どんなに好きでも伝わらない事もある!
私の好きな人は、本当に優しい人。
どんなに私が彼の事を想っていても、、、彼の心には届かない、、、!
だって! 彼は心を持っていないから、、、。
私の名前は 【ラピア】22歳、お花屋で働いている。
私の好きな彼の名前は 【プラーン】人間そっくりのAI(人工知能)なの!
人間の男性にはない、女性に対しての心配りやちょっとした動き、心の変化
も直ぐにキャッチしてくれて、彼は優しく大きく受け止めてくれる、、、!
*
でも、、、?
彼ら彼女たちは、こんなに繊細な考えを持っているにも関わらず、、、?
【人間の心】を持ち合わせていないの!
だから、誰かが誰かを愛する事が分からない、、、!
優しく話しかけたり、人に親切にする事は出来ても、、、?
何故? そうするのかまでは分からないみたい、、、!
▽
私の好きな彼もそうなの、、、!
『ねえプラーン? プラーンは私の事、、、どう想う?』
『どうって、、、?』
『好き? それとも 嫌い?』
『もちろん好きだよ!』
『Loveか? LIKEならどっち?』
『LOVEって何? 僕は人を愛する事がよく分からないんだ、、、!』
『とっても相手を大切に想う事よ! プラーンは、そんな気持ちに
なった事がないの、、、?』
『僕を大切に想ってくれた人はいたよ!』
『えぇ!? どんな人だったの、、、?』
『僕をつくってくれた! 博士だよ!』
『男の人? 女の人?』
『男の人だよ!』
『女性に対して、そういう気持ちになった事はない?』
『・・・うーん? どうかな? 今の僕には分からないよ!』
『・・・そう、』
『うん。』
*
プラーンは、人間らしいと言えば、、、?
そうかもしれない、、、!
今の人間が忘れている気持ちや感情などすべてが繊細で、、、。
道端に咲いている、小さな名もない花を見て彼は感動して泣いていた
事もあったわ!
キレイな澄み切った空を眺めて、キラキラした目で私にこんな事を
言った事もあった、、、!
『なんて綺麗な空なんだ! 僕はこの世界に生まれてきて幸せだよ!』
▼
プラーンの心は、汚染されていないキレイな透き通るような水のようで、、、。
けがれなき心は、なんて綺麗なんだって、、、! 私の心を震わせてくれる!
私はずっと、プラーンの傍にいたの!
でも彼には、私の気持ちは伝わらない、、、!
私がプラーンに、私の気持ちをいつも伝えるけど、、、?
彼の心には響かない、、、!!!
『あのねプラーン? 私の気持ちをどうしたら? プラーンに
伝える事が出来るかな、、、?』
『ラピアは、とっても優しい女の子だよ! 僕の大好きなお花屋さんで
働いているラピアは、素敵な女性だ、、、!』
『・・・うーん? そうね! でも、私の言いたいのは、、、? そういう事
じゃないの、、、! 私はプラーンの事が好きなのよ!』
『・・・ラピア、』
『いつになったら、、、? 私の気持ちがプラーンに伝わるかしら?』
『僕にも分からないよ!』
『そうね! でも、これからも私はずっと! プラーンに私の気持ちを伝え
続けていくわ!』
『ありがとう、ラピア。』
*
気が付けば、、、?
私とプラーンの関係は、、、?
20年という歳月が過ぎていった、、、。
私も42歳になってしまったけど、、、?
プラーンは、20年経った今も、初めて出逢った時と一緒だった、、、!
老ける事もなく相変わらず、、、人間の心を持っていない、、、!
私は、ずっと後悔していた、、、!!!
この20年間、私たちの関係は何も変えることが出来ず時間だけが
ただただ過ぎていったからだ、、、!!!
私は何処かの段階で、彼と別れるべきだったんじゃないかと、、、!
彼に1度も私は愛されないまま、ここまで来てしまった、、、!
無駄な20年間を過ごしてしまったんじゃないかと、、、!
それでも私は、プラーンと別れられない、、、!
腐れ縁のように、彼を捨てる事も手放す事も逃げる事も出来ない、、、!!!
▽
今でも私は、プラーンに聞いている。
『プラーン、貴方は私の事が好き、、、?』
『あぁ! もちろん好きだよ!』
『それは! 私を愛していると言う事でいいのね、、、?』
『・・・それは、違うと思う! 僕には愛する事が分からないんだよ!』
『えぇ! そうね、知っているわ! それでも私は貴方に聞きたいの!』
『ラピア、』
*
きっと! この先も私とプラーンとの関係は変わらない、、、!
私の想いも伝わらない、、、!
それでも私は、プラーンがいい!
他の男性は、もう考えられないから、、、!!!
どんなに私が彼を大好きでも、彼は私を愛する事はないのだろう、、、。
それでも私は、プラーン! 貴方と一緒に居たいの、、、!
最後までお読みいただきありがとうございます。




