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いらない

作者: 茜空

 欲しいものがあった


 掴みたいものがあった


 ただ手元にはないから


 行くしかなかった


 行った先には人がいて


 僕の分はもう無かった


 欲しかったけど


 もう無かった


 だから次に欲しいものがある所に行った


 まだ残ってた


 残ってたけど僕のものでは無かった


 そこにあったけど


 僕のものでは無かった


 だから僕は手ぶらで帰った


 追い出されるように


 僕は手ぶらで帰った


 次に欲しいものがある所へ行った


 僕はただ欲しいものが欲しかっただけ


 手に入れるためにどうしたらいいのか


 どうすれば手に入るのか


 分からなかった


 だから次はまずどうしたらいいのか聞いた


 でも教えてくれなかった


 欲しいものをどうやって手に入れるのか


 誰も教えてくれなかった


 だから僕は欲しいものを諦めた


 欲しくないものばかりが増えていく


 欲しいものは無い


 諦めて諦めて


 他の人がいらなくなった時に


 上げると言われてもいらなかった


 僕に欲しいものは無い


 そのうち欲しいものは全てゴミになった


 ゴミの山の中で寝転がっても

 

 それはゴミだった



必要最低限のものすらいらなくなったら人はどうなるのでしょう?

必要最低限のものって何でしょうか?

あなたにとって、手元にある希望とはなんでしょうか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 考えさせられる内容でした。 詩を書けるのは凄いなと思います。
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