表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/242

章外 4章 登場人物紹介

◆プレイヤー&モンスター

【名称】ユータ

【容姿】快活な印象を与える黒髪黒目をした少年。

【種族】人間

【位階】下級:19

【称号】<盗賊>

【解説】

小学生程度の外見の駆け出し盗賊。

実際、内面も外見相応に幼く、外見動揺にヤンチャである。

SNSなどで終了間際のアナザーアースの話題が盛り上がっているのを見て、そのまま勢いでキャラ作成まで終えてしまった経緯を持つ。

どうもキャラ作成に凝ったらしく、リアルの自身の顔に寄せていた様子。

リアルバレも恐れない所業に、夜光ら他のプレイヤーは少し引いていた。


初期チュートリアルを終えたばかりのタイミングでサービス終了となり、異世界にやってきてしまった。

その際、同行者がいるクエストを受けていたため、高位の師匠キャラであるレディ・スナークもまた異世界に。

実力も心構えも、様々な基礎知識も欠けたユータ少年が夜光らと遭遇するまでやってこれたのは、ひとえに最高の斥候盗賊系NPCであるレディ・スナークが保護者として立ち回ったからである。


なお彼のマイルームの『門』は皇都からほど近い山中の遺跡の中にある。

屋内であることと、『門』出現から即座にレディ・スナークが隠蔽を施した為、今だ他の者に発見されていない。


【名称】レディ・スナーク

【容姿】眉目秀麗なモデル体型の美女。しかし平凡な特徴のない女性に見える事も

【種族】人間?

【位階】伝説級:???

【称号】<暗殺の(グランドマスター)大師匠(・オブ・アサシン)><盗賊の(グランドマスター)大師匠(・オブ・シーフ)><斥候の(グランドマスター)大師匠(・オブ・スカウト)><見通す者(ウォッチャー)><変容の怪物(ブージャム)

【解説】

盗賊系称号を習得するためのクエストに登場する師匠NPC。

アナザーアース世界における最高の暗殺者にして盗賊、斥候系の称号クエストでプレイヤーは彼女に弟子入りする事となる、

その力量はプレイヤーがカンストまで育て上げてもまだ影さえも掴ませないほど。

本来彼女のような強力かつストーリーに組み込まれたNPCは、プレイヤーの下にはつかないのだが、例外として幾つかの称号習得クエストでは試験官という体で同行者となることがある。

今回アナザーアースの終わりと共に彼女らNPCの殆どは世界の終わりと共に役割を終えるはずであったが、初心者プレイヤーであるユータの同行者であったことが奇妙な現象を生むこととなった。


現在彼女はユータの師匠として、彼の身の安全のために動いている。

卓越した隠形は誰にも気取られる事無く皇国内の情報を集め、皇国のありようを知ることとなった。

その上で、ユータにも知らせず皇王そして初めの異邦者であるカタギリと接触を果たしていた。

接触の場で何らかの密約を結んだ彼女は、丁度皇都で活動を始めた夜光らを察知。

丁度良く弟子のひとりである女中人形のメルティを繋ぎとして接触し、中に入りつつ彼らの行動を観察することとなる。

結果、何らかの評価を超えたらしく、ユータは皇王ではなく夜光らの元に預けられることとなった。


外見は絶世の美女であるが、隠形のスキルで特徴のない平凡な女性にも、全くの別人にも見せかけることが出来る。

更に言うなら、一切の姿を気配を断つことも可能。

アナザーアースでのクエストでは、強大なモンスターの姿になる事さえあったため、人間ではなく変身魔人(シェイプシフター)ではないかという説もあった。


名前の由来はルイスキャロルの詩から。開発者に重篤なファンが居たのか、アナザーアースでは時折ルイスキャロル由来のネタが散見された。


【名称】カタギリ

【容姿】精悍さを感じさせるブラウンの髪の青年。表情は柔和。

【種族】人間/英雄/超人/半神

【位階】伝説級:100

【称号】<侍従長><統括者><剣聖><賢者><密偵>

【解説】

この世界に初めて出現した『門』の主。

彼はアナザーアース開発チームの一人であり、テストプレイのメインメンバーとして各コンテンツの調整にも関わっていた。

しかし、製品版ローンチ後程なくして通勤中の事故で他界し、開発チームは彼が使用していたアバターを各ムービーのメインキャラとして登場させ続けることで追悼としたと言う話がある。


そんな彼がこの世界で目覚めたのは10年前、当時皇太子であった皇王がマイルームに侵入してきた時であった。

相当に混乱したやり取りの末、お互い手を組むことが最良と判断した彼らにより、王国が皇国へと足を踏み出したのだが、此処では割愛する。


性格は温厚で、開発チームの中でも他のメンバーの相談を聞くなど裏方的な行動が多かった。


皇国の中に在っては、皇王を支えながら現代知識やアナザーアースの物品を活用して所謂内政無双状態であったとか。

尚、彼がこの世界に来た際にはアナザーアースは初期セット状態であり、レベルキャップの関係で上限が低かったはずであるが、夜光らと同じ伝説級に至っている。

その理由もいつか語られる日が来るだろう。



◆現地人

【名称】ヒュペリオン・デセザル・ノル・クラヴォト・カルディス・ガイゼリオン

【容姿】ブラウンに近い金髪に、眉目秀麗。鍛え上げられた肉体は鋭い刃の様。

【種族】人間

【位階】伝説級:100

【称号】<皇王><覇王><元帥><踏破者><剣聖>

【解説】

ガイゼルリッツ皇国の王。元は領地が広いだけの諸侯入り乱れ外圧にも怯えていた王国を、王権の強化と防衛からの逆侵攻により強大な皇国として生まれ変わらせた傑物。

異邦人であるカタギリを取り立てたことにより、その技術や知識を生かして他の国に先んじたことが、皇国躍進の契機となった。


威厳を保った物言いとは裏腹に気さくな所があり、器は大きい。

最も威厳が必要な場では冷徹にも振る舞える。

夜光らと会談した際は侍従長以外の目がない事もあり気さくな面が出ていたが、公式の謁見の場で同じようなやり取りがあれば、即刻夜光達の首は跳ねられていた。


対外戦争においては高い位階と伝説級称号からくる強力なスキルで、敵陣形を紙のように容易く引き裂く無敗無敵の猛将となる。

時間が取れると侍従長のカタギリと摸擬戦で実力を高めているせいで、この世界において至高の領域の強さを持っている。

例によってキャラ紹介です。

作者の忘備の意味合いもあります。


此処から数話挟んで5章へ移行します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