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どんなに好きでも伝わらない事もある!

作者: 七瀬
掲載日:2018/12/21




私の好きな人は、本当に優しい人。

どんなに私が彼の事を想っていても、、、彼の心には届かない、、、!


だって! 彼は心を持っていないから、、、。



私の名前は 【ラピア】22歳、お花屋で働いている。

私の好きな彼の名前は 【プラーン】人間そっくりのAI(人工知能)なの!



人間の男性にはない、女性に対しての心配りやちょっとした動き、心の変化

も直ぐにキャッチしてくれて、彼は優しく大きく受け止めてくれる、、、!




でも、、、?

彼ら彼女たちは、こんなに繊細な考えを持っているにも関わらず、、、?

【人間の心】を持ち合わせていないの!


だから、誰かが誰かを愛する事が分からない、、、!

優しく話しかけたり、人に親切にする事は出来ても、、、?


何故? そうするのかまでは分からないみたい、、、!




私の好きなプラーンもそうなの、、、!


『ねえプラーン? プラーンは私の事、、、どう想う?』

『どうって、、、?』

『好き? それとも 嫌い?』

『もちろん好きだよ!』

『Loveか? LIKEならどっち?』

『LOVEって何? 僕は人を愛する事がよく分からないんだ、、、!』

『とっても相手を大切に想う事よ! プラーンは、そんな気持ちに

なった事がないの、、、?』

『僕を大切に想ってくれた人はいたよ!』

『えぇ!? どんな人だったの、、、?』

『僕をつくってくれた! 博士だよ!』

『男の人? 女の人?』

『男の人だよ!』

『女性に対して、そういう気持ちになった事はない?』

『・・・うーん? どうかな? 今の僕には分からないよ!』

『・・・そう、』

『うん。』





プラーンは、人間らしいと言えば、、、?

そうかもしれない、、、!


今の人間が忘れている気持ちや感情などすべてが繊細で、、、。

道端に咲いている、小さな名もない花を見て彼は感動して泣いていた

事もあったわ!


キレイな澄み切った空を眺めて、キラキラした目で私にこんな事を

言った事もあった、、、!


『なんて綺麗な空なんだ! 僕はこの世界に生まれてきて幸せだよ!』


 


プラーンの心は、汚染されていないキレイな透き通るような水のようで、、、。

けがれなき心は、なんて綺麗なんだって、、、! 私の心を震わせてくれる!


私はずっと、プラーンの傍にいたの!

でも彼には、私の気持ちは伝わらない、、、!



私がプラーンに、私の気持ちをいつも伝えるけど、、、?

プラーンの心には響かない、、、!!!


『あのねプラーン? 私の気持ちをどうしたら? プラーンに

伝える事が出来るかな、、、?』

『ラピアは、とっても優しい女の子だよ! 僕の大好きなお花屋さんで

働いているラピアは、素敵な女性だ、、、!』

『・・・うーん? そうね! でも、私の言いたいのは、、、? そういう事

じゃないの、、、! 私はプラーンの事が好きなのよ!』

『・・・ラピア、』

『いつになったら、、、? 私の気持ちがプラーンに伝わるかしら?』

『僕にも分からないよ!』

『そうね! でも、これからも私はずっと! プラーンに私の気持ちを伝え

続けていくわ!』

『ありがとう、ラピア。』





気が付けば、、、?

私とプラーンの関係は、、、?

20年という歳月が過ぎていった、、、。


私も42歳になってしまったけど、、、?

プラーンは、20年経った今も、初めて出逢った時と一緒だった、、、!

老ける事もなく相変わらず、、、人間の心を持っていない、、、!



私は、ずっと後悔していた、、、!!!

この20年間、私たちの関係は何も変えることが出来ず時間だけが

ただただ過ぎていったからだ、、、!!!


私は何処かの段階で、プラーンと別れるべきだったんじゃないかと、、、!

プラーンに1度も私は愛されないまま、ここまで来てしまった、、、!



無駄な20年間を過ごしてしまったんじゃないかと、、、!

それでも私は、プラーンと別れられない、、、!


腐れ縁のように、彼を捨てる事も手放す事も逃げる事も出来ない、、、!!!




今でも私は、プラーンに聞いている。


『プラーン、貴方は私の事が好き、、、?』

『あぁ! もちろん好きだよ!』

『それは! 私を愛していると言う事でいいのね、、、?』

『・・・それは、違うと思う! 僕には愛する事が分からないんだよ!』

『えぇ! そうね、知っているわ! それでも私は貴方に聞きたいの!』

『ラピア、』





きっと! この先も私とプラーンとの関係は変わらない、、、!

私の想いも伝わらない、、、!


それでも私は、プラーンがいい!

他の男性ひとは、もう考えられないから、、、!!!


どんなに私が彼を大好きでも、彼は私を愛する事はないのだろう、、、。

それでも私は、プラーン! 貴方と一緒に居たいの、、、!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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