28話 決着 前編
どうも、natakuです。眠いです(これを書いているのは夜中です。)。寝ます。では一時間後に
「うぉぉおおお!」
カキン カキン
ついに決着の時が来た。
「天羽、覚悟!!」
そう言って武士が斬りこんできた。
カン!
とんぼが受け止める。二人ともいったん距離を取る。
「おい、とんぼ、」
「又五郎!」
俺が反応する。
「江戸山城守は俺の獲物だ。奪うなよ!」
「はいよ!じゃどうぞ!」
とんぼが言った瞬間に又五郎は相手との距離を一切に詰めて、
「ぉぅぉおおおりゃーーーー!」
槍の柄で相手を薙ぐ。まさに一瞬の出来事だった。薙ぐ瞬間、相手は一瞬止まった。おそらく又五郎の気迫のせいであろう。すごすぎる。
「とんぼ!」
「なんだい?」
「あの武士は?」
「江戸山城守嘉之さまだよ。小田六騎の一人さ。それを一瞬でか。すげぇよな」
「マジかよ!すげえな!」
そのころ、仁平対馬守真幸は、
「!!あれは、飯塚美濃守様じゃねぇか!これはまたとない好機!逃すわけにはいかん!」
そう言って敵を斬り前へと進んでいった。
「いやぁぁ!」
「せいやぁ」
ここでは、覇気のほとんどない戦いが繰り広げられていた。源と備前である。
「とりゃぁ!」
剣なんて握ったことのない現代っ子対
「そりゃぁ!」
机上で戦う男の戦い。それは互角だった。
「はやくしろ!」
敵味方ともにそんな声が上がる。
「わかったよ!」
源はそういうと上段で斬りかかった。それをかわそうとした備前は転んでしまう。そこを無情にも
「とぅ!」
と斬りかかり勝利を収めた。
「か、勝った!勝ったぞー!」




