はじまり
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いつもの世界、変わらない毎日、そんな退屈な世界
中学生三年生星月黎は軽度の厨二病を発症していた。その割には運動神経が良く調子に乗りやすい俗に言う、イタイ奴というやつになってしまった。
「はぁ」
そんな小さなため息を吐く、そんなイタイ俺は不登校を拗らせていた。
いつもの日常、自宅のリビングのソファに深々と座って天井へ顔を仰ぐとつぶやく
「“最強“になりたい」
これは俺の口癖だった、両親はおらず誰もいない小さな家でのいつもの嘆きになるはずだった。
「お前、最強に興味があるのか」
???、一瞬なにが起こっているのか分からなかった、気づくと俺は真っ暗ななにもない空間に立っていた。正確には羽の生えた人が空にいたのだが
「ちょちょちょ待て待て待て?」
そう俺がパニック気味に言うがそいつは気にも止めず発言してきた。
「星月黎、貴方さっき最強になりたいと言ったわよね?」
そう問われ
「待てその前にお前はなんなんだ、俺はさっきまで家にいたはずだろう!」
そんな問いかけも虚しくそいつは続ける
「貴方がこんな世界でちょっと強い所で最強なんてものにはならないわ」
正論だった、しかし俺はその言葉に強く反論した
「そんな事は分かってる!でも、こんな世界じゃ剣術も射撃術も戦闘に関する知識を持ってても最強の証明なんてできやしない!そんな世界じゃそりゃ最強なんかになれやしないさ!」
半ば吹っ切れながら俺はそいつに殴りかかった。しかし無情にも俺の攻撃は軽く避けられてしまった。
「あなたごときの攻撃は見るまでもないわ」
こいつが何者かなんて俺には分からない、しかしその圧倒的な戦力差を感じ俺は奥歯を噛んで俯いた。
「ねぇ、私の世界にこない?」
???本日二度目の混乱だった。
「何言ってるんだお前、頭でもおかしいのか?そんなファンタジーの世界みたいな話ある訳ないだろ」
我ながら良いツッコミだと思った
「そもそもこんな空間に立って話している時点でそんな反論は意味をなさないと思わない?」
、、、ごもっともだった。
「私の世界は法律なんてものはない、そこで本物の最強を目指してみない?」
信じれなかった、そんなファンタジーのような絵空事めいた話なんて、だから迷っていた。
その時、突如揺れたかと思うと地面に何やらポータルのようなものができており気付けばその女も消えていた。
「そのポータルの先に私達の世界が待ってる、命の補償なんてない、嫌なら引き返せば変わらない毎日が待っている、でも最強を目指すのなら、、登ってきなさい」
そう言い残すと完全な静寂が再び俺を襲った。
気付けば俺は笑っていた。
「ふっ、、ふはははは!」
狂ったのかと思った、自分でも分からなかった。少し間を空けて決心した。一歩を踏み出した、自身を勇気づける為のものだったのかそれとも宣言だったのか分からないが俺は一言呟いた
「登ってやるよ“最強“に」




