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俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
2章 VS飯塚美濃守
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26話 突撃

どうも、約1か月ぶりのnatakuです。なぜ更新できんかったかというと、テストです。数学、めちゃくちゃヤバいです。まあ、明日修学旅行なんで、今回は短いです。では、では。

《野中瀬備前守氏兼》


「美濃守様、美濃守様」

「なんだ、備前か」

「すみませぬ」

 私は、私の作戦が失敗したことを美濃守様―――飯塚美濃守重光様に対して謝る。

「仕方のないことよ。しかし、将首一つもとれぬとはな」

 そういって、力のないハハハ・・・という笑いをされる。すると、江戸山城守が、

「美濃守様、氏兼。突っ込みに行きましょう」

 と言ってきた。

「笑止!無駄死にして笑いものになれというのか!」

 私は、反論する。死なないけどな。

「連車輪が敗れた今、突っ込んで風穴を開ける以外に、手立てはないだろうが!」

「何かあるはずだ」

「何かとはなんだ、鶴翼か、蜂矢か、魚鱗か、方円か。え、なんなんだ」

「それをこれから考えるのではないか!」

「俺は、突っ込むぞ。一人でもな」

 いったん区切る。

「豊後が教えてくれたではないか!」 

「!!!」

「俺は俺の隊だけで行く。敵の首とってきてやるよ」

「私も行く」

 そう言って、私も名乗りを上げる。すると、

「儂も行こう」

「美濃守様、備前」

「あっ、初めて備前って呼んでくれましたね?」

「さぁな?」


《江戸山城守嘉之》


 ふっ、成長したな氏兼、いや、備前。今までのお前は、勝ちにこだわり(まあ、ここはいいことかもしれないが、時には、引き分けたり、負けたりすることも必要だよな。)、自分の作戦だけを信じ切っていた。けれど、今は違う。作戦でなく、直感を信じ泥んこまみれに汚れたような侍魂がある。俺にはそれが光って見えるよ。まるで、奥久慈の川底に光る砂金のように…。



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「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
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