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勇者な幼なじみと魔法使いな俺  作者: 私の戦闘力は53万です
第一章
2/12

冒険1 勇者になった幼なじみとついでに俺

前回のあらすじ


俺、自己紹介。


魔法陣ドバァァァン!!


気がついたら城の中!!


では、冒険2


勇者になった幼なじみとついでに俺楽しんでください











俺が目を開くと城の中だった。とりあえず現状確認だ。

見たことない魔法陣だったからな、体に異常は…ないな。

んっ?右手に違和感が……









うおっ!!

伊、伊織!?……ああ、抱き留めたんだっけ?いきなりだからビックリしたよ。



ところで………

「あんたら、何の用だ?」少し威圧感をだすと同時に周りを囲んでいた兵士が警戒体制にはいった。


中の上ってところか……

こんなにも駆が冷静なのは理由がある。

魔法使いに達した駆の絶対的な自信も確かにあるが、なんといってもあの魔法陣か規模に比べて雑だったことだ。あれほど大掛かりな魔術は膨大な魔力が必要になる。だが、あの魔法陣が雑だったので必要以上の魔力が必要になっていた。

見たところ目の前の女性が術者だろうが感じられる限りたいしたことはない。

また、それ以上の術者も周りにいないことが駆に余裕を持たせていた。


「う、う〜ん」




「気がついたか、伊織?」

言葉を発しながらも周囲の警戒は怠らない。ここで後ろの者達が攻撃をしてきても即座に対処できる。



「か、駆?なんで君が私の部屋にいるんだ?」






この幼なじみは寝ぼけているようだ。

そう思うと駆は右手を振り上げ……これにより周りの兵士はさらに警戒するが、駆は構わずに振り下ろす!!

ごん!!!!!!!


「いった〜!?なにをするんだ君は!!」

若干、涙目がかわいいと思ったのは秘密だ。

『静かに!!周りをみてみろ』

駆の魔術である念話で頭に直接語りかける。

『ど、どこなんだ?ここは!?』

伊織は魔術師ではなく、ただ駆から存在を聞いているだけなので当然魔術は使えない。なので駆が表層意識から伊織の言葉を読んでいるだけだ。


『わからん。だが、目の前の奴らが原因であることは間違いないだろう。』


どうすべきかな…

駆ならばこの場にいる伊織を除いた人間を殺すことなど造作もない。そのあと転移魔術、もしくは異世界移動を使えばいい。だが駆はおよそ魔術師らしくない人間である。なのでその行動は考えにだしても、実行するきはない。


「あ、あの〜」

少し戸惑いながら話し掛けてきた。


向こうから話しかけてきたのなら好都合だと、伊織に目で制する。


「貴方方が勇者様ですか?」










はっ??????




今、目の前の人間はなんと言った?勇者?

目で伊織に尋ねる。間違いなく戸惑っている。

ということは………………

あの魔術は資格があるものを召喚する選定のようなものか?

だとしたら伊織だな………あの魔法陣は間違いなく伊織を中心に発生していた。それに俺が巻き込まれたというところか…。


なら話が早い

「それは恐らく彼女の方だ」

その言葉に伊織が驚く。まあ、当然だろう、彼女にはいきなり親友に勇者だと言われたのだから。


目で謝っておき、話を続ける。


「すまないがどこか話ができる場所に移動しないか?あと状況を説明して欲しい。いつまでも床、それに兵士に囲まれた状態では落ち着かないのだが」


その言葉に女性は

「あっ!すいません。とりあえず応接室に移動しましょうか!」

その言葉に駆は頷く。

そして立ち上がり伊織に手を貸す。

「大丈夫か?伊織」

それに頷き、手をとる。その目には"あとで説明しろ"オーラが漂っていたが。


「では、行きましょう」と言いながら歩いていく。それに駆、伊織はついて行く。手を繋いだままで……

駆にとってその行為自体は何かあった時にすぐ守れるようにだったのだが、伊織にとってはそうではないらしく顔を真っ赤にしている。

今は、そんな場合ではないのだがこれが女心というものか………。



移動中には城の道筋を把握しておく。










少年少女移動中…………










で、応接室についての第一声が

「ようこそいらっしゃいました!!勇者様!!」



この人は状況が分かってないのか?説明してくれと言ったはずなんだが……

まあいい。

「すまないが、さきほども言ったように状況がわかってないんだ。説明してくれないか?」



「はえっ?でもさきほど勇者のことを分かっていたみたいですが……」



しまったな…知らないふりをしておくべきだったか。


「ああ…すまない。それは召喚の魔法陣から判断したんだ」



結局正直にいうことにした。どうせ調べられたらわかることだからな…。



「魔、魔法陣から判断って….アレはかなり高度な魔法陣ですよ?それなのに…」


「俺のことは後回しにして状況を教えてくれ」


「す、すいません、それでは…」










少女説明中………………







なるほど、つまり今この国、いや世界が魔王に危機にさらせされていると……………










な ん だ !? こ の

テ ン プ レ 展 開

は !?







