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過去の精霊  作者: 由城 要
第1部 Marginal man story
2/55

シリーズ説明(人物紹介)

登場人物紹介



[フェオール・N・マルス]


 若干16歳にして、砂漠の国ネオ・オリエントの若き国王。病で亡くなった父と売国奴となった兄に代わり、13歳で王位を継承した。右も左も分からない政の世界に足を踏み入れるが、ままならない現状に苦悩する。


 国王として申し分ない愛国心を持ち、機知に富んでいるものの、若さ故に周囲への反発心が高まっている。最近では手習いと称してジャンから槍術を習っているものの、殆どストレス発散の場となっている。

 母を早くに亡くしているため、女性に対する免疫が殆どない。また、近くにいる女性がテレジアとバルハラしかおらず、世の中の女性は全てこんな性格なのかと疑問を抱くことも。


 サーシャ達とは『過去の預言書』を巡って争った仲だが、フェオールは彼らに対して嫌悪感はなく、国の内情に手出ししなければ他の旅人と同じだと考えている。




***




[フリッツ・コール]


 太陽の国ネオ・オリエントの三大戦士の一人。フェオールの側近兼世話係。一時、ルクスブルム傭兵学校の講師として国を出ていたが、呼び戻され、現在ではフェオールの右腕を務めている。


 三大戦士一の策士で剣術の使い手。深い知識と、外国で得た情報からフェオールに助言をするものの、反抗期のフェオールに反発されることが多くなってきている。

 ネオ・オリの部族ルヴァの長でありテレジアとは幼なじみ。クリフの恩師で、講師時代は彼の才能をいち早く見抜き、首席卒業まで導いた。

 サーシャ達とは『過去の預言書』を巡って争った仲。フレイは眼中にないが、サーシャに対しては用心すべき人物として見ている。




***




[テレジア・ケベリ]


 太陽の国ネオ・オリエントの三大戦士の一人。フェオールの側近。部族ルヴァの長と名乗っているが、まだ正式な継承は行っていない。


 辺境に生きるルヴァ一族特有の訛りの強い言葉を発し、『貧乳』と『バケモン』という言葉を嫌う。フリッツ曰く、もう一つ言ってはいけない言葉があるらしいが、それがなんなのかは未だ不明。

 主要武器はメイスだが、補助的な魔法を使うことも出来る。

 サーシャ達とは『過去の預言書』を巡って争った仲。クリフとフレイのことは気に入っているものの、サーシャは気に食わない様子。


 今回の『過去の精霊』では29歳。彼女の人生でも重要な局面を迎えてるとかいないとか。




***




[ジャン・ユサク]


 太陽の国ネオ・オリエントの三大戦士の一人。フェオールの側近。代々義眼を使うことで反射神経を高めるという有名な部族メティスカの長。護衛の酒場で男達の話題に上るほどの有名な戦士。


 武器はコルセスカ。『過去の預言書』を巡ってサーシャ達と戦った時には、彼らを窮地に追い詰めた。

 性格は信心深く、寡黙で必要なこと以外はほとんど喋らない。しかしその性格故に面倒を押し付けられることも。現在は城下に住み、姪のバルハラと甥のディルクに槍術を教えている。


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