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職業リア充で異世界無双。  作者: すみを。
第1章:カラマ王国編
28/76

トーナメント開始について。

本日1話目です

「今回は参加者が多かったため、予選をバトルロイヤルで行う!各ブロック、最後まで残った二人が本戦に出場となる!」


ハキハキとした大きい声で全員に伝わるように叫ぶ受付嬢。


いや、最早あれは受付嬢じゃないのかもしれないから、受付嬢(仮)としておこう。


「まず、バトルロイヤルのルールを説明する!バトルロイヤルでは、出場者はそれぞれ二体まで魔物を召喚することができ、魔物には出場者本人を守ってもらう!魔物が全員倒される、又は出場者本人が倒された場合、その場で失格となる!尚、出場者は攻撃等を行うことを禁止し、回避のみ可とする!」


ふむふむ、なるほど。


……これ、俺負ける要素無いな。


「次に、禁止事項を説明する!

一つ目、出場者を殺すことは禁止する!ただし、事故の場合は不問とする!

二つ目、当然だが、三体以上の魔物を召喚した場合は即退場とさせてもらう!

三つ目、この試合において--------」


その後も長々と説明は続いたが、簡潔に説明するとこうだ。


・魔物使いを気絶させるのは可だが、殺生するのは不可。


・魔物を一体ずつ召喚するのは可だが、その間に出場者が狙われるためする人はいない。


・残りが二人になるまで戦い続け、二人になった時点で予選は終了。


・出場者には近接戦闘はおろか、魔法攻撃すら認められておらず、回避行動、または防御のみを行うこととする。


・出場者同士でチームを組むのは可だが、裏切られても自己責任。


・本戦については、本戦出場時に本戦出場者にのみ説明する。


とまあ、こんな感じだろうか。


要するに、俺にとっては楽勝ってことだな。


「-----それでは、今からAブロックの予選を行う!出場者はそれぞれ魔物を召喚し、舞台に上がれ!」


受付嬢(仮)が最後に添え締めくくると、Aブロック参加者と思われる魔物使いが一斉に入り口から入っていった。


その中にはさっき喋った獣人族のティフィアの姿もあった。


俺は心の中でティフィアを応援しながら、Aブロックの試合を観戦することにした。






……………結果から言おう。


Aブロックはティフィアとチャーリーという男性が勝ち残った。


個人的にはかなり意外な展開だった。


ほとんどの魔物使いがスライムやウルフなどのEランク相当の魔物で戦っているのに対し、ティフィアはC-ランクのイノシシの魔物とD+ランクのヘビの魔物で戦っていたのだ。


そのため、ティフィアは圧倒的な強さで他の魔物を殲滅し、本戦に勝ち残った。


ぶっちゃけ、チャーリーが生き残ったのは偶然としか言えないだろう。


ついでに言うと、試合で殺された魔物も通常と同じで消えてしまい、Aブロックだけで96体の魔物が消滅したことになる。


俺はケイゴの『見世物』という言葉に妙に納得しつつ、戻ってきたティフィアに声をかけることにした。


「ティフィア、凄いじゃないか。圧倒的だったぞ」


「そ、そうでしたか?あ、ありがとうございます!」


少し照れながら礼をするティフィア。


「このままだと本戦でも決勝くらいには進めるんじゃないか?」


「えっ、そ、それはその……が、頑張ります!」


ティフィアはそう言うと、急いで受付に走っていった。


「どういうことだ?」


俺はそんなティフィアの反応を、少し疑問に感じていた。


明らかに俺がああいった時、ティフィアの表情が陰った気がした。


……まるで過去の話をしていたハルノのようにだ。


俺は後でティフィアに聞くことを決意し、自分のブロックが来るまで待つことにした。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



Bブロックを終えてCブロック、そこにはイノマが出場者していた。


どうやら魔物使い最強という名は伊達では無いようで、Aブロック、Bブロックではほとんど喋っていなかった実況が興奮しながら叫んでいる。


『おっと、イノマ選手、今の魔物で倒した数が50は行ったんじゃないかぁ!?』


「いけ!熊鰻ブラックベアー!」


イノマがそう言うと、熊鰻ブラックベアーは腕をなぎ払いウルフやスライム、ゴブリン等を殲滅する。


その圧倒的な力で、出場者は次々に脱落していき、最終的に残りはイノマを含め三人のみとなった。


『おっとここで!前大会チャンピオンのイノマ選手と、二位のスブレ選手と、初出場のカマセ選手がフィールドに残った!誰が勝ちの残るのかぁ!?』


「はっはぁ!ここで一位を倒せば俺の株は跳ね上がる!喰らえイノマぁ!」


カマセの魔物がイノマへと襲いかかる!




……結局、カマセは噛ませ犬でしたとさ。



これで無事にCブロックまで終了したので、いよいよ俺の番だ。


俺はハンデというかなんというか、予選ではある制限を自分に課している。


もちろん負ける気は無いので、俺も回避のみだが本気を出すことにしよう。


その後Dブロックが呼ばれ、俺はフィールドへ意気揚々と入っていった。




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