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たどりつけない領域

作者: 瓶詰め

障碍を持って生まれてくる人間がいる

視覚、聴覚または精神的

様々な障碍がある


後天的に発現するものもある

生まれ持ったものでは

ないということだ


私は特に障碍も持たずに生まれ

現在も一応健康に

成長してきている


障碍を持って生まれたものの気持ち

何が幸せで何を不自由に思っているのか

それはそのものになってみなければ

本当の意味で理解はできない


擬似的に体験したところで

その体験感は

あくまで健常者のものだ


生まれてから光を見たことがないもの

音、という概念を理解できないもの

そういった世界を私は一生

理解することができない


健常者の私では

彼らの世界を完全に理解することは

不可能なのだ


どれだけ私が

彼らのことを理解しようとしても

私と彼らには大きな隔たりがある


私はこれからも彼らが

より良い環境で生きられるよう

努力するつもりだ


しかし

どれだけ努力しようと

彼らの世界を完全に理解はできないのだ


私はとても悲しい


世界から取り残されたようだ

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