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星月の異世界日記  作者: 山タコ
村編
9/15

目標

「そうか、この世界の文字はお前の世界とは違うのか」

いつも通りトスさんはリビングで武器の手入れをしていた。

「そうだ、だから俺はまず剣術でトスさんを超えることにした」

そう、俺が告げると。トスさんは急な宣戦布告に驚いた顔をして。

「ふ、ふははは!言うじゃねぇかお前」

そう爆笑し始めたのだ。

「俺はトスさんを超える、、そのためにもっと強くならなくてはいけない」

そうだ、俺はここでスローライフを送ろうとしているのではない、あの天使をぶっ飛ばす為に最強を目指すんだ!そのための第一関門としてトスさんに剣術で勝つんだ。

「じゃあ明日からは夜の実践を追加してやる」

笑い終えたトスさんがそんな提案をしてきた。

「実践?」

打ち込み稽古はやっているが、これ以上何をするんだろうか。

「この世界にはな、夜になるとアンデットという最弱の悪魔が現れるんだ。お前にはこれから朝はトレーニング、夜はアンデット狩りをしてもらう」

アンデットか、そういえばこの世界の夜に外に出た事はなかったな。そんな奴らがいるなんて。

そんな事を考えているとトスさんはニヤッとしながら。

「着いてこれるよな?」

その問いに対して俺は、、

「当たり前だ!」

そう返すのだった。


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