章外 6章 登場人物紹介
少々遅れましたが、6章キャラ紹介です。
◆分類不明
【名称】アナザーアース/アンナ
【容姿】中高生程に見える快活な少女。髪色や肌の色はその時々によって反動
【種族】■■■■/電脳怪異/女神/創造神
【位階】■■■■:■■■■
【称号】<■■■><■■><■■■■><電脳怪異><創造神>
【解説】
MMOアナザーアース内のプレイヤー達の想いや情念、積み重なった行動と言った多数のデータから生じた電脳生命体。
本来はただ存在するだけの不確定データの塊だったが、アナザーアースのサービス終了の告知がそのデータ塊に死への恐怖と生の渇望を呼び起こすことで意思が生まれ、明確な個体となったのがこのアンナことアナザーアースである。
個体となった際にカタチを求めたこの存在は、ゲーム内に存在した創造の女神の依り代たる神像を器として定め、創造の女神アナザーアースとして降臨することとなった。
本来電脳的な行動を自由に行える存在であったが、カタチを得た今は大幅に力の行使が限られ、また創造の女神アナザーアースとしても、力を振るうためのエネルギーに欠けている為、あまり力を振るえずにいる。
滅びの獣に属すると思われる<大罪の種>の不活性化固定──封印は、電脳的力の行使であり、今のところそれを為せるのは夜光が知る限り彼女だけである。
見た目は快活な印象を与える中高生程度の少女だが、本人の気分や見る側の相性によってその姿が変わって見える特性がある。
髪色髪型や肌色などは特に顕著で、見る度に違って見える程。
但し顔立ちは変わらずまた普段から神威を漂わせている為に、見間違えられると言う事はない。
性格は天然や能天気と言った陽性のもの。
この物語の元凶の一人。
◆召喚モンスター
【名称】古竜王ラーグスーヤ
【容姿】威厳と神秘に満ちた黄金の鱗を持つ山ほどもあろうかという竜/白く長いひげを持つ老爺
【種族】竜卵/小竜/竜/古竜/古竜王
【位階】伝説級:100
【称号】<竜王><古老><破壊者><守護者><族長>
【解説】
夜光のマイフィールドの中にある竜の里の長。
その役割に相応しい威厳に満ちた老竜の姿と、矍鑠とした白髭の老人という二つの姿を持つ。
強大な力を持つが、竜としての身体が大きすぎるため、夜光に召喚されることは稀。
竜の長としてある時は思慮深く、人化している際は好々爺その者と言った風体。
しかし、巨体がたたり細かな戦の技術には乏しいものの、一度荒れ狂うと天災もかくやというほどに荒れ狂う存在そのものが災厄のような存在。
逆鱗などに触れようものなら、即そう言った荒れ狂う面が表に出るだろう。
現在は、自主的に──その実高慢の大魔王ルーフェルトからの依頼もあった──女神アナザーアースの護衛を務めている。
【名称】古巨人王グレンダジム
【容姿】壮年の武骨な武僧風の男。巨人時と人化時は基本的にサイズと身に纏うオーラ以外は共通
【種族】小巨人/若巨人/巨人/古巨人/古巨人王
【位階】伝説級:100
【称号】<古巨人応><古老><武聖><錬気聖><族長>
【解説】
夜光のマイフィールドの中にある巨人族の里の長。
長命な巨人族の基準と照らし合わせても長老であるはずだが、どう見ても壮年程度の姿にしか見えない。
ストイックな武僧のような風体で、全身鍛え抜かれた神鉄のような肉体を持つ。
見た目通り武辺者で、巨人族でも最長老であるはずが、今も己を鍛え上げる事に余念がない。
戦闘狂の気風があり、ここ最近夜光のマイフィールドにやって来た炎の巨人族の王スルトをいい遊び相手と虎視眈々と狙っていた。
しかし、高慢の大魔王ルーフェルトと陽光神ハーミファス連盟の依頼により、女神アナザーアースの護衛を引き受けている。
夜光の知らぬ間に各地で<大罪の種>とやり合っており、中々の手ごたえを感じているらしい。
【名称】ギルラム
【容姿】盾よりも横幅の方がありそうな、樽のような体型のドワーフ。細かく三つ編みにした髭と、対照的にツルリとした頭頂部が特徴
【種族】ドワーフ/匠/ハイ・ドワーフ/エルダードワーフ
【位階】伝説級:100
【称号】<斧豪><精霊導師:大地)><鉱夫><宝飾導師><彫金導師>
【解説】
関屋の商店街に所属しているNPC職人で、現実化した世界にあっても関屋を親方として認めるドワーフの一人。
豊かな髭のいかにもドワーフと言った風体だが、実年齢は案外若い。
しかし元は容姿も含めてランダム作成されるタイプのNPCであり、その結果頭頂部の寂しい髪型を割り当てられてしまったという悲劇があった。
もっとも、普段から兜や帽子をかぶり続ける事が多いドワーフの頭部は他種族に比べ薄毛になる傾向があるとかないとか。
現実化した商店街にて外からやって来た山賊に襲われ、一度は命を落とした職人の一人。
MMOのアナザーアースの頃には非戦闘エリアだった商店街だが、これにより危機感を持った職人は、ギルラムのように戦いの技を身に着けるようになっていった経緯がある。
◆現地人
【名称】教導帝アヴァロフ3世
【容姿】清浄にして高貴な聖衣を纏った厳格そうな初老の男
【種族】人間?
【位階】???
【称号】????
【解説】
『外』の基地世界において唯一の宗教とされる、唯一神教会のトップ。
教会の本拠である聖地に君臨する存在だが、政治的中心は教導者──信徒を導く神父や牧師に当たる者達の代表者が担っているため、象徴的な意味合いが強い。
唯一神教会の偉大さを理解しようとしない愚かな信徒たちや、教導者上層部の腐敗に対して常に深く燃える様な怒りを抱いている。
教導帝は代々教導者の中から優秀な者が合議により選び出されてきたが、その重圧からか即位する者達は皆代々の教導帝と似た表情になっていくと言う。
【名称】教導母
【容姿】幾重にも聖なる帯を身に巻き付けた年齢不詳の女性。帯は頭部にまで及ぶため、その顔は目元が辛うじてわかる程度
【種族】人間?
【位階】???
【称号】????
【解説】
『外』の基地世界において唯一の宗教とされる、唯一神教会の中にあって、全ての女性信徒の取りまとめを担う存在。
教会の女性信徒は皆彼女の娘であるとされる。
また女性信徒たちは、彼女のように聖別された帯を身体に巻き付けるのが正装とされている。
常に余裕をもって立ち回るのが彼女であるが、教導帝のメンタルのケアも役職の内であり、皇国が興てからずっと機嫌が悪いアヴァロフ3世のケアに奔走している。