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俺は鈴木正道39歳だ。ブラックな職場から帰っていると、目の前が光に包まれた。そして気づいたら真っ白な世界へ、そして神様と思われるお爺さんの前であった。そして、俺が異世界のことに詳しいことに気が付くと、いくつか能力を授けるので異世界に行って欲しいと言われた。アイテムボックスと異世界言語と魔法を付けると言ったが、どうやら魔法はみんなが使えるらしいよって、膨大な魔力と時間経過のあるアイテムボックスも貰った。これでオーケー、俺は異世界へ行ける!!という事で異世界に送り出された、その際に魔法の使い方も聞いた、使えた、もうそれは凄く。まあ、それはいいとして、送り出されたのは草原、ポツンと立っていた。浮遊感もなく突然だった。周りを見てみると遠くに城壁らしきものが見えた、おし、あっちを目指そう。
歩いてるのも何なので走った。体は疲れない、こんな特典までくれたのか、流石神様、これはいい。すぐに門の所へ着いた、途中馬車とすれ違ったが驚かれた、結構な速さだったからな。それはいいとして今は門番さんだ。こちらを怪訝なまなざしで見ている。走ってきたところを見られたようだ。
「すみません、入れますか?」
「ああ、犯罪歴がないかチェックさせてもらう、手をこの水晶の上に置いてくれ、」
「はい、」
「よし、いいぞ、身分証はあるか?」
「いえ、腕っぷしに頼って村から出てきたもので・・・・。」
「そうか、なら冒険者ギルドに行くんだろ?そこで身分証を発行してもらってまた来てくれ、早めにな。」
「はい、了解です。」
「しかし、見たとこ30くらいに見えるが冒険者になるには遅くないか?」
「ははは、色々と訳ありでして・・・」
「そうかそうか、まあ頑張んな!!」
「はい。」
「入っていいぞ。」
「ありがとうございます」
「早めに来いよ!!」
「はい!」
そう言って門を後にしたそのまま冒険者ギルドを探しながらさまよい歩く、場所聞いとけばよかった・・・・・。あ、見つかった、多分、剣と盾のマークがある看板だ。良し良し中に入るか。
「いらっしゃいませ!」
「・・・・・。」
可愛い、びっくりした、かわいい子に声をかけられたのでびっくりしちまった。きょどってないかな?まあ、オッサンだし何思われても大丈夫か・・・。ははは。ちなみにかわいい子は茶髪のセミロングで制服を着ている、他にもカウンターはあるがそこは冒険者が使っている。そっちも可愛いな、まあ俺には無縁だがな、おじさんもいたのでそこに行く。
「俺のところに来るなんて珍しいな、見ねぇ顔だな。どうした?」
「冒険者登録したいんですけど、大丈夫ですか?」
「ハッハッハ!!冒険者登録だってよ!!30くらいにもなって今更かよ!!帰んな帰んな!!おめぇみてーな奴が来るところじゃないぜ?」
「うるさいぞ、お前、黙って飲んでろ、貴重な新人をつぶそうとすんじゃねー、黙ってねーと取引しねーぞ?いいのか?あ?」
「ちっ、どうせ使えねー奴が増えたってどうしようもねーじゃねーか。ふん。」
「これで静かになった。冒険者登録だったな、手を出せ、水晶に乗っけろ」
「・・。」
「完了だ、このカードを首からぶら下げとけ、ランクはFからだ、依頼に制限はないが無理そうならこちらから声をかける、無理すんなよ、最高ランクはSだその下はABCDEって感じだランクは目安にすぎんあまり気を取られるなよ、Fでも強いやつはいるお前みたいにな・・・・。」
目をじっと見られて言われた、どうやら気づいているらしかった。まあいいテンプレのお世話になりたいわけじゃないし、さっさと依頼受けようっと。
「もういいですか?依頼受けたいんですけど」
「何がいい?」
「街中で受けられる依頼がいいんですけど。あります?」
「あるぞ、荷物運びの依頼と、掃除の依頼だ、あとはどぶさらい、料理なんかだな」
「複数受けられるんですか?」
「ああ、大丈夫だぞ、だがいくつも受けても一気には回れんぞ?」
「大丈夫です、秘策があります、荷物運びと掃除と料理お願いします。」
「おいおい、当日じゃなくても大丈夫ったって、そんなに受けて大丈夫かよ?料理は今日だけだぞ?」
「はい、料理はまあまあ得意なんで。」
「まあわかってんならいいけどよ他の新人の分の仕事は取んなよ?」
「はい、」
「カード出せ、」
「はい」
「これで大丈夫だ、場所はこことこことここだ、地図はかしてやる行ってこい!」
「はい」
