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俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
2章 VS飯塚美濃守
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19話 車懸り対連車輪3

 前回、とんぼ対浅野五郎左ヱ門あさのごろうざえもんで、とんぼが勝利した。また、奈羽隊の兵の協力によって、敵兵もしっかり倒せた。

 今回は、泥田平三郎どろたへいざぶろう河毛基永かわけもとなが部隊対堤豊後守景昭つつみぶんごのかみかげあきである―――――



 ≪新田平三郎≫


 ふむ、敵は海老ヶ島七騎の堤豊後守様か。海老ヶ島七騎一の剛腕の持ち主と名高い御人だからこそ、倒しがいがあるというもの。

「河毛殿、」

「何ですか?」

「豊後守様とは、儂が戦いたい。譲っていただいてもよいかな?」

「ええ、大丈夫ですが……」

 そういって口ごもる。

「何か問題でもあるのか?」

「いや、豊後守殿はとてもお強いとお聞きした故心配になった所存にございます。」

「なんじゃ、そのようなことか。万が一、――――」

 それが起きないことを祈りながら、言う。

「万が一、そのようなことが起きようともお主や播磨守はりまのかみ様、対馬守つしまのかみ様がおる。だから、大丈夫だぞ」

「左様にございますか」

 なんだか納得してないように思えたが、まあ良いだろう。

 お。そのようなことを話しているうちに、豊後守様の軍が近付きになってきた。


「全体構え~!」

 河毛殿がそう吼えると、兵たちが3間(約5.5メートル)の槍を構え始めた。この長さの槍は、他にはないだろう。だからこそ、相手の攻撃が届かなくてよいのだ。しかし、扱いがなかなかむつかしい。

「突け―!」

「「「「「「「ウォォォォォォォォォ!!!」」」」」」」

 味方の槍が次々に敵の胴にあたっていく。


 ≪堤豊後守景昭≫


 敵の槍が次々にわが軍の兵にあたっていく。どうしたものか。

「よっと」

 味方の兵士が槍を避けた。ん?避けた瞬間槍に隙ができる。それに、槍が長すぎるせいか、上手く扱えてない者もいる。

 ニヤリ

「皆の者、敵の槍をかわしたらすぐに槍を叩き落せ。さすれば、槍の攻撃は止まり、天羽本隊までたどり着けようぞ!」

 見破ったり、大車輪。しかし、あの兵士がかわしてくれなかったら、我々は全滅であったかもしれん。

どうも、natakuです。最近寒くなってきましたね。あと4,5話で2章が終わる予定です。これからも応援よろしくお長い申し上げます。次回も、平三&基永話です。

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「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
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