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寒気

作者: 秋葉竹



あなたしか、いないんだ

待ってください。

あなたしか、いないんです


時は、流れ、流れ、流れ、つづけ

すべては、変わる、

変わる、

変わる。



もう

ちょっと

いいや

なにを運命だと想うのだけが

大切なことだと知っているから


それでもやっつけ仕事みたいに

生き、生きて、

最後に欲しいものは

なんですか?


気になることは、ある

まるでしあわせを素描しただけの

知ったかぶりが謎なのです。


ぼくは

いっぴきでも

楽しくはしゃぐ

犬の頭を

撫でてあげよう


欠損された心は

再生することはないのだから


悲しみを

もう、

忘れたかったけれど、

もう、

忘れ去ってしまいたかったけれど、


いつまで待っても

いっこうに

消えてくれない

心。


のなかに、咲く。


咲く。


造花のカーネーションが

悲しい色を誇りながら

時が戻らない真実を

空気のなかに感じ

目にみえない夢

を棄てるとき

焼き終える

この罪を

秒針で

刺す






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