挽肉
この国に糸を張り巡らせ孤独に生きよ
網目伝って目の前には何が映る
寿 大成 踊る時代へ いつか手の届く日
夢見 憂いて うねり七日目の黄昏
明日が来る一日目の桜吹雪
薬がない 水と油 移り変わり 昼の暑さ
目瞑るも寝苦しい夜に歌が聴きたい
ディスクチェンジ
堅苦しい高く積み上げた河原の小石が恋しい
沈まない水溜まりの底で社交ダンス
気付かない内に静かな火の元へ あと何分
淀んだ空気感 小蝿の前を蛙が横切る
自由時間を十字架にかける心臓無き人形達
聞こえない笑い声を探し木の枝に
ただいま只今蛹から成虫へ
木陰に輝いた遊ぶ家族の元へただいま