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人を愛した化け物
私は人の姿をした野獣。
そんな自分が嫌いで仕方がなかった。
普通の人の体に水色の長い髪に、頭に生えている二本の野獣のような角。
こんな姿じゃ、人と逢えないから自分の体が嫌いだった。
それから1000年たった。
人は文明を作り上げて、今では豊かな世界で裕福に暮らしている。
それに比べて私は全く変わってない。
悲しいくらいに。
そんなある日私は、人のまねごとを始めた。
近くにいらない物を捨てる所に少し汚れているシャツと黒いズボンがあった。
そこからその服を拾い、自分に着させる。
少しぶかぶかだったが、ぴちぴちよりましか、と思う。
その後、壊れている家があったのでその家のレンガを使って大きな城を作った。




