目標
最初ほんのちょいトスさん視点入ります
(重い話を、してしまった)
俺は少し反省した。辛かったとはいえ年下の子にする話ではない。そう、俺が反省していると。
「辛かったんだよな、急に全てを失ったんだ」
そう言うとトスさんはバッ、と顔を上げた。その顔には困惑の色が見えた。
「俺にもそんな事があった。トスさんの気持ちは良く分かる。だからさぁ」
そのまま俺は続ける。
「最強になるついでに取ってやるよ。この村の仇」
俺は椅子から立ち上がって宣言した。
「ありがとう、、頼む、、!」
トスさんはそう言い俺の手を握っていた。
「すまんかったな!重い話をしてしまった!」
その夜、メシを食べている最中に言われた。トスさんはすっかりと気分を戻したようだった。
「構わないよ。むしろこれから助けてもらうんだそれぐらいはしないとな」
そう俺が言うとトスさんは笑い始めた。
「お前なぁ、最強になると言うからには神将級の兵士は勿論、天使の中の最強格熾天使様、悪魔の最強ルシファー様、まだまだ他にもいるんだぜ?」
聞いた事がある天使や悪魔ばかりだ。最強になるからには天使や悪魔でさえ敵なんだ。
「当たり前だ!だが、俺は戦闘に関しては知識しかない、だから稽古をつけて欲しい」
回想を聞く限り今知り合いはトスさんしかいないんだ、だからこの人に稽古をつけて貰うのが最も良い考えだ。
「勿論、俺も協力させて貰う!明日から始めるぞ!」
全く、テンションが高いな、、
「あぁ、よろしく頼む」
今回はネタが少なく短くなってしまいました。すいません。




