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3月26日
日記の続きになります
コウジの力は未だに戻らない。
でも少しだけは使える兆しが見えていて、ちょっとだけは物を動かせるようだ。でもどうして力が急に使えなくなったのだろうかと皆首を捻っている。
そんな時、献血に参加したクラスメイトの一人の力が急激に落ちてしまったのを確認する。
「もしかしたら血かそれに付随する物を抜いたのが原因かな?」
使えるには使えるが、力の落ち込んだクラスメイトを癒しながらスバルが結論を出した。
その言葉に僕ら男子一同は顔を見合せ、コウジに視線で問いかける。コウジは思い当たる節があるように頷いてくれた。
なるほど。そういう理由らしい。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。また続きを書きますね