そんなこんなでまずは料理から、お宅を訪ねると宿屋の親父が倒れたらしい、それでご飯を作って欲しいそうだった、料理は親父の担当らしく娘と奥さんはからっきしのようだった。お金をもらい買い出しに出る作るのは炭火のネギ塩鶏肉だ。鶏肉の代わりに兎の肉を使う。昼飯には早いが作って三人に食べて貰った。
「美味しい!!こんなに美味しいの?!!お兄さんどうやったの?!!」
「ほんとだわ、美味しい、旦那にも負けないくらい美味しい!」
「う、うめぇ!!こりゃあ商品になるぞ!」
「依頼完了の紙お願いします。」
「はい!ただいま!」
「今度、俺が治ったら店に来てくれ明日には治る」
「はい、お邪魔します」
そしてそのまま次の所へ向かった。次は荷物運び。商会に向かった。
「おお!!あなたが手伝ってくれるのですね!!?」
「はい、」
「ではこちらに、人手が欲しくて呼んだんです。」
「はい、どこに運べばいいですか?」
「あっちの倉庫にお願いします。」
「了解です。」
「お願いしますね。」
「はい。」
「ふー、終わった!呼びに行くか・・・・」
~
「終わりました。」
「え!!?もうですか?」
「はい、見てください、」
「は、はい。・・・・。お、終わってる・・・・」
「完了の書類お願いします。」
「はい、ただいま!!」
「ふぅーー!全部終わった!!」
冒険者ギルドに向かう。
「終わりました、」
「もうか?一件ずつ来なくていいぞ?」
「いえ、全部終わりました。」
「なに!!?もうか!!?あり得ん・・・・」
「書類です。ふぅ」
「ほんとだったのか・・・・!報酬だ!全部で1万2250ゴールドだ」
「ありがとうございます。」
「ギルドに貢献してくれ」
「善処します」
「おいおい、それは逃げるときの言い草だぞ!!」
「善処します」
「ふざけんな!!」
「善処します」
「おい、完全にふざけてるだろ?それ以外の言葉を発しろ!!」
「善処します」
「おい・・・・・・・・、ハァーーわかったできるだけでいい。」
「善処しますよ」
「ああ、もう行っていいぞ。」
「はい、では」
「おう!」
ギルドを出て宿屋の方へ向かった。泊りだけなら何とかなるだろ。
「いらっしゃいませ、あ、さっきの!!おかーさん!!冒険者さんが来たよ!!!」
「はいはい、あらいらっしゃい、泊まりですか?」
「はい、幾らです?」
「一泊1000ゴールドです。すみませんご飯はまだだせな・・・」
「おう!来たか!!なんかあのよくなってな!!飯も出してやるぜ!!いや、お前さんは厨房を貸したほうがいいか?あの料理教えてくれ!あれは商品になる!!」
「いいですよ。五泊お願いします」
「では4000ゴールドでいいです。主人にご飯を教えてくれるなら。お金を払います。」
「泊りもタダでいいぞ、どうせ空いてるしな、これからは多くなるだろうけどな!!ハッハッハッハ!」
「ありがとうございます。」
「いやいや、俺らがお礼言いたいくらいだ!!早速教えてくれ!!材料はある!!!」
「はい、じゃあやりましょうか。」
「おう!」
沢山作った、今日から開店すると聞きつけたお客が押し寄せてきた皆がおすすめのネギ塩鳥を頼む、付け合わせはパンだ。パンにはさんで食っている。客がみんなうめ-うめー!って叫んでいる。随分と反響がいいようだった。エールに合うようで飛ぶように売れている。ちなみにご飯もタダだった。この街はガウスというらしい。ちなみに宿屋の親父はディールっていう名だった。俺はディールさん、て呼んでいる。俺より年上っぽいしな。まあ、大体敬語だがな。あ、年下には使わないか・・・。いや、使う時もある気がする・・・・。まあ、俺の話はよいよい。
そうだ、料理も評判が良くて、繁盛してるので俺は宿屋を出る。俺は散歩と市場調査だ。ぶらぶらと歩く。アイテムボックスは結構な人たちが持っている、容量は無限ではないがな。俺のは両方無限だ。市場を歩いていると、奴隷が目に入った。みんなひどい状態だ。安い5000ゴールドからある。皆怪我をしている。戦争奴隷のようだった。中でも銀狼とその護衛が気になる。銀狼も女の子で、護衛の騎士も女の人だった。買おうか、でもなぁ、俺に人の面倒なんか見れるかなぁ。目が合った。顔に傷があり耳や体にも傷が多い。維持するだけで金がかかるから皆見向きもしないのだろう。
「何でもしますから買って下さい!お願いします!」
「駄目です!!私が何でもします!!!なのでこの子には手を出さないでください!!お願いします!!どうか一緒に購入してください!!」
正道の顔が善良なものだとわかったからか、たたみかけてくる。正直買ってもいいかなとは思っているがどうしよう?
