表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺、小田家に仕官します。  作者: 七竹真
2章 VS飯塚美濃守
19/40

18話 車懸り対連車輪2

すいません、昨日の1時近くに書き終わったのに、間違って1日ずれて投稿してしまいました。3万4千PVと9400ユニーク突破しました。本作に出てきたものでご不明な点や誤字脱字等がありましたら伝えてくださるとうれしいです。

 ≪源≫


 ぶぉ~ぼぶぉ~


 ほら貝が吹かれた。いよいよ車懸りの初陣だ(え、模擬戦の模擬戦が初陣じゃないのかって?あれは改良途中だからノーカンでおなしゃっす。)。

 先陣を切ったのは、相手の浅野五郎左ヱ門。長さが1間1尺(約2メートル)の槍を使って突撃してくる。続く兵は、ざっと20~30人ほどだ。

 対してこちらがまずぶつかるのは、、とんぼ率いる1番隊15名と奈羽(八日奈羽ようかなばね)の3番隊15名。決戦の火花が今開かれる。



 ≪とんぼ≫


 やった~、一番槍任されたよ!浅野さん(兄)も強いかもしんないけど、俺のほうが強いって自信がある。だって、今まで参加した戦い(2回)で、両方とも敵将の首取ってるもん。浅野さんは、兄より弟のほうが強いって聞くし。


 敵があと10間ほどまで迫ってきた。

「1番隊構え!」

 そうみんなに命令めいれーしながら、自分の槍を構える。俺の槍は、手槍に近い形状で4尺3寸(130cm)程度の長さがある。穂の長さは、3寸(9センチ)程度なので、本来は防御用の槍だが、俺の身長(5尺程度(148センチ))にはちょうど手ごろな長さなんだ。今回は、ほを布でくるんだ木製のにしてるけどね。


「かかれー!」

 そういってみんなに槍を突き出させる。60数えて、終わったら交代だってさ。みんなの槍は、3間(5.5メートル)あるから、それ以内に入ったらすぐに突ける。浅野さんがごり押しで来ようとしている。でもそうは、させないよ。


「浅野殿とお見受けする。俺は、とんぼ。天羽軍1番隊隊長だ。1対1サシであんたと戦いたい。」

「いいだろう。槍のとんぼといえば、農民の中でも異質な強さを誇ると聞く。では、参るぞ!!」

「おう!」

 やった、戦ってくれるって!


 カーン!


 木製の槍同士がぶつかる。そのあとも、カーンカンカンカンカーンカーンカンカンとリズム(節奏)のとれた良い音がする。

「はっ!」

 そう叫んで、槍を突き出す。しかし、かわされてしまう。少し体勢を崩した時に、攻撃が来たがこんなものどうってことない。身をよじらせて、その攻撃をかわす。今の攻撃は入るはずと確信していたのか、浅野さんの顔が驚いた顔になる。その隙を逃さず、


「そりゃ~!!」


 突き出した槍は、浅野さんの腹に当たった。俺の勝利だ。

 気が付けば、周りにいたみんなが、敵兵をすべて倒したようだ。3番隊の奈羽さんたちが援護してくれたみたい。

 じゃ、交代だ。


 ≪源≫


 まずは、1勝。二番手は、平三の4番隊と基永の5番隊30名。敵は、ついに車輪隊へ。堤豊後守景昭つつみぶんごのかみかげあきだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「超能力者の日常は、青春とバトルに囲まれています」                                             
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