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タツヤは、テーブルに置かれたステンレスの皿の蓋を、
「これは、ガーリックが効いたニシキヘビのステーキ」
「これは、カブトムシの幼虫とシロアリの炒めものとゴキブリの天ぷらの3色セット」
「これは、イナゴの佃煮。この中では、一番の高級品だよ」
と言いながら、一つずつゆっくりと開けていった。
タツヤは、これらを見ても、表情ひとつ変えていない。
くるみは実際、たいしてお腹が空いているわけではなかった。ここに来たのも、タツヤに誘われたからだ。