「どうでしょう?今なら二人で8000ゴールドでいいですよ?」
「よし、買った、ローブも付けてくれ。」
「かしこまりました。」
「金だ。ちょうど、」
「確かに。どうぞお連れ下さい。またお越しくださいませ、首輪に手をかざして主人登録してくださいそれで終わりです」
「わかった、気が向いたら来よう」
「ありがとうございます!精一杯ご奉仕させていただきます!!」
「いえ!!私がしますのでこの子は勘弁してください!!」
「どちらも奉仕する必要はないよ。とりあえず宿屋に行くからな?これからは仲間だと思って生活してもらう事になるし、背中を守り合う仲間だから。という事でよろしくお願いしますね。」
「よろしくお願いいたします!奴隷にそのような言葉は不要です」
「お願いいたします!!」
「名前はなんて言うんですか?俺はマサミチです」
「私はシルヴィアと言います」
「わたくしはロザリアと言います。ネルの護衛騎士です」
「よろしくお願いしますね。シルヴィアさん、ロザリアさん。」
「私はシルヴィアとお呼びください!」
「わたくしのこともロザリアと!」
「慣れてきたらそうします、とりあえず宿に入りましょう。ここです」
「「はい・・・」」
「おかみさん!もう一部屋借りて良いですか!」
「はい!いいですよ、二人部屋ですね?どうぞどうぞ」
「ありがとうございます、行きますよ」
「「はい・・・」」
「元気出してください、俺はひどい扱いはしないつもりですので」
「「はい・・・・・」」
「ここが部屋です、夕食まで休んでいて下さい。その前に傷を治しますね。並んでください」
「「え?は、はい」」
見る見るうちに傷たちが治っていく。顔の傷やほかの傷、全部が治った。
「「な!治ってる!!!?」」
「ではでは」
びっくりして動転しているがほっとくことにした。晩はこの世界に来て初めての食事だ。シルヴィアとロザリアを呼びに行く。
こんこん
「晩ご飯の時間になりました、一緒に降りましょう?」
「「はい!!」」
「ご主人様、回復魔法ありがとうございます。奴隷ごときに使っていただいて申し訳ありません。」
「ありがとうございます」
「いいんです。女の子は綺麗にしてあげないといけないですから」
「「女の子・・・・」」
「なんか変でしたか?」
「「いえ・・・・」」
「じゃあ、ご飯食べに行きましょうか」
「「はい・・・」」
下に一緒に降りた。女将さんが迎えてくれる。その時冒険者さんも男ですねと言われた。奴隷と言えばそう言うものなんだろうか?まあいいか。シルヴィアが15歳でロザリアが19歳だった。俺からしたらどっちも幼いからな。まあ女の子は歓迎するがな。
「ディールさんご飯お願いします」
「はいよ!三人分な!!」
「ありがとうございます」
「「ありがとうございます!」」
「おうおう!嬢ちゃんたち可愛いねぇ!!あんたもやるなぁ!!こんなかわいい奴隷どうやって手に入れたんだ?」
「市場で売ってました、怪我だらけだったんで魔法で治しました」
「そうかそうか、魔法が使えるんなら安いもんだよなぁ。うちも買ってこようかなぁ、人手が足りんしなぁ。」
「治すなら魔法やりますよ?」
「しかし、それじゃあマサミチにおんぶにだっこだしなぁ・・・」
「大丈夫ですよ、部屋も追加してもらいましたし。ご飯も3人分ですから」
「おし!!ミヤ!!良さそうな奴隷買ってきてくれ!!」
「はーい!!」
ミヤちゃんはディールさんの娘さんだ。すぐに帰って来た。女の子を連れて。その子も可愛かった。髪で顔を隠しているが、看板娘になるだろうという感じだ。魔法をかける。髪もつやつやに成り身ぎれいになった。ほんとに可愛いな。見とれているとシルヴィアとロザリアが、ジト目で見ていた。
