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俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
2章 VS飯塚美濃守
26/40

25話 戦況報告2

どうも、お久しぶりです。あと2話で章を終了までもっていきます。これからも応援よろしくお願いいたします。

《天羽源》


 あれは、堤豊後守か。効いていた通りデカい男だ。いや、男というより、漢だろうか。俺は、ふとして周りを見回たして一つ気付く。

「あれ、基永は?」

「俺は、知らねぇな」

 とんぼが答える。


「皆の者、敵の槍をかわしたらすぐに槍を叩き落せ。さすれば、槍の攻撃は止まり、天羽本隊までたどり着けようぞ!」

 堤の声が聞こえる。

「っち!とんぼ、」

「何だい?」

「弱点を気付かれたと全隊に伝えてくれ。これからは、気をもっと引き締めないといけなくなるぞ」

「おうよ。まかしとけって軍師様!」

「軍師様ってのは、こそばゆいなぁ。源でいいよ」

「そうは、呼べねぇよ。じゃあ、殿で。よろしく!」

 そういって走り去ってしまった。アットホームな職場にしたいだけなのに…。


《野中瀬備前守氏兼》


「申し上げます!」

「なんじゃ!?」

「朗報にございます!」

 まさか、勝利か?

「豊後守様が、敵の弱点を発見されましてございます」

 ・・・・・・違った。だが、

「して、それは?」

「はっ、『敵の長槍は厄介なものでございますが、中には扱いのうまくない者もおる。その者たちの槍は、かわしやすい。であるからして、それをかわしたたき落とすが良策』だそうでございます」

「成る程。大儀であったと伝えてくれ。美濃守様にもご報告をな」

「はっ」

 そう言って去っていった。

 これは、いけるか?


《天羽源》

「はぁああ!」

 基永の一撃が堤豊後守に対して、一撃を加えた。勝利である。


「イヨッシャ~!」

「いーぞ、基永!」

「二人とも鮮やかな連携だったぞ!」

 また、本陣に来た又五郎と真幸を迎え、俺たちは平三と基永の勝利を観戦した。

「天羽様、」

 この声は

「おっ、奈羽か」

「はい。ただいま、陽炎殿がご帰還なされました」

「ということは?」

「勝ちにございます」

 よっし、これで

「3連チャンじゃんか。勝てるか?」

 又五郎と真幸に俺は尋ねる。

「いや、まだ小田六騎の二人が残ってる」

「俺たちに当たらせてくれるか?」

「ああ、頼む」

「ほんじゃ、行ってくる」

「勝利の報告を楽しみに」

「えっ、ここで戦うんじゃないのか?」

「野中瀬備前。やつを欺くには、これがいい」

「やらせてくれ、源」

 二人は行った。

「ところで、天羽様」

「ああ奈羽、天羽様はやめてくれないか?」

「わかりました。では、殿、連チャンとはどのような意味でございますか?」

 ・・・・・・・・・・・知らねぇ。

「教えて、G〇ogle先生(せんせ~)!!」


※連チャン 麻雀で一人が連勝すること。連荘レンチャンと書く。


《野中瀬備前守氏兼》


「もうし、申し上げます。豊後守様惨敗、浅野様も敗れたのこと」

 うそ、嘘だろ。


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「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
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