表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
3章 内政と新たなる出発
35/40

33話 わんの頼みを聞いてくれ2

70000PV突破しました!ありがとうございます!

追:日間ランキング歴史部40位ありがとうございます!

《天羽源》

「なら、わんから頼みがあるさー!」

「頼み?」

 いったい何だろうか?

「そうさー!わんナマ、尚清王のイーチキで諸侯ヌ情勢を見ンカイに来ているさー」

「それで俺に小田氏について案内をしてほしいのか?」

 それなら、交換条件を出せる!俺の知りたいことも知れるし!

「してくれるヌか?ウリヤありがたいさー」

「ただ、俺にそれを許可することはできないから一回氏治に会ってから、左京太夫様に許可をもらうよ。あと、琉球の交易関係とか、今まで見てきた諸侯の情勢についても知りたい。お願いできるかな?」

「任せてくれさー。うんじゅーヤヌチヌ恩人だから大丈夫よー」

 よっしゃ!これならコウシンを案内しても大丈夫だろ。

「あ、あとご飯ウブンを食べさせて欲しいさー」

「わかった。今作らせるよ。」





 腹も膨れたところで、氏治に会いに小田城に行くことにした。俺もとんぼもコウシンも馬に乗ることができないので徒歩でだけど。

「ここら辺ヤ田んぼターブックヮが広がっていてとてものどかさー。イー領主なんだなー。」

「そういってもらえると嬉しいよ。俺が仕え始めたのは最近だけど、自分が忠義を示している人が褒められることほどうれしいことはないからね。」

 まぁ、そんなことを話していたら、いつの間にか小田城についていた。





「すみません、若様の軍師である天羽源です。若様にお目通りは可能でしょうか?」

 門の前にいる兵に聞く。

「あ、はい。どうぞお入りください。」

「後ろの二人もお願いします。」




 屋敷の中に入って10分くらいたったころ、氏治がやってきた。

「おお、源。久しぶりな気がするのう。して、今日は何の用じゃ?」

「今日は、琉球王国から諸侯の情勢を見に来た奴を連れてきたんだ。」

 そういってコウシンに挨拶を促す。

わんは南風原幸清と言う者さー。あなたにウンジューンカイ頼みがあって来たさー。」

 そこからさっき俺に話してくれたことを話した。



「なるほどのう。わしからも父上に言っておこう。それにしても琉球か。おぬしといいコウシンあやつといいわしの知らぬことを教えてくれる人間がいてくれることを快く思うぞ。」

「そうか。よかったな氏治。」

 いつの間にか日は沈んでいた。小田家に天下を取らせるための第一の分岐が今始まった。

次回、ついに政治にコウシンを会わせます。果たして結果は…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