表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
161/174

第百五十九話 味方

本当は今日の朝に投稿する予定だったけど、投稿するの忘れてしまって、今になりました。


で、話が変わりますが、今日の夜に新しい小説を載せる予定です!!良ければ、読みに来て頂けると嬉しいです。多分夜9時かな?


宜しくお願いします!

 


 宙に浮く大天使3人と100万を超える天使の大軍。側には龍の聖獣のセラティムもいた。大天使が放った”守護神盾アイビス”で”光輪凱旋砲(メギドラ)”を防いだため、死人はゼロだ。


 セラティムの言葉から、セラティムが大天使に助けを求めて、ここまで来たのはわかる。だが、疑問はある。




「何故、大天使が地上に降りてこれるんだ?」


 そう、大天使は普通なら地上へ降りることが出来ないはずだったのだ。しかし、水晶玉には大天使が3人も現れたのを写していた。




「いや、今はそんなことを考えている場合じゃないか……」


 天使達が動き始め、幽腐鬼を片付け始めたからだ。見るには、一体の幽腐鬼に天使2人で倒していたことから天使の実力は高いと伺える。大天使まで、動き始めたら幽腐鬼と外にいるヨハンだけでは勝てないと理解している。




(……仕方が無い、自分が動くしかないか。カズト達はフォネスとマリアに任せておくか)

『……フォネスとマリアなら大丈夫だと思うよ』


 これからの展開を考えて、ゼロが大天使3人の相手をして、カズト達はフォネスとマリアに任せることに決めた。




「フォネスとマリア、お前達がーー」

「お待ちください」

「……お前か。今は忙しいんだが?」


 フォネスとマリアに指示を出そうと思った時、影からミディの執事であるロドムが現れたのだ。だが、今は忙しいから後回しにしようと思ったが、ロドムの言葉でロドムの方に向くことになる。




「ホホッ、我が主であるミディ様も参戦するのことです。あの大天使は我が遊ぶから譲れと言っております」

「は?ミディが?」


 外の様子を写す水晶玉を見ると、大天使の前にミディがいた。どうやら、ミディがゼロの味方になって大天使と戦ってくれるようだ。




「ミディ様は一度でいいから、大天使と戦ってみたいとおっしゃっていたので、宜しければ、ミディ様に譲って頂いては?」

「……まぁ、こっちの目的は勇者だから、大天使を抑えてくれるならこっちは助かる」

「ホホッ、それは良かったですな。一つ、大天使が地上に降りてきたのは、依代よりしろを使ったおかげでしょう」

「依代だと?」


 初めて聞く言葉に眉をひそめる。さらに、何故ロドムが知っているのか?




「ホホッ、何故、知っているのかは聞かないで頂きたい。依代とは、大天使が地上に降りるための身体のことです」


 詳しく聞いてみると、依代は半神半人デミゴッドの身体を使って、地上に降りるという方法があるのだ。半神半人はこの世界では少ない。半分が神という存在なのだから、なかなか見つからない。

 だが、第一~三位大天使は全員が自分用の身体を見つけている。

 カズトのと違って、完全な状態で半神半人の身体なので、大天使の実力も万全に使える。




「ホホッ、知っているのはこのぐらいですな。では……」


 一瞬でロドムは影の中へ潜っていく。




「ミディの奴が大天使を抑えてくれるなら出る必要はないな」


 ゼロは王座に座り直して、ミディが現れた場所を水晶玉で確認する。そこにはーーーー





 ーーーーーーーーーーーーーーー






 ミディは3人の大天使の前でニヤニヤと笑っていた。強者と戦えるのが嬉しいように見えた。



 ミディの相手になる3人の大天使は第一~三であり、ゼロと戦ったメタトロンよりも強い。



 第一位大天使ミカエル


 第二位大天使ルシフェル


 第三位大天使ガブリエル




「最強の魔王、ミディ・クラシス・ローズマリーか。お主は魔神ゼロと組むつもりなのか?」


 まず、話しかけて来たのはミカエルであり、セラティムの上司なのだ。




「うーん、組むね……。協力しているから間違ってないかな。私は貴方達と遊びたいし、ゼロの邪魔をさせないよ」

「そうか、お主は強いから時間の無駄にさせたくはなかった。退いてくれば良かったが、避けられないようだな」

「まぁ、いいじゃねぇか?俺だけだったら、やばかったが、今は3人もいるのだから、問題はないだろ?」


 ルシフェルが横から話を加えて来る。ルシフェルだけだったら、ミディに勝てるかわからなかったが、今は3人の大天使がいるのだから、勝てると確信していた。




「貴方達は先に行って、協力して来なさい……」

「「はっ!!」」


 ガブリエルに呼ばれた側近の天使。命令を頂き、ミディを無視して方舟へ向かった。ミディはそんな天使に目をくれずにミカエル達を見ていた。




「追わないのか?」

「うん!ザコには興味ないからねっ!」


 先程の天使はガブリエルの側近であり、魔王と変わらない実力を持っている。だが、ミディはそんな天使をザコと言った。

 ちなみに、ミカエルの側近は聖獣のセラティムで、ルシフェルはいない。


 ミカエル、ルシフェル、ガブリエルはそれぞれが武器を構えて、ミディに相対する。

 ミディは自分自身の能力、『刻渡神アリス』で小さな時計を右手に生み出す。






「じゃあ、始めようか?」






 ミディ対ミカエル、ルシフェル、ガブリエルの戦いが始まるのだった…………





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