聖女の生まれ変わりだと言われても、自覚も能力もない少女には迷惑でしかない
※まきぶろ様主催『#ヤンデレ推進委員会0531』企画参加作品です。
育ての親にして義兄のロウの元で、貧しいながらも幸せに暮らしていたナオ。
これからも愛しいロウとふたりきり、海のうえの筏で暮らしていくはずだったある日。
彼らの暮らしをひどい嵐が襲った。
嵐のなか出会った男がナオの目を見て言う。
「黄金に輝く瞳、聖女の瞳ですね」
ナオは聖女など知らない。ただロウとふたりきりて暮らしていたいだけなのに。
引き裂かれたナオとロウ。
互いを求めるふたりは、もがきあがいた先で再び手を取り合うことができるのか。
育ての親にして義兄のロウの元で、貧しいながらも幸せに暮らしていたナオ。
これからも愛しいロウとふたりきり、海のうえの筏で暮らしていくはずだったある日。
彼らの暮らしをひどい嵐が襲った。
嵐のなか出会った男がナオの目を見て言う。
「黄金に輝く瞳、聖女の瞳ですね」
ナオは聖女など知らない。ただロウとふたりきりて暮らしていたいだけなのに。
引き裂かれたナオとロウ。
互いを求めるふたりは、もがきあがいた先で再び手を取り合うことができるのか。
海原の章
ふたりで居られれば、それでよかった
2021/05/31 19:13
手を差し伸べたのは、ただの気まぐれ
2021/05/31 19:13
待ち人は間に合わず、少女は連れ去られる
2021/06/01 18:39
隠していたものが、白日のもとにさらされる
2021/06/01 21:05
湧き出る腐臭、引き寄せる好奇
2021/06/02 20:34
甘ずっぱい果実、しょっぱくない海
2021/06/03 18:16
軽やかに地を駆ける少女に、枷を
2021/06/03 20:21
豪奢な檻に、見当違いの嫉妬
2021/06/04 19:26
(改)
となりに居てほしいのは、ただひとりだけ
2021/06/05 20:25
待ちわびる相手は来ず、少女はか細く息をする
2021/06/06 20:11
(改)
女は怒りに身を任せ、少女は波に身を任せ
2021/06/07 19:17
少女は去り、女の願いは叶えられる
2021/06/08 19:18
樹海の章
風の鳴く森、少女と異形
2021/06/09 19:19
(改)
願いのため、少女は居丈高に振舞う
2021/06/10 20:34
覚悟を胸に、動き出す
2021/06/11 19:18
取り残された男は、その名をくり返す
2021/06/12 19:24
彼を目指して歩き、たどり着いたのは
2021/06/13 19:25
穴の底にあったもの、少女の耳が捉えたもの
2021/06/14 19:25
(改)
異形の聖女、彼の聖女
2021/06/15 19:12
終わりと邂逅、そして再びの別れ
2021/06/16 19:08
(改)
馬に揺られて、はじめての国
2021/06/17 19:32
(改)
大きな邸のなか、逃げ道は見つからない
2021/06/18 19:34
太陽の姫巫女、ただのナオ
2021/06/19 19:25
女王の思い、王子の思い
2021/06/20 19:41
(改)
脱出の好機、姫巫女の接触
2021/06/21 19:20
(改)
黄金の瞳、太陽の象徴
2021/06/22 19:17
光あふれる日に、さようなら
2021/06/23 19:52
抱いた希望は、打ち砕かれる
2021/06/24 20:33
この心臓は、あなたのために
2021/06/25 19:22
死さえも、ふたりを分かつことは許さない
2021/06/26 20:09
死者の国の章
呼びかけに、こたえはない
2021/06/27 19:29
(改)
異形の男と、聖女
2021/06/28 19:28
(改)
ずっと、待っていた
2021/06/29 19:16
呪われた身に、聖女の癒しを
2021/06/30 19:22
生まれ変わって、また
2021/07/01 19:17
光、射す場所へ
2021/07/02 19:24
激動の時、新たなる女王
2021/07/03 20:15
欠けた半身を求めて、少女は歩き出す
2021/07/04 19:12
少女は、青年のとなりで笑う
2021/07/04 19:13