章外 5章 登場人物紹介
書籍2巻の執筆が凡そ完了したので、WEB版も更新再開です。
まずは5章の人物紹介から……。
◆召喚モンスター
【名称】砂漠の女王 ネフェル・イオシス
【容姿】光の王女(黒髪白肌の幼女):闇の妃(桃色がかった髪と漆黒の肌の妖艶な半人半蛇の妙齢の女性):砂漠の女王(美しい黒髪と褐色肌の絶世の美女)
【種族】人間/王族/女王/黄泉還りの王
【位階】伝説級:100
【称号】<女王><黄泉還りの王><複合神性:光隼神><複合神性:闇蛇神><複合神性;(アメン・ラー)>
【解説】
アナザーアースにおける砂漠地域の連続クエストに登場する女王にしてイベントボス。
絶世の美女として有名であり、悲劇的な展開を見せるクエストとあいまって非常にプレイヤー人気が高かった。
クエストの選択次第で特定の称号持ちならばテイム可能であったため、そういった意味でも人気のモンスター。
光の王女、闇の妃、砂漠の女王の三形態を持ち、イベント戦闘ではそれぞれに特色ある戦闘方法を駆使してくるため、密度の濃い戦闘が楽しめると言う意味で、バトルマニアなプレイヤーからも評価が高い。
女王らしく高慢だが、懐深く情に篤い面もあり、更に各形態の傾向にそった──光の王女は子供っぽく、闇の妃は妖艶に、砂漠の女王は威厳のある──性格を見せる。
夜光にテイムされた彼女は、マイフィールドの西方砂漠地帯の支配者としてその地を任せられ、同時にアナザーアースの滅びから救われた事で、夜光に敬愛の念を超えた思慕を抱くようになっている。
【名称】森の主 ギリスブレシル
【容姿】金髪碧眼の耽美な青年 耳は長いのではなく尖っているパターン
【種族】エルフ/森の民/ハイ・エルフ/エルフ古代種
【位階】伝説級:100
【称号】<族長><弓聖><精霊の主><森の主><世界樹の守護者>
【解説】
夜光のマイフィールドの南西部、樹海を主とする地域の守護者として配置されたモンスターであり、同地域に住まうエルフたちの長。
弓矢と精霊魔法の名手であり、この地の中心にして精霊界への扉となる世界樹の守護者でもある。
元はイベント等で必要に応じて用意され、名称容姿などランダムに決定されるソロプレイヤー向けのお助けNPC。
このお助けNPCは気に入ったら契約を交わすことで、パーティーメンバー用NPCとして登録が可能であり、テイマー職以外でもソロでパーティーを組めるようになるというシステムであった。
ギリスブレシルも同じく、とあるクエストで夜光が引き当てたNPCである。
如何にもなエルフとしての容姿が夜光のツボにはまり、その後契約するに至ったと言う経緯がある。
意志を持った後は、プライドの高いエルフといった容姿そのままの性格になった。
しかし、同時に隣の領域に炎の巨人族の王が配置され、度々森に攻め込まれるようになったことで、密かな戦闘狂めいた側面が出てくるようになった。
妻であり、世界樹の巫女であるコルシールとの夫婦関係は良好だが、やや尻に敷かれ気味である。
【名称】炎の巨人の王 スルト
【容姿】炎の化身じみた壮年の戦士
【種族】炎の巨人
【位階】伝説級:100
【称号】<武王><大剣の達人><大型種:L><族長><火炎術師>
【解説】
アナザーアース最後の数か月の間に夜光がテイムした炎の巨人族の王。
非常に好戦的で、仲間モンスターとしてマイフィールドに配置する際も、コストとして周囲のモンスターや領域に戦いを挑むという特性を持つ。
夜光のマイフィールドに新たに設置された火山と共に配置されて後は、隣の境域である樹海や、海の魔物と日々戦いに明け暮れている。
その為、テイムされた当初に比べ位階が上昇しており、その充実感から夜光への忠誠は一応高い。
【名称】海王 レイン
【容姿】鱗鎧を付けた少年:小魚:巨大な海蛇
【種族】海王蛇
【位階】伝説級:100
【称号】<海王蛇><槍聖><深淵の捕食者><水流術師><化身:大型種LLL>
【解説】
夜光のマイフィールドの四方を囲む海を支配する守護者。