オーケー、俺。coolになろう!!落ち着け、落ち着け!!ふぅ〜〜……………………





な ん だ !? こ の

テ ン プ レ 展 開

は !?



落ち着けるか〜〜〜〜!!!!


長い魔法使い経験でも初めてだぞ!!しかも魔王!?

いや、確かに魔王は存在する。なんたって飲み友達だからな、あれ?俺未成年だよね?

いや、今は置いとこう。それでも世界を救えはないだろう!?

ほら!!隣の伊織も呆れて…………………………………めっちゃ目輝いてる!?


「それで、力を貸して欲しいのです!!」


ああっ!!話半分くらい聞き逃したぁ!!

いや、伊織さん?何してんの?なに頷いてんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「まて、伊織!!よく考えろ!!そんな簡単に了承するなァァァァ!!!!」

コイツは、魔王侮りすぎ!!あいつら半端ねぇんだぞ!!単体で俺くらいの魔力持ってんだぞ!!死ぬよ!?君達マジで死ぬって!!



「大丈夫さ。君が守ってくれるだろう?」いや、まあそんなこと言われたら………ねぇ?し、仕方ないな〜〜///



「えっと〜…話続けていいですか?」


うおっ!!!!いたの??恥ずかしいな〜///


「ああ、続けてくれ///」



「はい、では続けますと…」







少女説明中…………………









まあ、つまり纏めますと……………

今、この世界は魔王によって危機にさらされている。そして、その危機に対応するためにこの大陸の5大国がそれぞれ勇者を召喚して魔王を倒そうとした。だがいままで召喚に成功したほかの4大国の勇者は全員敗北。そして残りはここしかなく、この国に希望がかかっている。と、









え〜〜〜〜〜〜!!!!!なんか責任重大じゃねぇか!!やっぱりやめよう?ねえ、やめようよ!!





そんなに目輝かさないでさ!!帰ろう?帰ろうよ!!だから、その目はやめて!!




………ああ、もう駄目だ。ああなった伊織はとめられん。覚悟を決めるか、ハァァァァ………






「わかりました、いいでしょう。俺たちは協力しますが……」



「何でしょう?」



「コイツが勇者で間違いないんですね?」

伊織に指を指しながら聞く。


「あっ!そうですね、忘れてました」


忘れるなよ!!

「確認しましょう!だれか!!聖剣を持ってきてください!!」聖剣!?俺は使わないけどなんかテンション上がってくるな!!


伊織の目なんかキラキラとうりこしてギラギラしてるし!!


おっ!きたみたいだな、フム、中々の魔力、それにいくつか固有スキルもついてあるし………うん、いい剣だ!!


「では、イオリ様!抜いてみてください!!」


「うん。わかった!!じゃあ駆?抜いてみるよ!!」

「おう!やってみろ」


そう言うと伊織は少しずつ剣を鞘から抜いていき……

抜き終わると剣が光輝いた!!


「うわ!か、駆!!どうしたんだ、これは?」


「大丈夫だ、伊織。そのまま力を抜いて…そうだ!!そのまま少し待つんだ」


剣の魔力が伊織の体の中へと徐々に徐々にと浸透していく。

その様子を見ながら俺はその聖剣を解析していく。

………………………………フム、本当にいい剣だ、俺の愛刀といい勝負になるな!


剣のランクはA++ってところか……そろそろ終わるな。



「ふう〜、なんか凄く疲れたよ、駆。」


「お疲れ様、伊織。」


「では、これでイオリ様が勇者で間違いないですね!!よかった〜」


それと同時にこの部屋を監視していた気配が遠ざかっていく。


「では、自己紹介をしましょうか。私の名前はリイン・ローレライ・ホーリィシウム。この国で召喚の巫女をしています。リインとお呼びください」


「よろしくリイン。俺の名前は水元 駆。カケルで構わない」


「私は火元 伊織。私もイオリでいいよ」



この瞬間、俺の幼なじみは勇者となった。

かなり疲れたよパト〇ッシュ……………

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