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星月の異世界日記  作者: 山タコ
村編
6/15

能力

「よし!ここら辺でいいか」

そう言い連れてこられたのは俺が目覚めた草原。

「あの、俺はまず何をすれば?」

そう言い、朝渡された木剣を腰に挿す。

「そうだなぁ、じゃあまずはこの世界の戦闘について教えてやる」

おっと、座学は苦手だぜ?

「能力について教えよう俺達人族は生まれて10歳になると一つだけ不思議な力が宿ると言われている。地域によって呼び方は変わるが、基本的に能力と呼ばれている。人族が唯一天使と悪魔と対抗できる力だ」

とんでもなくワクワクする座学じゃねぇか!

「トスさんはどんな能力を持っているんだ?」

「俺か?俺能力は真温(しんおん)、素材が最も美しくな姿を作る事が出来る」

まさに鍛冶屋らしい能力だな。俺の能力も早く知りたくなってきた!

「その能力はどうやって知る事が出来るんだ?」

そう聞かれるとトスさんはニヤッと薄ら笑いを浮かべ

「そう言うと思って持ってきたぜ」

そう言いながらトスさんが取り出したのは正八面体の透き通るガラスのような中に星のような煌めきがある物体だった。

「なんだそれ?」

「これは能力を知る事ができる魔石だ」

ほう、結構綺麗だな

「これを握りながら念じると魔石が割れて光が溢れてくる。それが頭に入ってきてそうすると能力がある程度分かるようになるんだ」

「随分と面白い方法だな」

そう言いながら俺はトスさんから魔石を受け取った。

そして、言われた通りに念じてみる。

(俺の力を教えてくれ!)

そう念じると突如魔石に亀裂が入った。そして音を立てて割れた魔石の中から光が溢れ出した。

「おぉ!」

そのなんともいえない美しさに俺はつい声を出してしまう。そしてその光が俺の頭に入ってくる。

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