異世界での初遭遇
「んん、」
気づくと俺は見知らぬ草原の上に仰向けに寝そべっていた。
「来ちまったのかぁ」
ワクワクしたがその反面生き残れるかの不安もあった何を隠そう俺は無一文でなにも持っていないのだ。
「まずはなんかないか探索でもするか」
そう言って立ち上がって俺は歩き出した。
やはり1人というのは寂しいものだ、そう思ったのは歩き出して30分くらい立った頃だ。
「そうえば俺なんで家の中にいたはずなのに靴履いてるんだ?」
おそらくあの女がなんかしたんだろう、なんでか服も無地の古着みたいな物になっているし
「おっ」
そんなことを考えていると村のようなものが見えて来た。そこで俺は気づいた。
「言葉、、通じんのか?」
まぁ成せばなる、、か
そうして俺は村の中に入って行った。
そうして村に入ったのだが、
「どうゆう事だ?」
村のはずなのに人が少な過ぎるというより誰もいない?。そんな事を考えていると。
「おい、お前」
そう背後から話しかけられた。言葉が通じるとは思っておらず俺はすぐさま振り返った。
「はい!?」
そこにいたのはガタイのいい男が腕を組みながら探るように俺を見ていた。
「お前、旅人か?」
「あー、はい旅人というか最強を目指しているというか」
やべぇ字面だけ見たら完全に変な奴じゃねーか。
「…」
ほらぁ相手さんも黙り込んじゃったよ。誤解を解かなければ。
そう、思ったのだが
「お前、、、面白いなぁ!」
と、急に笑い始めたのだ。
「その、言っといてなんですが俺、この世界に来たばっかで」
そういうとその男に俺は事の顛末を話したすると
「となるとお前は異世界人なのか」
「まぁ、そうなりますね」
どうするかと思案していると
「分かった!俺がお前を手助けしてやる!」
唐突な話だった
「いいのか?こんな見ず知らずのやつ」
そう言うと
「あぁ、最初は変な奴だと思ったがその心意気、俺はお前が気に入った!」
ありがたい申し出だった、断る理由はない!
「あぁ、出来ればよろしく頼む」
そう言うと男は
「こちらこそ!」
そういい握手を交わした。




