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プロローグ
◆◆◆◆◆◆◆ダッダッダッ…ドカーン◆◆◆◆◆◆
辺りに‘‘マシンガン’’のような形状の銃からけたたましい音が鳴り響くと同時に弾丸が発射される
(くそっ…何が、どうなってんだよ)
若い男が、街の中を必死に走る
若い男の背後にはこの‘‘時代’’では考えられない特撮で見るようなレーザービームを所持していて周りに向かって放たれる
『キャアァッ⁉︎』『おい、アレなんだよッ⁉︎』と若い男は走りながら通り過ぎ様に動揺する人達の声を聞く
『此処は、危険だっ…死にたくないなら逃げろっ‼︎』
若い男は逃げながら出来るだけ大きな声で周りに危険を知らせる__だが
◆◆◆◆◆◆◆◆◆ピシャアーッ◆◆◆◆◆◆◆◆
青い一筋の光が一直線に凄まじいスピードで放たれる
『…ウワアァアっ』と誰かが当たったのだろう
男の声が背後から木霊する
だが、若い男は振り返りもせずひたすら走る…安全な場所を求めて
(どうして、こうなったんだ)
事の発端は今日、2017年4月1日の午後1時…今から8時間前に遡る