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独りの夜、独り言

時計が指すのはぐるりと一周した後 2の場所


外は暗くて街頭の灯りが眩い、寧ろ暗闇に慣れた私の目には少し痛いくらいで。



窓を少しだけ開けたらそよそよ前髪を揺らしてくる風に誘われるよう


「あ 、 海へ行こう」




そんな事が浮かんで来た 。




当然電車は無いし 、 自転車で行く訳にも行かないし 。



バイクを日頃自慢してくるうざったい友達のLINEを開いたら どうやらクラブにいるみたい 。



「もうなんでもいいや」



元彼が置いていったナイキのサンダルは近所のコンビニ用にまだ置いてあった 。 それを履いて家を出たらちゃんと鍵締めて…「行ってくるね」って誰に行ってんだか 。生憎独り身万歳人生生きてるからどうでもいいけどね 。




夜風が私を包む 、さっきまで布団に潜り込んでいたからか熱を帯びた体にはそれがとても心地よくて



深夜に海に行きたくなることたまにあるしバイクの免許でも取ろうかな、なんて考えてる



夜中に部屋着のまま部屋を抜け出してバイクで海まで行くんだ 。



まあバイクは短パンで乗ろうとなんて思わないけどさ 。




歩いて10分もしない内に近所のコンビニに着いてしまった 。新発売って書いてあるちょっと高めの新作スイーツを買って出てすぐに食べる、ちょっと甘くてなんだろ 。 何かを思い出してさ 、代わりにどうして家出てきたんだろって どこに行きたかったんだっけ?



もういいや 、 今日は帰ろ 。





またいつの日かの私へのお預けね 。

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