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詩ですⅡ

ゆきのころ

作者: みなはら

人は雪のようですね



従兄がなくなった


その知らせがとどいた



自分の父親と同じ病名だった


父親は二ヶ月と告げられてから

三月ほど生きていったが


従兄は告げられてから二日でいった



あっという間のことだった

そのことを連絡を受けてから知った



式は雪の日


親族がよばれて母親が出かけていった



春の雪


朝からかなり降っていた雪は


午後には止んで陽が出て

あっという間にとけて消えた



子どもの頃

若かりし頃に逢った従兄の顔



春の雪の日の景色のように


その姿を今も憶えている


その朝の雪

挿絵(By みてみん)

気温が下がっていなかったので、窓を開けるまで雪とは思いませんでした。


写真は出先での、桜の蕾の枝に積もった雪の景色です。



雪の日の午後

挿絵(By みてみん)

昼頃にはまだ曇りですが、徐々に陽が出て朝の雪は溶けてゆきました。


写真は雪雲の山の峰と、咲いていた梅の花をおさめた景色です。

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― 新着の感想 ―
人は雪のよう。そうですね。いつか消えてなくなる。 でもきっとその情景を心に留めて前に進む者もいるのでしょうね。 もっと長い視点、地球規模なら人の歴史はほんの一瞬。 でも、太古の植物が我々にエネルギーを…
 身体は冷たくも心穏やかに魂も解けたかのようですね。
おつらいですね……。 確かに人の生は雪と似ているのかも知れません。 降る雪がいつかはやむように、みなはらさんの心にも春が訪れますように。 春の雪の日の景色はいつまでも残るのだと思います。
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