして捕らえろ」と言っておく。

どんな情報を持っているか分からないからだ。


全員への指示が終わると「質問は?」と聞いた。

俺の問いに、誰も口を開かない。

それに満足し、頷く。



赤の騎士団団長「では、そろそろ暗いこの場所にも飽きてきた所だし、さっさと終わらせて外に出るとしよう」



全員が俺の言葉に小さな声で「ハッ」と返事をするのを確認し、「行動開始」と短く言った。

修正を加えれば加える程、赤の騎士団団長がどんどん凶悪になるのは、何故なんでしょうか…


赤ノ騎士団団長ハ、トテモ優シイ人Death。



誤字修正

話を聞貸せてもらおう → 聞かせてもらおう

当てられた時意外に → 当てられた時以外に

俺が絶えれば → 俺が耐えれば

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