「さあ、ご飯だ、食べましょう」
「「・・・・・」」
「食べましょう!」
「「はい・・・」」
「お、美味しい・・・なんで?こんなに美味しいの食べたことない!」
「本当!!美味しい!!初めて食べました!!もぐもぐ、おいひい!!」
「ご飯があればもっと美味しいんだけどな」
「ご飯ですか?ご飯ってなんです?」
「米って言ってつぶつぶの主食なんだけど、味はない、オカズに合うんだ。この店の付け合わせはパンだし、米はないかもしれないですね、俺の故郷じゃいっぱい食べられていたんですよ」
「米だったか?それならあるぞ?俺も試しにと思って買ったんだ」
「流石ディールさん!!早速炊きましょう!!」
「おう!どうやって炊くんだ?」
「まずは精米してですね、そして米を研いでその後30分くらい置いて、炊きます。全部魔法で早めます」
「おお!!はえー!!」
「全部手作業で出来ますんで覚えといてください。はい、出来上がり!う~んいい匂い!」
「独特な匂いだな、どれ。少し甘みがあるか・・・」
「はい、米は甘いんです、少しですけど」
「ネギ塩鳥と一緒に食べると旨いな!!!こりゃあいいぜ!!腹にもたまるしよ!!」
「米は腹持ちがいいのが良い所ですね。二人も食べてみてください」
「「はい」」
「美味しい!!!おかずに合う!!!」
「美味しいですね!!幸せ!!」
「俺も食べますか。美味しい、これこれ、旨い旨い・・・・・・・・・・はぁ食った食った・・」
「ご主人様、ご飯も食べましたし、夜伽しますか?」
「しないしない、そんなのはしませんよ?お風呂入って寝ますよ?」
「「お風呂!!?」」
「魔法で入れるようにしますんで、二人も入って下さい。ディールさんたちも入りますか?」
「おう!いいのか!!?ありがてぇ!!飯時が終わったら頼むわ!!」
「はい!じゃあ先に入らせてもらいますね」
「おう!また後でな!!」
「はい!」
そして部屋に帰り、水球を浮かべ風呂に入った。二人には一つずつ作ってやった、タオルは女将さんから借りた。俺は魔法でどうとでもなるがな。俺はぱっぱと上がって乾かした。食事がひと段落したのかディールさんが上がって来た。空いてる部屋に水球を浮かべて入り終わったら教えて下さいと言いおいて部屋を出る。ああーーーーー!!と気持ちよさそうな声が聞こえて来た。その後、お湯を張りかえて、女将さんとミヤちゃん、奴隷の子と順番に入っていった。みんな入った後はスッキリした顔つきだった。シルヴィアとロザリアは長く入っていた。その後俺の部屋に二人して特攻してきた。
「ご主人様、今晩はご一緒します」
「しないしない、あと俺はマサミチって呼んでくれればいいから。」
「マサミチ様どうか、私めにお慈悲をくださいませ」
「この子はまだ早いです。わたくしめにおまかせください。どんなご要望もかなえて差し上げます」
「いや、いらないですよ?部屋に帰って下さいね。俺はもう寝ますから。ほらほら!部屋に帰ってください!」
「あん!マサミチ様のエッチ!!」
「どこも触ってませんから、やめて下さい。ほらほら、部屋はあっちですよ?」
「あん!そんなにされたら!!我慢できません!!」
「だからやめてください。誤解されます。二人とも自分を大事にしてください。わかりましたね?」
「「はい・・・・」」
「わかってくれたならいいです。じゃあおやすみなさい」
「絶対勝ち取って見せますから!!」
「わたくしも!!」
「はいはい、駄目です駄目です。おやすみなさい」
「「おやすみなさい・・・・」」
バタン
やっと納得したようだ。可愛いがなんでそんなに俺に執着してるんだ?捨てられないようにか?まあ、そのうち大丈夫だってわかるだろう。二人にはわかってもらうしかないな。おやすみ・・・・・。




