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俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
3章 内政と新たなる出発
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30話 内政開始

どうも、natakuです。花粉TUREEEEEEE。やばいくらいつらい。東京行くときは小でティッシュ持ってかんとだめだろうか…。あ、3か月待たせてすみません。内政編開始です。

 内政。それはゲームにおいて自国の兵士とかを強化する待ちゲーとか、作業ゲーとか言われるもの。

 実際は、その判断で多くの命を預かることになるまつりごと。うまくいかなきゃ、一揆クーデターだって起こる。今が、その分かれ目。まずは、視察と行きますか。


「とんぼ!」

「はいはい。参上したよ~!」

「村の案内を頼む。できれば細かく見て回る時の護衛も兼ねて」

「りょ~か~い!」

 そう言って俺達は、村へ繰り出していく。


 俺の領地となった桜村は、桜川が近くにある高台に位置する(※現在のテクノパーク桜のあたり。本当にそんな村があったかは知らん)。小田城から約5,6kmと近く、すぐに駆け付けられる。村の人数は、4~50人で、高台の下にも数件家がある。

 桜川のそばということもあり、稲作も盛んで、漁も行われている。泥鰌どじょうや鮒、鯰に鰻、鮎に鯉といった魚がとれるそう。今度泥鰌鍋を食べてみたいなぁ。でも鮒とか鯰は抵抗があるなぁ…。しかし、桜川は、氾濫を起こすととても怖いそうで、氾濫が起きないことを大雨の時に願うらしい。まあ、1級河川だしね。

 未来は、つくば市ということで東京のベットタウンになっているが、この時代に来てみてみると、全然違う風景が広がっている。筑波山や宝篋山ほうきょうさんに鉄塔もないし、コンビニとかスーパーとかも見当たらない。現代にいたるまでどれだけ森を切り開いたかが分かってしまう。そんなのどかな風景があるのだ。

 ここの村長は、良平で甥が伝助なのだそう。村人も優しく、氏治や政治様(左京太夫様)に対してもいいうわさしか聞かない。このあいだはゴボウや大根の漬物をもらった。また、良平の家や、他数件の家では、牛や鶏を飼っていた。鶏は、身もよし、卵もよしという生き物のため、大変重宝しているそう。

 また、先ほど言ったように稲作が盛んで、米がうまい。さすが、常陸小田米や、北条米の先祖だけあると感じた。だって農業大国だもんね、茨城。


 そんな感じで、村を見て回った後、

「田んぼの景色っていいねぇ」

 とつぶやいた。とんぼは、

「そうかなぁ?でもまぁ、みんなが笑顔で居れてるここの景色はいいものなのかもね」

 という。くっ、名言的なの取られた…。

「ゆっくり時間が流れていて、戦とか忘れそうだよ」

 やはり、現代人には戦はあっていないことを痛感した。


 館に戻り、未来のことをこっちで活かせないか考えていると、来客が来た。

「拙者、小田家家臣、岡見弾正おかみだんじょうと申す者。是非とも天羽源殿にお会いしたい!」

 岡見弾正おかみだんじょう治資はるすけ。牛久城主で、氏治の親族でもある男だ。





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「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
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