鱗鎧を身に着けた少年の姿と、銀の鱗を持つ小魚の姿、そして大型の船さえ丸のみにし得る巨大な海蛇の姿を持つ。
元々は英国の伝承にある巨大な海蛇がモチーフであり、伝承によると銀色の小魚の姿で油断させ、不意を突いて正体を現し獲物を捕食する恐るべき海の魔であるとされる。
少年の姿ながら好戦的であり、また海での戦闘では圧倒的な力を発揮できる。
反面地上では巨大な海蛇の姿では身動きが取れず、制約の多い少年姿で戦うしかない。
元は海辺で発生する討伐クエストの相手であり、撃破することで解約可能になると言う特徴があった。
【名称】氷の女王 アレンデラ
【容姿】白く凍てついた鎧と武具を身に纏ったクールビューティー
【種族】雪ん子/雪乙女/氷結女騎士/氷結女公
【位階】伝説級:100
【称号】<女王><槍聖><氷結術師><守護聖者><氷結女公》>
【解説】
夜光のマイフィールドの南東部、氷河と山岳に覆われた地域の支配者にして、雪の民の女王。
実は夜光が下級の頃から連れまわしているモンスターの一体であり、ゲーゼルグらと同じように夜光のパーティーモンスターとして育てられた。
雪乙女は物理型と魔法型の二つの成長コースが存在しているが、アレンデラは物理それもタンクとしての育成パターンを採用されている。
ギガイアスの制作前及び巨体が入らない狭い場所などでは、パーティーの6人目としてかなりの割合で夜光に採用されていた、
その為意志を持った後の夜光に向ける感情は非常に重く、執着が強い。
【名称】鋼の王 ガハルゴス
【容姿】屈強な壮年のドワーフ
【種族】ドワーフ/匠/ハイ・ドワーフ/半神
【位階】伝説級:100
【称号】<神工><大親方><鎚聖><魔鋼鍛冶><族長>
【解説】
夜光のマイフィールドの南東部、氷河と山岳に覆われた地域の地下に広がる坑道と大空洞の主。
夜光のマイフィールドにおけるドワーフの族長でもある。
様々な武器や防具を作り上げ得る凄腕の鍛冶師であり、日々様々な研究品や試作品を生み出している。
性格は偏屈だが契約は守るタイプ。
最近内燃機関の概念を知り、その研究開発に余念がない。
【名称】ニーメ
【容姿】人懐っこい美少女:人ほどの大きさのアザラシ
【種族】海豹乙女
【位階】中級:60
【称号】<海豹乙女><水流術師><情欲の種>
【解説】
夜光のマイフィールドに設定された自動POPモンスターの一人。
海豹乙女は、アザラシの皮を被り変身するアザラシ人間の伝承が元。
おもに海水温が低いマイフィールドの南東部の海で過ごしていたところ、『外』からの船に興味を持ち近づいて観察していたら紆余曲折あってとある船員の伴侶になる道を選んだ。
その身には、不穏な種が宿っているようだが果たして…?
◆現地人
【名称】クライファス・エル・ペランディラ
【容姿】ピンとはねた口ひげが特徴の壮年の男。海風と日をあびた為に肌は焼けている
【種族】人間
【位階】中級:96
【称号】<船長><豪商>
【解説】
皇国の南にある内海諸国群の主要国である、クサンドル商人連合所属の交易船長兼商人。
クサンドル商人連合は有力商人による合議制で国家運営されており、その第六席に位置するベランディラ商会はかなりの力を持っている。
クライファスはその商会から正式な構成員として認められたうちの一人。
交易船を一つ任されるほどに商会からの信任は篤く、南はポッソルト首長国、北は北方群島国と広範囲にわたって活動している。
ある時季節外れの嵐に捕まり、大西海の彼方に流された事で、彼とその船は奇妙な運命に囚われる事になる。
【名称】ヨハナン
【容姿】栗色の髪と日に焼けた肌が特徴のまだ少年の面影が残る青年
【種族】人間
【位階】中級:3
【称号】<船員>
【解説】
ラディオアサ・フォルタナ号の見習いから正式に船員になったばかりの青年。
紆余曲折の末、海豹乙女の少女ニーメに見染められ、彼女と共に故国に帰る事となった。
この先彼に何が起きるのか、それは神のみぞ知る。